ゴルゴ13も良いけどやっぱりサバイバル

最近、安い土地を買って自給自足のサバイバル生活を楽しむ若者が増えているそうです。
そんなサバイバルに興味がある人に、ぜひ読んでほしい漫画があります。
それが、今回ご紹介する『サバイバル』です。
『サバイバル』とはどんな漫画?
『サバイバル』は、『ゴルゴ13』で有名な劇画家、
さいとうたかおが1976年から『週刊少年サンデー』で連載していた作品です。
物語は、
突如日本を襲った巨大地震によって、周囲を海に囲まれた
孤立した場所に取り残されてしまった少年を主人公に、
彼がどうやって生き抜き、脱出方法を探していくかを描いています。
劇画独特の男くさい絵柄に抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、
ちょっと待ってください。
この漫画のストーリーは、非常に本格的で、
実際のサバイバル生活に役立つ知識が満載です。
読み終わる頃には、きっと劇画の魅力に気づき、好きになっていることでしょう。
これは、漫画で学べるサバイバル入門書であり、
あなたの生活にも役立つこと間違いなしの作品です。
たった数ページで、サバイバルの虜に
物語は、主人公の中学生が目覚めると、
見慣れたはずの場所が海に囲まれているという衝撃的な展開から始まります。
遠くまで逃げることもできない、一人きりの最悪な状況で、
少年はどのように生き抜いていくのか。
私は、この漫画を古本屋で見つけ、
最初の数ページを読んだだけで、
棚にあった『サバイバル』をすべてカゴに入れてしまいました。
『いきなり!黄金伝説。』の無人島企画が大好きだった私にとって、
このストーリーはまさにドンピシャでした。
事前に情報を全く知らなかったため、
常にハラハラドキドキしながら読むことができました。
名作と呼ばれる漫画は、
ある程度のストーリー展開を知ってしまっていることが多いので、
このまっさらな気持ちで読めたことが何よりも幸せでした。
この漫画をもって無人島に出かけよう
『サバイバル』を読んで学んだことは数多くありますが、
特に印象的だったのが以下の3つです。
- 人間が飢えている時は、動物も飢えている:
自分が飢えている時は、鳥や魚ですらも飢えているため、そう簡単には食料を調達できません。人間が食べるものがないということは、周りの生き物も腹ペコだということを教えてくれます。
- ネズミの恐怖:
この漫画で最大の敵は、なんといってもネズミです。勝手に保存食を漁り、噛みついて恐ろしい病気をうつすかもしれないネズミの描写は、どんなホラー漫画の幽霊よりも恐怖を感じさせます。
- 一人きりの孤独:
主人公は、たった一人で無人島生活を続けます。途中でフクロウを仲間として迎えますが、このフクロウはすぐに「悲しい理由」でいなくなってしまいます。せっかく頼もしい相棒ができたと思ったのに、たった数話でいなくなる展開は、さすがさいとうたかお。まさにサバイバルです。少年は孤独とも戦いながら、生き抜くために奮闘していきます。
まとめ
なぜ読んでほしいのか?
漫画としても完璧でありながら、サバイバルに必要な知識も得られる点がこの作品の凄いところです。例えば、「水を飲まない方が疲れにくい」「食べ残しを魚のエサに使う」といった、実践的な知識が満載です。この漫画自体が、サバイバルの最高の教科書になると言えるでしょう。
何がそんなに面白いのか?
周りは海、食料は尽きかけ、話し相手もいない。そんな絶望的な状況をどうやって切り抜けていくのか。その過程がとにかく面白いのです。
今すぐ買うべき理由とは?
もし古本屋で見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。立ち読みでも構いません。きっと、読み始めたら無人島に行きたくなることでしょう。この漫画を探すという行為も、ある種のサバイバルです。私もいまだに、抜けている何冊かを探し求めています。
読んだ瞬間に無人島に行きたくなる。それこそが、今この漫画を買う理由です。
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