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ボードゲームの常識を破壊せよ!ドカポンでもカルドセプトでもない、新時代のRPG系ボードゲーム『ソウルマスター』の斬新な挑戦

ボードゲームの常識を破壊せよ!ドカポンでもカルドセプトでもない、新時代のRPG系ボードゲーム『ソウルマスター』の斬新な挑戦

あなたは、「ボードゲーム」「RPGの育成要素」が加わった、

中毒性の高いタイトルを求めていませんか?

 

もし、『ドカポン』の対人戦の駆け引きと、

『カルドセプト』の戦略的な土地の奪い合いに、

さらに「奥深いモンスター育成・合体システム」が加わったら、

それはどんなに面白いゲームになるでしょうか?

 

その答えこそが、

1997年にコーエーからPlayStation専用ソフトとして発売された、

摩訶不思議な名作ボードゲーム、『ソウルマスター』です。

 

「ボードゲームなのに、モンスターを育成していくのが、とても斬新」

 

この一言こそが、本作の全てを物語っています。

 

これは、単なるボードゲームの亜種ではありません。

 

それは、RPGの成長の喜びと、

ボードゲームの駆け引きの楽しさを、誰も想像しなかった形で融合させた、

新時代のボードゲームなのです。

🎮 ソウルマスター 概要

 

発売

1997年 / コーエー

機種

PlayStation

ジャンル

ボードゲーム・RPG

参考価格

980円前後(完品状態)

所要時間

1マップあたり30分~40分

 

「ドカポンが好き」「カルドセプトが好き」「ボードゲームが好き」

 

これらの条件に一つでも当てはまるなら、

この完品980円前後で手に入るタイトルは、

あなたのゲーム棚の「もっと続いて欲しかった名作」になることをお約束します。

 

この記事では、

その独自の面白さ、そして、なぜ今あなたがこのレトロゲームを手に取るべきなのか、

その理由を熱く語っていきたいと思います。

 

 

摩訶不思議なシステム:ボード上の全てが「修行」に繋がる

 

『ソウルマスター』の物語は、

新米の魔法使いであるプレイヤーが、「ソウルマスター」という大魔法使いを目指し、

日夜修行に励んでいくという最高の始まりになっています。

 

ゲームシステムは、

ボードゲームにRPGの育成要素をプラスした、独自のものです。

 

しかし、単なる「サイコロを振って進む」だけでは終わらない、

戦略的な自由度の高さが特徴です。

 

プレイヤーは1ターンに2回だけ行動できます。

 

この2回のアクションをどう使うか。この判断こそが勝負の鍵です。

 

1. 土地を「ソウル」に変える戦略

 

マップ上には様々な土地が存在します。

 

プレイヤーは土地に止まり、「マーク(制圧)」することで、

その土地から「魔法使いとしてのパワー」を吸収します。

 

これが、プレイヤー自身の能力アップに直結します。

 

『カルドセプト』のように土地を独占し、

ライバルから通行料を奪う要素はありませんが、

「いかに効率よく土地を増やし、自分を鍛えるか」という、

独自の土地争奪戦が繰り広げられます。

 

自分の成長を優先するのか、それともライバルの成長を妨害するのか。

 

ボードゲームの駆け引きが存分に楽しめます。

 

2. 集め、合体させ、最強を目指すモンスター育成

 

本作最大の斬新な要素こそ、このモンスター育成です。

 

土地には様々なモンスターが潜んでいます。

 

そして、モンスターを倒すことで、

そのモンスターをそのまま仲間にすることができます。

 

仲間にしたモンスター同士を「合体」させることで、

より強力なモンスターを生み出し、強化することができます。

 

この「移動する」「マークする」といったボードゲームの要素に加えて、

「探索する」「モンスターを合体させる」というRPG的な行動が加わることで、

ゲームの奥行きは格段に増しています。

 

色々な土地に行って、色々なモンスターを仲間にし、最強を目指していく。

 

このワクワク感は、ボードゲームでありながら、

本格的なRPGの楽しさを提供してくれます。

 

3. 絶妙なリセットと「試験」の重要性

 

