レトロゲームとマンガとももクロと

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ファミコン版「ボンバーマン」の魅力は、チート級アイテムがもたらす超爽快感!?

ファミコン版「ボンバーマン」の魅力は、チート級アイテムがもたらす超爽快感!?

 

今回ご紹介するのは、

後に世界中で愛される大人気シリーズとなったアクションゲームの偉大なる原点、

ファミコン版「ボンバーマン」です!

 

1985年にハドソンから発売されたこのゲームは、

その完成度が驚くほど高く、「初代がこんなにも凄かったなんて!」と、

多くのプレイヤーを唸らせました。

 

「伝説の始まりを体験するには最高」の一言に尽きるでしょう。

 

ファミコンゲームでありながら「爆弾で相手をやっつける」という、

当時のゲームとしては画期的な、そしてどこかバイオレンスな魅力がありました。

 

 

PCゲームからファミコンへ──初期ながらも完成された傑作

 

「ボンバーマン」は、

もともとパソコンゲームの「爆弾男」をファミコン向けにアレンジ移植した作品です。

 

1985年というファミコン初期の発売ながら、

その完成度は驚くべきものがありました。

 

まるでファミコン後期の作品にも一切引けを取らないほどのクオリティは、

さすが「ハドソン」と唸らされるばかり。

 

ゲームの目的は、

主人公のボンバーマンを操りながら、全50ステージを戦い抜くこと。

 

システムはオーソドックスなアクションゲームで、基本ルールもシンプルです。

  • 爆弾を置いてブロックを破壊する
  • ステージ上の全ての敵を倒す
  • ブロックの中に隠されたゴールの扉を探し出す

敵を全て倒すだけでもダメ、ゴールの扉にたどり着くだけでもダメ。

 

この両方の条件を満たすことで、ようやくステージクリアとなるのです。

 

爆弾は障害物にもなるため、

ブロックと爆弾に挟まれてそのまま死亡…という経験は、

誰もが通る「ボンバーマンの洗礼」でしたね。

 

 

アイテムの「異常な」性能が、ゲームを異次元へと誘う!

 

このゲームの真の面白さは、

ブロックの中に隠された「アイテム」にあります。

 

アイテムを獲得するごとに、

ボンバーマンは驚くほど強力にパワーアップしていくのです。

 

最初は短かった爆風も、

アイテムを取るごとにどんどん伸びていき、

最終的には画面の端から端まで届く、とんでもない爆風に!

 

一つしか置けなかった爆弾も、

最終的にはなんと10個まで置けるようになるなど、

そのパワーアップぶりはまさに規格外

 

ぐんぐん強力になっていくボンバーマンを操るのが、本当に楽しかったですね。

 

後のシリーズでは、

ミスをしてしまうと初期状態に戻されることが多いですが、

本作では、そのままの状態で再スタートできるのも嬉しいポイント。

 

全50ステージという長丁場ながら、

毎回パスワードが表示されるので、

自分のペースでコツコツとゲームを進められるのも良心的でした。

 

ファミコン初期の作品とは思えないほどの、非の打ちどころのない完成度には脱帽です!

 

 

序盤のハラハラドキドキから、後半の「無双」へ、チート級アイテムがゲームを変える!

 

私がこのゲームを初めてプレイしたのは5年ほど前、

偶然中古ショップで見かけて購入したのがきっかけでした。

 

「シンプルなゲームだし、ある程度遊んだら途中でやめようかな」と思っていました。

 

しかし、そんな時に突如として現れた

「とんでもなく高性能なアイテム」に、度肝を抜かれました。

 

そのアイテムとは、なんと

爆風を食らっても一切死ななくなる」という、

ゲームのシステムを破壊したとんでもない性能の代物だったのです!

 

それまでの基本ルールは

「いかに自分を爆風に当てないように敵を倒すか」でした。

 

敵の動きは素早く、ギリギリのラインを攻めなければ敵を倒せない。

 

しかし、自分に爆風が当たれば即ミス。

 

この緊張感がゲームの肝でした。

 

それがどうでしょう?

 

このアイテムを手に入れてからは、

「爆風を食らっても関係なくなる」というのですから、

もはや敵の動きにだけ注意すればいい!

 

ステージをガンガン進むことができるようになるのです。

 

さらにこのゲームには、

  • ブロックをすり抜けられる」ぶっ壊れたアイテム
  • 爆弾をすり抜けられる」ぶっ壊れたアイテム
  • 自分の好きなタイミングで爆弾を起動できる」大人気のアイテム

など、ゲームを劇的に変化させるアイテムが盛りだくさんでした。

 

おかげで、後半のステージでは、

ほとんど無敵の状態で進めるという、まさかの展開が待っていたのです!

 

中盤まではハラハラドキドキしながら正統派の「ボンバーマン」を楽しんでいたのに、

チートアイテムを手に入れた瞬間に、ほとんど死ななくなります。

 

後半はステージを一気に駆け抜け、

気がつけばエンディング画面にたどり着くことができました。

 

まさに「中盤まではストイックなボンバーマン、後半はただ爆風を身にまといながら進んでいく」という、とても不思議なゲーム体験に変わっていたのです。

 

ただし、そこには巧妙な「罠」もありました。

 

このぶっ壊れたアイテムたちは、

一度死んでしまうと効果が切れてしまうのです。

 

さっきまでは無敵の超人だったのに、

ミスした次の瞬間からは普通のボンバーマンに逆戻り…。

 

このため、後半は「絶対に死なない」という覚悟で慎重に進む必要がありました。

 

あまりにもその性能が突出していたためか、

これらの「ぶっ壊れアイテム」は、後のシリーズでは完全に抹消されてしまいました。

 

それだけに、初代「ボンバーマン」でしか味わえない、

この圧倒的な無双体験は、まさに伝説だったのです!

 

 

「ロードランナー」との意外な繋がり、そしてディープな世界観

 

ファミコン版「ボンバーマン」は、

単なるアクションゲームとしてだけでなく、その意外なストーリーにも注目です。

 

実は、このゲームは名作パズルゲーム「ロードランナー」の主人公が、

機械の体から人間に戻るために冒険していくという、

ディープなストーリーだったそうです。

 

しかし、この設定は後のシリーズでは完全に「なかったこと」にされています。

 

「ロードランナーの主人公?…何のことですか?」と、

まるで別の世界線のような扱いです。

 

だからこそ、敵にやられると「内部から爆発する」という、

まるでショッカーの怪人のような設定が、今となっては非常に面白く感じられますね。

 

ストーリーは意外とディープ、

アイテム性能は異常、

そしてゲームの完成度は抜群。

 

そんな、ゲームの世界観は意外と重めな作品、初代「ボンバーマン」。

 

今ではまあまあお手頃価格で購入できますので、

伝説の始まりを体験してみたい方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

 

こちらから購入できます