レトロゲームとマンガとももクロと

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ぎゅわんぶらあ自己中心派2の感想  マージャンとRPGの不思議な融合

原作キャラクターと戦いながら 世界を冒険する不思議な作品

 

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[ドラクエ風の世界をマージャンで進んだらどうなる?]

[ぎゅわんぶらあ自己中心派2・ドラポンクエスト  パックインビデオ  SFC]

1994年発売  ジャンル RPG・マージャン  参考価格500円

 

記事のネタバレ度  高め  

攻略に必要なプレイ時間 5時間

このゲームに対する世間の評価  なぜかRPGの棚に置いていましたよね

どんな人におすすめ?  マージャンゲームが好きなら 遊ぶ価値あり

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

マージャン漫画って色々なジャンルがありますよね。

 

お互いのマージャンの上手さを競う プロ向けの漫画

イカサマを使いまくって相手を倒していく ファンタジー満載の漫画

お互いの財産を賭けて戦う  バイオレンス満載の漫画

シリアスな展開を全てコミカルにした  ギャグ漫画

 

同じマージャンという世界でも

硬派な作品から、ギャグ漫画まで

バリエーション豊富な世界です。

 

そんな中でも、「ぎゅわんぶらあ自己中心派」の面白さたるや

圧倒的でしたよね。

 

 

そんな今回の、ギャグとRPGとマージャンの奇跡の融合

ぎゅわんぶらあ自己中心派2・ドラポンクエストの感想です(*’▽’)

 

 

 

ドラポンクエストとはどんなレトロゲーム?

 

このドラポンクエストですが

1994年にパックインビデオから発売された

スーパーファミコン用のマージャン作品でした。

 

「ぎゅわんぶらあ自己中心派」という作品は

「片山まさゆき」原作の麻雀漫画で

「ヤングマガジン」で連載していました。

 

この作品は、ファミコン時代から

数多くのゲームを発売している作品で。

 

大人の世界感を味わいたくて

麻雀の意味も分からず、ゲームを購入した人も多かったのではないでしょうか。

 

そんな作品のスーパーファミコン版こそが

今作のドラポンクエストという事です。

 

 

ゲームの目的は

主人公の「持杉ドラ夫」を操りまして

明らかに「ドラクエ」を意識しているであろう世界を

大冒険していくのが目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなマージャンゲームなのですが

その部分にRPGの要素を大幅にプラスするという

独特すぎる作品でした。

 

似たタイプのゲームで言いますと

「麻雀COP竜」が似た感じの作品だったでしょうかね。

 

ゲームの基本的な流れとしては

RPG風の街や

RPG風のフィールドや

RPG風のダンジョンを冒険していき

敵との戦闘はコマンド選択式のRPG……では無く

麻雀で解決するという訳です。

 

敵がエンカウントしてくるのでは無く

キャラクターに話しかけて

マージャンをするのか?しないのか?を決める

独特なシステムでした。

 

普通のキャラクターたちとの戦いは

一局のみを戦う 短期決戦

 

イベントの重要な戦闘は

東四局を戦う 東風戦

 

大事な局面の時は

麻雀一試合をフルに戦う 半チャン勝負

 

こんな感じですみ分けられていました。

 

最初に遊んだ時は思っていました

「敵との戦いが麻雀だと、かったるいな」と。

 

しかし、その敵の状況によって

1分で終わったり、15分で終わったり、30分で終わったり

こんな感じで上手く設定されていましたので

だれることなく、遊ぶことが出来ましたね。

 

敵を倒すことで

ツキポイント  ヒキポイント  技術ポイントなどが

それぞれ上がっていきまして。

 

自分の雀士としてのレベルが

麻雀を繰り返すことで、どんどん上がっていくというシステムでした。

 

この部分こそが、他のゲームでは楽しむことが出来ない

ドラポンクエスト最大の魅力かも知れませんね。

 

ツキやヒキは分かるのですが

技術ポイントが何の意味をもたらすのかは、未だにわからないのですがね。

 

宿屋に泊ることで

「ツキポイントを回復させる」という表現がありましたので

試合を行うごとに、どんどん運気が下がって行くシステムだったのかも知れません。

 

 

最初は1人で冒険していくのですが

後半は「ミエちゃん」というヒロインと一緒に冒険していきますので

「どちらかがトップを取れば良い」という

麻雀初心者にも優しいルールだったのは、かなり高評価でした。

 

