レトロゲームとマンガとももクロと

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ナイトメアクリーチャーズ そのパッケージに嘘はない。美しくもグロテスクな悪夢へようこそ

そのパッケージに嘘はない。美しくもグロテスクな悪夢へようこそ

「パッケージはカッコいいけど、ゲームは気持ち悪いんでしょ?」

 

正直に言って、その評価は正しいです。

 

しかし、その“気持ち悪さ”こそが、

このゲームの最大の魅力であることを、私は声を大にして伝えたい!

 

期待せずに買ったゲームが、思いがけず大ヒットだった時の、あの快感。

 

「どうせダメだろう」と軽い気持ちでプレイを始めたのに、

気がつけば何時間も夢中になっている…。

 

そんな極上の体験を求めて、今日も私はゲームを探し回っています。

 

今回ご紹介するのは、そんな私のゲーム人生に鮮烈な印象を残した一本。

 

『ナイトメア クリーチャーズ』

 

1996年にソニーから発売されたプレイステーション用のアクションゲームです。

 

「グロテスクでシンプルなダークソウル」

 

もしも、あの傑作ホラー『バイオハザード』が、

バリバリのホラーアクションゲームとして生まれ変わっていたら…。

そう想像せずにはいられない、未知の体験があなたを待っています。

 

 

悪夢に染まるロンドンを救え!

 

物語の舞台は、恐怖の怪物たちに占拠された19世紀のロンドン。

 

街の平和を取り戻すため、

一人の「オジサン神父」と「若い女の子」が立ち上がります。

 

プレイヤーは性能の違う二人から好きな方を選び、

悪夢に満ちたロンドンの街を冒険することになります。

 

このゲームのシステムは、非常にシンプルです。

 

ステージに次々と現れる敵を、バッサバッサと倒しながらゴールを目指す。

 

今で言う「無双シリーズ」に近い、爽快感のあるアクションゲームです。

 

しかし、その中身は全くの別物。

 

薄暗い霧に包まれた街並み、

不気味なBGM(ほとんど無音ですが、それがまた恐怖を煽るのです)。

 

そして何よりも、あなたの心を蝕む「クリーチャーズ(怪物)」の存在が、

このゲームを唯一無二のものにしています。

 

 

グロテスクさが心を掴む、唯一無二の魅力!

 

このゲームを語る上で、外せない魅力が3つあります。

 

  1. 気持ち悪いのに、なぜか魅力的!

 

ゲームの序盤は、ふらふらと歩くゾンビが中心。

 

「なんだ、この程度のゲームか…」

そう思ったあなた。

 

甘い!

 

ゲームが後半に進むにつれて、

次々と姿を現すクリーチャーズは、想像を絶する気持ち悪さであなたを襲います。

 

しかし、不思議なことに、彼らは単なる不快な敵ではありません。

 

そのデザインは、どこかスタイリッシュで、ダークな魅力を放っているのです。

 

「このゾンビ、気持ち悪い…でも、ちょっとカッコいいかも?」

 

「ガーゴイル、不気味…でも、その造形に惹かれる…!」

 

そんな風に、いつの間にか、次にどんなクリーチャーズが現れるのかと、

ワクワクしてしまう自分がいるのです。

 

  1. 短いステージが、中毒性を生む!

 

1ステージはたったの10分程度。

 

短いステージを次々とクリアしていくテンポの良さは、

ついつい「もう1ステージだけ…」とプレイしてしまう中毒性があります。

 

さらに、各ステージの最後には「アイテム回収率」が表示されます。

 

これがまた、やりこみ好きの心をくすぐるのです。

 

「今回は80%だったか。もう一度プレイして100%を目指してみよう!」

 

最初のプレイでは、恐怖に震えながらクリアを目指す。

 

慣れてきたら、すべてのアイテムを回収する冒険家気分で探索を楽しむ。

 

この二つの楽しみ方ができるのも、このゲームの素晴らしい点です。

 

  1. 面白いのに、不快感が襲ってくる!

 

このゲームは、間違いなく面白いです。

 

アクションは爽快で、ステージ構成も巧み。

 

しかし、なぜか心がざわつき、不快感が付きまといます。

 

それは、ホラー映画を観ている時の、

あの何とも言えない感覚。

 

体調が悪い時や、食事の後にプレイしたら、気分が悪くなること間違いなし!

 

「無双シリーズ」のような爽快なアクションなのに、

どうしてこんなにも心が痛むのでしょうか。

 

この不思議な感覚こそが、このゲームが持つ唯一無二の個性であり、最大の魅力なのです。

 

 

伝説のゲームとの出会い

 

このゲームとの出会いは、ブックオフの100円コーナーでした。

 

「どうせダメだろう」と、全く期待せずに購入し、全く期待せずにプレイを始めた私。

 

しかし、その面白さに完全にハマってしまったのです!

 

気がつけば20時間以上も夢中になってプレイしていました。

 

後日、ブックオフで同じゲームが1000円で売られているのを見て、

私は心の中で叫びました。

 

「あの時、買っておいてよかった!」

 

ブックオフの気まぐれな値段設定に感謝した瞬間でした。

 

 

今、あなたに伝えたいこと

 

『ナイトメア クリーチャーズ』は、

シンプルなアクションゲームでありながら、そのグロテスクでダークな世界観が、

プレイヤーの心を掴んで離さない名作です。

 

バイオハザードのようなアドベンチャーではなく、

もっとアクションを楽しみたい。

 

無双シリーズの爽快感は好きだけど、

もっと歯ごたえのある、一風変わったゲームを遊びたい。

 

短いステージをサクッとクリアしていくゲームを探している。

 

そんなあなたに、このゲームは最高の選択となるでしょう。

 

面白いはずなのに、なぜか不快感が襲ってくる。

 

そんな不思議な感覚を、ぜひあなたにも体験してほしいのです。

 

 

こちらから購入できます