ここで、本作のシステムが持つ絶妙なバランスが光ります。

 

せっかく強化したモンスターですが、

次のマップには連れていくことができません

 

ボードゲームの特性上、一方的な展開を防ぐため、

マップクリアごとに全てがリセットされます。

 

しかし、これはネガティブな要素ではありません。

 

「マップをクリアすること」「魔法使いの試験」は、

別個に重要になってくるのです。

 

マップのボスを倒してクリアを目指すのも大事ですが、

「ボスを無視して、延々とモンスターを強化し、そのマップ内でライバルたちを蹴散らす」という立ち回りも、非常に有効なのです。

 

なぜなら、そのマップで育てたモンスターは、

「その後の魔法使いの試験」で、プレイヤーの成長の証として活かされるからです。

 

ボス討伐の面白さ、モンスター強化の面白さ、ライバル蹴散らしの面白さ

 

この三つの魅力が相互に作用し、

ボードゲームとしての戦略性を何倍にも高めてくれるのです。

 

 

30分~40分の絶妙なゲームサイクル

 

本作のもう一つの大きな魅力は、プレイ時間の絶妙さです。

 

1マップをクリアするのに、だいたい30分から40分という、

短すぎず長すぎない時間に収まっています。

 

これが20分程度だと、

「もっと遊びたかったのに!」という消化不良に陥りますし、

60分を超えると、「セーブなしで1時間はきつい」という疲労感に繋がります。

 

その中間である30分~40分という長さは、

「寝る前のちょっとした時間」でも、「友達と手軽にサクッと対戦」するにも、

最高の絶妙さなのです。

 

コンピューターはガンガンにボスを狙ってきますから、

プレイヤーは「まだ早いよ!!」となればライバルを妨害し、

「もう十分かな?」となれば自分が成敗に向かうという、

常にボード上の状況を見て判断を迫られます。

 

この「足の引っ張り合い」の面白さも、本作の中毒性を高めています。

 

 

唯一の心残り:あと一歩で「神ゲー」だった理由

 

そんな新感覚のボードゲームですが、

もっと続いて欲しかったファンとして、一つだけ妄想してしまう点があります。

 

「戦闘が短ければ、絶対に神ゲーになれた」

 

結局はここに尽きます。

 

モンスターとの戦闘時間が、他のボードゲームに比べて長めなのです。

 

もちろん、敵の戦闘はカットできる優しさ(これは本当にありがたい!)があるものの、

プレイヤーの戦闘がサクサク進んでくれれば、

ボードゲームとしてのテンポは格段に向上したでしょう。

 

『ドカポン』や『カルドセプト』のように、

一瞬で戦闘が終わる快適なシステムが搭載されていたら、

この「モンスター育成ボードゲーム」は、

『ソウルマスター5』くらいまで発売されていたと、多くのファンは確信しているはずです。

 

 

最後のプレゼン:斬新なボードゲームの開拓者を体験せよ

 

「遊ぶ時間がないと思っているのであれば」

 

1マップ30分から40分。

 

寝る前のちょっとした時間に、魔法使いの修行を始めてみてください。

 

「クリアできるのか不安というのであれば」

 

このゲームは、最後にどのくらいの成績だったのか?を競うゲームです。

 

誰でもエンディングまで行けますから、

安心して「独自の育成と戦略」を試してみてください。

 

ソウルマスターのまとめ

 

「このゲームでしか味わえない面白さ」

 

それが、ソウルマスターが今なお語り継がれる理由です。

 

モンスターを育成しながら進んでいくという独自のボードゲーム体験。

 

そして、コーエーらしい戦略的な深み

 

この斬新なボードゲームの開拓者が、

今なお980円前後という安価で手に入るのは、奇跡です。

 

コーエー発売のゲームは、年々貴重になりつつあります。

 

モンスターを育成しながら進んでいく、独自のボードゲーム。

 

それこそが、今急いで980円でこのゲームを買う理由です。

 

あなたが体験できる新しいボードゲームの面白さに対して、

あまりにも安すぎると言えるでしょう。

 

 

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