今までの麻雀ゲームとも

今までのRPGとも違う

新感覚の「RPG風マージャンゲーム」を楽しめるのは

このドラポンクエストという作品だけだったかも知れません(^◇^)

 

 

 

ドラポンクエストの感想でもあり レビューでもあり

 

[パスワードを貰えるのが章の最後 これがキツイ]

 

このゲームですが、RPG風のマージャンゲームです。

 

なのですが、武器や防具、回復アイテム等のお約束は一切ありません。

 

ぎりぎりで、街に宿屋が有る位でしょうか。

 

そんな世界なので、セーブする教会なんて場所も無く

章の最後にパスワードを貰えるシステムでした。

 

これが何を意味するのか?

 

30分くらいパスワードを貰う事が出来ません。

 

更に、重要な試合に負けると

その場でゲームオーバーになってしまいますので

とにかく真剣に麻雀をしなければいけませんでした。

 

救済措置がある場合も、時にはあるのですが。

 

殆どの場合がゲームオーバーです。

 

30分頑張って、ようやく最後の試合までたどり着けたのに

相手のあまりの強さに、ゲームオーバーという事も多い作品でした。

 

なにぶん、イベントの進め方が麻雀勝負ですので

攻略に時間が掛かってしまうのは、仕方のない事なのですが。

 

せめて、途中経過のパスワードを貰える様にして欲しかったですね。

 

確かに、普通の麻雀ゲームと比べれば

引きやツキの要素がありましたので

勝ちやすくなっていたのは良かったのですが。

 

相手も、そのぶん特殊能力をバンバン使ってきますので

結局は、勝つ時はあっけなく勝つ、負ける時は圧倒的大差で負ける

こんな麻雀ゲームでしたね。

 

まあ、ストーリーが、かなりコミカルで楽しめますので

続きを知りたくて、文句を言いながらも遊んでしまったのですがね(*´з`)

 

 

 

[フリーモードでうっぷんを晴らす]

 

このゲームですが

原作お馴染のキャラクターたちと、フリーで戦えるモードがありました。

 

ぎゅわんぶらあ自己中心派という作品は

硬派なマージャン漫画が多い時代に

100%ギャグという、新たな風を巻き起こしまして

あっという間に大人気になった作品でした。

 

そんな、キャラクターたちと

思う存分戦えるのが、この作品の魅力でした。

 

特に面白いシステムが

「指導者」というシステムでした。

 

この指導者というシステムは

原作キャラクターの特殊能力を

そのまま自分に憑依させることができまして

 

そのキャラクターのチート性能そのままに

麻雀を楽しめるという物でした。

 

 

そんな中でも、特に異常なキャラクターが二人居まして、

 

配牌だけで、役満までもう少しの状態「勝ち過ぎの金蔵」

 

無駄ヅモ一切無しの、剛運雀士「ゴッドハンド氏」

 

この2人の性能が異常でした。

 

なにせ、「始まった瞬間に、手配には字牌の山」の金蔵

なにせ、「ツモってくる牌が、全て必要な牌」のゴットハンド氏

こんな、異常な能力を駆使して戦えるのですから

最高の時間でした。

 

ストーリーモードでは

ゲームオーバーの恐怖に怯えながら、麻雀勝負を繰り広げましたが。

 

フリーモードでは

圧倒的な武力で鎮圧する、こんな快感を体験することが出来ました。

 

常にイカサマをしているのと同じ

圧倒的な世界を、味わってみてはいかがでしょうかね(/・ω・)/

 

 

 

ドラポンクエストのまとめ


 

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

当時、このゲームを

中古ショップで見かけていた人は多かったと思います。

 

でも購入した人は少なかったのではないでしょうか。

 

だったら、今の時代に遊んでみてはいかがでしょうかね。

 

なにがそんなに面白いのか?

 

麻雀ゲームの様で、麻雀ゲームでは無い

RPGの様で、RPGでは無い。

 

だけども二つの良さを持ち合わせている

そんな凄さがありましたね。

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

キャラクターゲームという事もあり

バーチャルコンソールで配信される事はないと思います。

 

だったらスーパーファミコンとセットで遊ぶのが

利口なのではないでしょうか。

 

それこそが、今急いで買う理由です!!

 

 

そんな今回の、麻雀ゲームとRPGの不思議な融合

ぎゅわんぶらあ自己中心派2・ドラポンクエストの感想でした(*^▽^*)