諦めずにクリアした自分を、心から誇りに思えるRPG!

【優しさの仮面を被った、とてつもない迷宮の魔物】
『携帯電獣テレファング2』
スマイルソフト / ゲームボーイアドバンス
2002年に発売された、忘れられないRPGをご存知でしょうか?
ジャンル:RPG(ポケモン系)
攻略に必要なプレイ時間:約20時間(迷宮に迷わない場合)
こんな人におすすめ:ダンジョン探索とハードコアな冒険が好きなすべての人へ
最近、さまざまなレトロゲームの感想を書いていますが、
今回どうしても熱く語りたい一本があります。
それが、ゲームボーイアドバンスで発売されたRPG、
『携帯電獣テレファング2』です。
一見すると、可愛らしいモンスターたちが登場する、
ごく普通の「ポケモン系RPG」。
しかし、その可愛らしい見た目の裏には、
プレイヤーの精神をゴリゴリと削り、
そしてクリアした時に、これ以上ないほどの達成感を与えてくれる、
とんでもない冒険が隠されていました。
「一体、このゲームの何がそんなに凄かったのか?」
この記事を読めば、
きっとあなたもこの「魔のRPG」に挑みたくなるはず。
さあ、鋼の精神を手に、唯一無二の電獣世界へ旅立ちましょう!
『携帯電獣テレファング2』は、どんな伝説のRPG?
このゲームは、2002年にスマイルソフトから発売された
ゲームボーイアドバンス専用のRPGです。
物語は、行方不明になった父親を探すために、
電獣たちが住む不思議な世界へと足を踏み入れることから始まります。
ゲームシステムは、
コマンド選択式の王道RPGでありながら、
従来のポケモン系ゲームとは一線を画す、ユニークなシステムが満載でした。
- 仲間にする方法が豪快すぎる!
モンスターボールのようなアイテムは使いません。力でねじ伏せて、その強さを認めさせ、電話番号を交換して「友達」になるという、非常に豪快かつ熱いシステムでした。もちろん、プレゼントを渡せば、より仲良くなれるという人間味あふれるシステムも健在です。
- いつでもどこでも仲間を呼び出せる!
パーティーを組んで冒険するのではなく、メインのモンスターを連れて、他の仲間は電話をかけて呼び出すシステム。遠い場所で仲間にしたモンスターほど、駆けつけるのに時間がかかるというリアルな設定も、冒険の臨場感を高めてくれました。
そして、前作からさらに進化した『テレファング2』ならではの追加要素が、
プレイヤーの前に立ちはだかります。
- シンボルエンカウントの革命
戦闘システムが、姿が見えるシンボルエンカウントに変更されました。これにより、目的のモンスターだけを狙って戦闘できるという、画期的なシステムが実現しました。
- 鬼畜すぎるフレンドシステム
仲間にしたモンスターに電話をかけないと、信頼度が下がってしまうシステムが導入されました。放っておくと「僕のこと嫌いになった?」と切ないメッセージが届き、最終的には電話番号を削除して去ってしまうという、現実さながらの厳しい友情が試されることになります。
- もはや迷宮!前作を凌駕するダンジョン
前作でも広大だったダンジョンが、さらに凶悪な広さになって帰ってきました。しかも、頼みの綱だったマップ機能が廃止され、本当に手探りで進むしかありません。ウィザードリィ好きですら音を上げるほどの、超硬派な迷宮が、プレイヤーを待ち構えていたのです。
見た目は普通のRPGなのに、
その内容は、RPGの常識を覆すほどの硬派さ。
エンディングまでたどり着いた自分を、心から褒めたくなる、
そんな伝説のRPGなのでした。
【プレイヤーの心を折りにくる、精神修行のようなシステム】
このゲームの魅力は、
その「辛さ」を乗り越えた先にあると言っても過言ではありません。
まずは、多くのプレイヤーが心を折られた、挑戦的なシステムからご紹介しましょう。
- 追跡型シンボルエンカウントの恐怖
シンボルエンカウントになったことで、無駄な戦闘を避けられるかと思いきや、モンスターの追尾能力が半端ない!特にダンジョン内では逃げ場がなく、ほとんど毎回戦闘になるという厳しい現実が待っていました。
- 「かまってちゃん」な電獣たち
凶悪なダンジョンを必死に攻略している最中に、懐かしい仲間から「最近会ってくれないね」とメールが届く。その罪悪感と、メールボックスが「疎遠になった電獣からの未読メール」で埋まっていく恐怖は、まさに恋愛シミュレーションさながらでした。
- 地図なき迷宮の旅
前作にあった便利なマップ機能が、なぜか今作では消失。広大なダンジョンで方向感覚を失い、「ここはどこだ…」と何度も呟きながら進むことになります。しかし、この絶望的な状況を乗り越えた時の達成感は、他のRPGでは決して味わえません。
これらの厳しい要素は、確かにプレイヤーの精神をゴリゴリと削ってきます。
しかし、このゲームは、そんな苦難を乗り越えさせるだけの「ご褒美」も用意していました。
【苦労を吹き飛ばす、爽快なゲームシステム】
- 目的のモンスターを狙い撃ち!
このゲームのシンボルエンカウントは、他のゲームのそれとは一味違います。特定のモンスターを仲間にしたい時、姿が見えるのでそのモンスターに突っ込んでいけば、100%出会うことができるのです!これは、ポケモン系のRPGにおいては、まさに革命的なシステムでした。
- 回復アイテムを使いまくれ!
戦闘中に回復アイテムが使えるようになったことも、大きな変更点です。毎ターン全快にしてバトルをすることも可能になり、お金さえあれば、どんな強敵にも挑めるようになりました。
- 一撃必殺の「電魔」
モンスターそれぞれが持つ必殺技「電魔」の存在も、ストレス軽減に大きく貢献しました。大量に発生する戦闘を、一瞬で終わらせることができる爽快感は最高でした。
- 敵が落とす「ドーピングアイテム」
なんと、敵を倒すと高確率でアイテムをドロップするのです。しかも、低確率ながらHPや攻撃力を上げるドーピングアイテムを落とすことも!広すぎるダンジョン探索も、「次はどんなアイテムが手に入るかな?」というワクワク感で乗り切ることができました。
このゲームを買わない理由が、もはや見つからない!あなたへの最終プレゼン
「クソゲーだろ?」なんて世間の声に惑わされているあなたへ、最後のプレゼンです。
- クリアできるか不安?
このゲームは、誰でもクリアできる優しいゲームではありません。ウィザードリィが大好きな僕ですら、途中で諦めそうになりました。しかし、バトルの難易度自体は、回復アイテムを大量に持ち込めば乗り切れます。必要なのは「鋼の心」だけです!
- 安くなってから買おう?
ソフト単体で780円と、もはや破格の値段です。これ以上下がることはまずないでしょう。
- プレミアソフトになる確率は?
世間的にはそこまで知名度は高くないものの、熱狂的なファンがいる隠れた名作です。ダウンロード配信もなく、スマイルソフト自体がもう存在しないこともあり、現物で遊びたいという需要は必ず高まります。
このゲームは、
その「不親切」さが、逆に唯一無二の魅力になっている稀有な作品です。
多くの人が敬遠するからこそ、今、このゲームを手に取る価値があるのです。
いい所も悪いところも、すべてが愛おしい特別なRPG。
それが『携帯電獣テレファング2』です。
780円という良心的な価格で、
これほど濃密な冒険が体験できるなんて、奇跡以外の何物でもありません。
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