昔ながらの推理アドベンチャーゲームって、やっぱり最高！
【ウィッシュルーム・天使の記憶 / 任天堂 / ニンテンドーDS】
2007年に発売された、
心にじんわりと染みわたる名作アドベンチャーゲームをご存知でしょうか？
本作は、元刑事の主人公が
ホテルの一室で起こる様々な事件に巻き込まれ、濃厚な一日を過ごす物語です。
どこか懐かしい昔ながらの推理アドベンチャーの面白さが、
DSというプラットフォームで完璧に再現されています。
今回は、そんな『ウィッシュルーム・天使の記憶』の魅力について、
改めてお話しさせてください。
「一体このゲームの何がそんなに面白かったのか？」
この記事を読めば、きっとあなたもこの美しい世界に浸りたくなるはずです。
『ウィッシュルーム』って、どんなゲーム？
このゲームは、2007年に任天堂から発売された、
ニンテンドーDS専用の推理アドベンチャーゲームです。
プレイヤーはホテル内を探索し、
気になる場所を調べ、アイテムを入手します。
また、ホテルのオーナーや宿泊客と話すことで情報を集め、
次々と起こる事件の謎を解き明かしていきます。
特筆すべきは、そのゲームのボリュームです。
一般的な推理アドベンチャーが数時間で終わるのに対し、
本作はなんと12時間以上も楽しめます。
しかし、その長さは全く苦になりません。
物語が海外ドラマの「24」のように、
時間ごとに区切られた「エピソード形式」で進行するからです。
1時間ごとに新しい事件が発生し、
それを解決していくという展開なので、
サクッと遊んで区切りをつけやすいのも大きな魅力です。
昔ながらのシステムと現代的なストーリーテリングが融合した、
まさに理想的なアドベンチャーゲームと言えるでしょう。
見た目も中身も、すべてが一級品
本作の最大の魅力は、その「雰囲気」にあります。
DSのゲームでありながら、
キャラクターの渋さ、物語の切なさ、そして心に響く音楽など、
ゲームシステム以外の部分もすべてが完璧に作り込まれています。
まるで上質なサスペンスドラマや映画を観ているかのようです。
また、ミステリーゲームにありがちな派手な演出や、
プレイヤーを驚かせるような要素はありません。
淡々と、しかし確実に物語は進んでいきます。
そのため、怖いものが苦手な方でも安心して楽しめる、
珍しい「心が癒される推理アドベンチャー」なのです。
子供の頃にプレイしても面白いと思いますが、
大人になってから遊ぶと、この渋い世界観と物語の切なさに、
より深く感情移入できるはずです。
このゲームを買おうか悩んでいるあなたへの、最後のプレゼン
「遊ぶ時間がない…」
「DS本体がないし…」
そんな風に、この最高のゲームをプレイする機会を逃そうとしているあなたへ、
最後のプレゼンです。
- 遊ぶ時間がない？
1エピソードが1時間ほどで終わるため、短時間でも十分に満足できます。いつでもセーブができるので、空いた時間に少しずつ進めるのもおすすめです。
- DSを持っていない？
ニンテンドーDSにはたくさんの名作アドベンチャーゲームがあります。これを機に本体を手に入れて、アドベンチャーゲーム専用機として楽しんでみてはいかがでしょうか。もちろん、ニンテンドー3DSでも遊べます。
- 安くなってから買おう？
現在、完品状態で650円という、驚くほど手頃な価格です。12時間以上遊べるボリュームを考えれば、コストパフォーマンスは最高です。
『ウィッシュルーム』は、伝説のプレミアソフトになるか？
それでは最後に、このゲームの将来性を分析してみましょう。
- このゲームは面白い？
派手さはないものの、渋い魅力があり、非常に面白いです。これはプラス要素です。
- 他のプラットフォームで遊べる？
リメイク版もダウンロード配信もありません。これは大きなプラス要素です。
- ゲームメーカーは？
任天堂という超大手メーカーです。これは大幅なマイナス要素です。
- 売れた？
21万5千本以上と、アドベンチャーゲームとしてはかなりの売上を記録しています。これも大幅なマイナス要素です。
これらの要素を総合的に判断した結果、
このゲームが今後「プレミアソフトになる確率」は…10%です。
任天堂から発売され、大ヒットした作品のため、プレミア化は難しいでしょう。
しかし、続編である
『ラストウィンドウ 真夜中の約束』が現在でも
1,980円ほどの高値を維持していることを考えると、
本作もじわじわと価値が上がっていく可能性は秘めているかもしれません。
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