レトロゲームとマンガとももクロと

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釣りキチ三平の感想 その4 8・9巻編 リアルな伝説と漫画の融合 それが三平

自分の住んでいる街に 三平君が挑戦してくる どんだけ羨ましいの

 

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[現実にある怪魚伝説に 天才釣り少年の三平君が挑んで行く]

[釣りキチ三平  矢口高雄  全65巻]

1976年発売  ジャンル  アクション釣り漫画 参考価格 400円

 

水曜どうでしょうという番組は

リアルタイムで見ていた程、大好きな番組なのですが。

(水曜どうでしょうリターンズが、深夜にリアルタイムで入っていました)

 

そんなどうでしょうで、最も興奮する瞬間が

自分の住んでいる県に寄り道した時ですよね。

 

ここってあの道路じゃない?

 

ここの崖ってあそこだよね?

 

こんな感じで、わざわざその場所まで見に行くというのも

あるあるだったのではないでしょうか。

 

大好きな番組が、自分の県にほんの少しだけ寄ってくれる

そんな大興奮でした。

 

もしも、自分が大好きな漫画の主人公が

自分の地域の、伝説に挑戦してくれるのであれば

こんなにも嬉しい事は有りませんよね。

 

 

そんな今回の 山形県民は最高に嬉しかっただろうな

釣りキチ三平の感想 その4 8・9巻編の感想です。

 

 

 

釣りキチ三平の感想でもあり レビューでもあり

 

[ルアーフィッシングをこの巻で学ぼう]

 

8・9巻のあらすじはこうです

未だに何人たりとも釣られたことがない

珍魚「滝太郎」

そんな噂を聞いた三平君一行は、その伝説に終止符を打つべく

山奥の池「O池」に向かうのであった…。

こんな感じでした。

 

ストーリーの流れとしては

 

滝太郎を求めてO池に到着した三平君

しかし、幻の魚という事もあり、正体の影すらつかめない

それならば、釣りでもして情報収集でもしようじゃないかとなる

そこで美人の釣り師と出会い、ルアーフィッシングなる物を始めて見る

ルアーフィッシングに興味心身の三平君

滝太郎を釣りたいけど、ルアーフィッシングにも興味がある

そんなところに、最高の相棒でもありライバルでもある魚心さんが現れて

初めてのルアーフィッシングを教えて貰う事になる…。

 

こんな感じでしたね。

 

この頃には、魚心さんも

「おれの親友」と三平君の事を紹介していますので

最強タッグは、この巻で初めて結成されたという事です。

 

この漫画が連載されていた1973年という時代は

ルアーフィッシングというのは、まだまだ珍しかった時代だと思います。

 

金属の板に、色を塗っただけのオモチャで

はたして魚が釣れるのか?

こんな時代だったと思います。

 

そんなルアーフィッシングなる物を

釣りの天才、鮎川魚心さんに教えられながら

三平君と一緒に学びませんかと言うのが

この巻のメインでもあるような気がしますね。

 

ここからは、釣りのライバルというよりも

三平君の為に、色々な釣りの仕方を教えてくれる

兄貴的な存在になって行きましたね。

 

滝太郎という怪魚を釣り上げるのが目的でもあり

子供たちにルアーフィッシングを知って欲しいという理由でもある

こんな教科書的な作品でもありました。

 

前回の巻では

毛バリ釣りを学ぶための最高の巻でしたが

 

今回の巻では

ルアーフィッシングを学ぶには最高の巻でしたね。

 

ルアーフィッシングは一匹釣るまでが大変

一匹釣った瞬間から、面白さが爆発する

こんなことを、釣りキチ三平で学んだのでした。

 

金属の板で魚が釣れる

釣りって奥が深いな…。

 

 

 

[おらが村に三平君がやってくる]

 

この巻の最後には、ある仕掛けが隠されていました。

 

それは

「O池という場所、滝太郎という魚を登場させてくれてありがとう」という

読者からの手紙でした。

 

今までは思っていました

「こんな怪魚なんて、この世に実在しないんでしょ?」と。

 

しかし、現実に居る

怪魚伝説をモチーフにして書かれていると

ここでネタ晴らししていたと思います。

 

O池というのは

山形県にある大鳥池という所で

そこには滝太郎の伝説が実際にあるそうなんです。

 

そんな、地元では有名な存在が

まさか自分が読んでいる漫画に登場するとは

最高にビックリしたでしょうね。

 

その結果、ファンレターを送ってしまったのでしょう。

 

そして、三平の中で紹介される。

 

羨ましすぎますよね。

 

ちなみに、そんな伝説に挑むわけですから

漫画の中とはいえ

釣り上げてしまっても良いものなのか?という疑問もあるかと思います。

 

その部分でも、釣りキチ三平なりの解釈で終っていますので

良かったのではないでしょうかね。

 

今の時代でも

「うちの滝太郎は、三平君でも釣り上げられなかったんだぞ」

こんな伝説なのかもしれませんね。

 

 

 

釣りキチ三平の感想のまとめ

 

こちらから購入できます

 

なぜ読んで欲しいのか?

 

本来ならば、ネタ晴らしをしない方が

神秘的で良かったのかも知れませんが。

 

リアルな展開が多い作品なので

結果的には良かったのかもしれません。

 

いつの日か、自分の池に三平君が来るかもしれない

こんなわくわくを、当時の小学生は体験していたのでしょうね。

 

ああ羨ましい…。

 

なにがそんなに面白いのか?

 

ルアーフィッシングという物は

今ではメインと言っても良いくらい

大人気の釣り方です。

 

ルアーフィッシングしか、遊んだ事が無いという人も

多いのではないでしょうか。

 

そんな時代の40年も前に

ルアーフィッシングを学ぶ教科書的な漫画があったのですから

本当に凄い漫画だったんだなと感心したのでした。

 

私も、お父さんに連れて行って貰ったことがありますが

本当に釣れるまでは半信半疑なんですよね。

 

「だってピカピカの板でしょ?」ですからね。

 

しかし、運よく「ブラックバス」を釣ることができまして

ルアーフィッシングって凄いなと感心しました。

 

リアルタイムで読んでいたら

次の日には、釣具店にダッシュしたと思いますね。

 

それくらいの破壊力が

この2冊にはありました。

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

ルアーフィッシングを始めたい? だったら買うしかないよね

 

山形県民ですか? だったら絶対に買うしかないよね

 

ルアーフィッシングを始めたくて 山形県民でもある  早く急げ!!

それこそが今急いで買う理由です!!

 

 

そんな今回の もしかしたら自分の近くに三平くんが来ているかも?

釣りキチ三平の感想 その4 8・9巻編でした。