レトロゲームとマンガとももクロと

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「不気味で綺麗な地獄」へようこそ!プレイステーションの怪作『ザルツブルグの魔女』

「不気味で綺麗な地獄」へようこそ!プレイステーションの怪作『ザルツブルグの魔女』

1997年にツカモトから発売されたプレイステーション用ソフト

『ザルツブルグの魔女』。

ジャンル:アドベンチャー

参考価格:中古ソフト 1000円

プレイ時間:約4時間

おすすめポイント:重厚でダークな物語が好きな人にはたまらない!

 

以前プレイした『ジアンソルブド』と一緒に購入したのが、

この『ザルツブルグの魔女』でした。

 

タイトル名から漂う不気味な雰囲気に惹かれ、

「これは買うしかない!」と直感。

 

この個性的なタイトルのゲームをプレイしてみて、

そのあまりにも重く、暗い物語に心を揺さぶられました。

 

 

古城に閉じ込められた主人公たちが、脱出を目指す物語

 

『ザルツブルグの魔女』は、

中世西洋史研究のためにドイツのザルツブルグにある古城を訪れた主人公が、

何者かに唯一の出入り口である橋を落とされ、

城に閉じ込められてしまうという物語から始まります。

 

ゲームシステムは、

バイオハザードのようなアクションアドベンチャーです。

 

敵が出てくるわけではありませんが、

不気味な古城の中を探索し、謎を解き明かしながら脱出を目指します。

 

16世紀と現代が複雑に絡み合い、

得体の知れない殺人鬼に怯えながら過ごす日々。

 

エンディングを迎えた時には、

ただ「面白かった」だけでなく、

「遊んでよかった…」と安堵するような、心に残る体験をさせてくれる名作です。

 

 

遊び方で結末が変わるマルチエンディングシステム

 

このゲームは、

プレイヤーの選択によって結末が変わる

マルチエンディングが搭載されています。

 

クリア時間は4時間程度と短めですが、

マルチエンディングのおかげで何度も繰り返し楽しめます。

 

私が最初にたどり着いたのは、かなりのバッドエンドでした。

 

精神的にかなりのダメージを食らい、

「ザルツブルグの魔女って、なんて恐ろしいゲームなんだ…」と戦慄しました。

 

しかし、その後にグッドエンディングも無事に見ることができ、

心からホッとしました。

 

「なんだよこの終わり方!」と絶望した後に

「良かった…救いがあった…」と安堵できる。

 

この振り幅こそが、

マルチエンディングの醍醐味を存分に味わえるポイントだったと言えるでしょう。

 

 

潜在能力は抜群!ただし、ポリゴンが…

 

『ザルツブルグの魔女』の題材は「魔女」で、

ミステリーというよりはオカルト寄りの物語です。

 

しかし、驚くほど怖いゲームかと言われると、そこまでではありませんでした。

 

ただ、ホラーゲームとしての潜在能力は抜群だと感じました。

 

物語の「演出」や「流れ」は、プレイヤーを不快にさせ、

嫌な気持ちにさせる才能に満ちています。

 

それなのに、全体的な印象が「あまり怖くない」と感じてしまったのには、

一つの原因がありました。

 

それは、キャラクターのポリゴンです。

 

1997年のプレイステーション初期の作品なので仕方ありませんが、

登場人物のポリゴンがリアルさに欠け、不気味さを薄めてしまっていました。

 

もしこれが、『かまいたちの夜』のようなシルエットで表現されていたり、

『ジアンソルブド』のように実写のムービーシーンで表現されていたとしたら、

このゲームはとてつもなく怖い傑作になっていたでしょう。

 

しかし、ポリゴンだからこそ、

家庭用ゲーム機の限界を超えた

グロテスクな表現を詰め込むことができたのも事実です。

 

「他のゲームの3倍は酷くしてやる!」と言わんばかりの、

ぶっ飛んだ表現の数々をぜひ体験してみてください。

 

 

プレイする上で知っておくべきこと

 

最後に、このゲームの少し辛いポイントを挙げておきます。

  • 移動が面倒: 城内を移動する際、少しストレスを感じるかもしれません。
  • セーブが辛い: セーブは一日の終わりにしかできないため、こまめにセーブができません。
  • キャラクターのポリゴンが怖くない: これは先ほども述べた通りです。

 

これらの要素が原因で、途中で諦めてしまった人も多かったかもしれません。

 

しかし、そこで諦めてしまうにはあまりにも惜しい作品です。

 

かつてプレイして途中でやめてしまった人も、

ぜひもう一度挑戦してみてほしいです。

 

グッドエンディングも好きですが、

個人的にはグロテスクなバッドエンドも心に残っています。

 

「エグいアドベンチャーゲーム」が好きならば、

今すぐこの作品を手に取ってください。

 

あなたの心を必ず満足させてくれるでしょうか

 

 

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