レトロゲームとマンガとももクロと

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迷宮組曲 今になってわかるボーナスステージの本当の凄さ ゲーム史上最高の演出をあなたに

音楽最高…難易度最悪  グットエンディングの条件は8週クリアだそうです

 

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[ゲーム史上トップクラスの演出を体験してください  重要なのは音楽を聴くこと]

[迷宮組曲・ミロンの大冒険  ハドソン  ファミコン]

1986年発売  ジャンル アクション  参考価格780円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  2時間

このゲームに対する世間の評価 こんなに凄いボーナスステージは もはや伝説です

どんな人におすすめ?  全ての人に遊んでほしいな

バーチャルコンソールで配信あり

 

 

レトロゲームと日常がリンクする時ってありますよね。

 

大きな蜂を見るたび

メーカーの看板キャラクターが

「大きな蜂」だったハドソンを思い出し

「そういえば、ハドソン潰れちゃったんだよな」とさみしい気持ちになります。

 

 

そんな今回の

名作ゲームを数多く発売したハドソンの中でも

特に名作アクションと呼ばれている、迷宮組曲の感想です(*’▽’)

 

 

 

迷宮組曲とはどんなレトロゲーム?

 

この迷宮組曲ですが

1986年にハドソンから発売された

ファミコン専用のアクションゲームでした。

 

 

ゲームの目的は

主人公の「ミロン」を操りまして

魔人「マハリト」に連れ去られた

王女「エルシラ」を助け出すために

不気味な迷宮ガーランド城へと、大冒険に出かけて行く…こんな目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアクションゲーム

 

お金を稼いでアイテムを購入していくRPG的なシステム

 

こんな二種類が最高にマッチしているゲームでした。

 

似たタイプのゲームで言いますと

「ゼルダの伝説」や「妖怪道中記」に似ていましたね。

 

 

最初は普通のキャラクターだったミロンが

 

アイテムを購入して行くごとに

 

ジャンプ台を利用することが出来たり

 

炎に当たっても大丈夫になったり

 

小さなキャラクターになって小さな場所にも入れる様になったり

 

攻撃力が2倍になったり

 

どんどんたくましくなって行くのが最高でした。

 

「あそこを突破するにはこのアイテム」

 

「ここをクリアするにはあのアイテム」など

 

アイテム一つ一つにちゃんと深い意味がありました。

 

迷宮の外観からは、ステージが想像出来ず

窓やドアから入るまで

どんなステージなのかがわからないのも最高でした。

 

 

そんな中でも

みんなのトラウマといえば、やっぱり、真っ暗な井戸でしょうね。

 

映画の「リング」の何年間も前から

当時のプレイヤーを、恐怖のどん底に叩き落としていましたね。

 

そのぶん、ランプを発見した時の

「これで井戸を探索できるようになるのか!!」なんて感動も含めて

素晴らしかったと思います。

 

そんな、ハドソンのアクションゲームに初めて触れたのが

今回の迷宮組曲でしたね(^◇^)

 

 

 

迷宮組曲の感想でもあり レビューでもあり

 

[ゲーム史上最高のボーナスステージ]

 

迷宮組曲では、とにかくお金が大切です。

 

迷宮を突破するためのアイテムも

ダメージアップの最強武器ですら、お金がなければ購入出来ません。

 

そして、ステージに落ちているお金だけでは

どうしても足りなくなってくるんですよね。

 

お店には数多くのアイテムが並んでいるのに

お財布にはほとんどお金が無い。

そんなリアルなシステムでした。

 

「あのアイテムを買えば先に進めるのは分かりました…」

「でもお金が無い!!」

こんなジレンマですね。

 

 

そんなシビアなゲームに

いっぷくの清涼剤として登場するのが

お金を稼げるボーナスステージという訳です。

 

このボーナスステージは

迷宮内の至る所に隠されていて。

 

自力で見つけるのはかなり大変なのですが

それに見合うだけの価値は充分にあるので、皆必死に探しました。

 

 

今ではインターネットがあれば

全ての場所を把握することが出来ますので

昔ほど悩むことは無いのですが

やっぱり最初は自力で発見するのが最高でしょうね。

 

そんな、とても魅力的なボーナスステージを探すのが

最高に楽しいゲームでしたね…。

 

 

なんて、簡単な話で終わらないのが

迷宮組曲のボーナスステージの凄い所です。

 

このボーナスステージですが

実は、ボーナスステージを見つけるごとに

ステージの音楽が徐々に進化していくんです。

 

最初のボーナスステージは

なんてことのない、ただのシンプルな音楽です。

(メロディーすらありません。)

 

次のボーナスステージも

特に音楽の変化はありません。

(ここで音楽に変化がないので、気づかない人も多いのかも)

 

しかし、次のボーナスステージから

若干音楽に変化がついてきます。

(あれ?さっきと音楽違うかも?くらいですが。)

 

そして次からは、劇的に変化していくんです。

(ここからはメロディーがつくので気づきますね。)

 

そして、最後のボーナスステージの音楽を聞いた瞬間に

鳥肌が立つくらい感動するんです。

 

「これがファミコンの音楽なの」

「クラシックコンサートを聴いているかのようだ!!」

そんな圧倒的なクオリティでした。

 

 

なんでも

ボーナスステージを発見するたびに

楽器がひとつずつ増えていくシステムで。

 

最初は太鼓だけのシンプルな音

次はシンバルが加わって

チューバ、オカリナ、ハープ、トランペット、と徐々に豪華になっていきまして。

 

最後のバイオリンが揃った瞬間に

フルオーケストラ状態で、ボーナスステージの音楽を演奏してくれる。

こんなゲーム史上に残る、最高の演出でしたね。

 

 

漫画で例えるならば

手塚治虫の名作漫画「ワンダースリー」のラスト20ページ

 

ももクロで例えるならば

「走れ」を初めて見た時の、衝撃のラスト60秒

 

そんな最高の演出を体験したくて

何回も、何十回も、飽きずに繰り返しプレイしたのでした。

 

 

 

[攻略本が無いと絶対に無理]

 

こんなにも素晴らしいゲームなのに

なぜ皆さんが、このゲームをあまりご存じないのかというと

 

この迷宮組曲の難易度が、とにかく最悪だからです。

 

迷宮組曲というゲームを一言で表すならば

「攻略本が絶対に必要な、異常な難易度」といったところでしょうかね。

 

せっかく、ゲーム史上最高のボーナスステージがありながら

 

その演出を見るためには

「攻略本が必要不可欠で」

「自力でたどり着くのはほぼ不可能」という所が

迷宮組曲の最高に頑張って欲しいところでしたね。

 

 

レトロゲームと言うのは

発見するのが不可能に近い要素を、これでもかと沢山盛り込んで

ゲームの攻略本を売るために必死だったそうですが。

 

せっかく、ゲーム史上

トップクラスの演出が有ったのですから

その部分は、全ての子供たちに合わせても良かったのではと

鳥肌が立つ音楽を聴くたびに思うのでした。

 

 

 

どんなゲームが好きな人にお勧め?

 

ハドソンのゲームというのは、音楽がとても素敵なゲームが多く。

そんな中でも、特にゲーム音楽がカッコいい、

「ヘクター87」や「ボンバーキング」がお勧めです。

 

 

 

迷宮組曲のまとめ

 

こちらから購入できます

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

ステージを探索して

お金を集めて

魅力的なアイテムを集めて行く

 

遊ばない理由はないよね

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

アクションゲームとしても

本当に素晴らしいのですが

やっぱりあのボーナスステージこそが

迷宮組曲の全てでしょうね

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

数年前に、「ゲームセンターCX」で迷宮組曲をプレイしていましたが

ボーナスステージが完全にスルーされていたところに

少し寂しい気持ちになったのでした。

 

「あの素晴らしい音楽がまた聞ける」なんて思ったのに残念です。

 

たしかに、あの激ムズな難易度なら

「絶対に気づかないよね」というくらい探すのが難しいですからね。

 

今でも、「ゲーム音楽の最高峰」という言葉を聞くと

頭の中では、迷宮組曲のボーナスステージを思い出しているのでした。

 

 

今ではバーチャルコンソールで配信されていますので、

WiiUや3DSをお持ちの方は

史上最高の演出を体験してみてはいかがでしょうか。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

鳥肌が立つくらいの 最高の演出をあなたに体験して欲しい

それこそが、今急いで780円で買う理由です!!