圧倒的なスピード感に、ガチのデッキ構築が覚醒する! 『ドラえもん のび太の新魔界大冒険DS』
昔のドラえもんの映画といえば、
子供向けとは思えないほどの不気味さやホラー要素が魅力でした。
特に『魔界大冒険』は、その不気味さが際立っており、今でも鮮明に覚えています。
そんな『新魔界大冒険』が、
まさかのカードゲームになって登場したのが、
今回ご紹介する『ドラえもん のび太の新魔界大冒険DS』です。
2007年にセガから発売された本作は、
映画の物語を楽しみながら、本格的なカードゲームも堪能できるという、
非常にユニークな作品でした。
今回は、そのゲームの魅力と、
なぜこの作品が「マジック:ザ・ギャザリング」のような
本格的なカードゲームが好きな人におすすめなのかを、
じっくりと語っていきたいと思います。
『ドラえもん のび太の新魔界大冒険DS』とは?
本作は、2007年にセガから発売されたニンテンドーDS専用のカードゲームです。
ゲームの目的は、
映画『ドラえもん のび太の新魔界大冒険』のストーリーを追体験しながら、
ガチのカードバトルを楽しむことです。
ゲームシステムは、
まるで『マジック:ザ・ギャザリング』を彷彿とさせる、
非常に本格的な作りになっています。
- カードの種類:
- キャラクターカード: ドラえもんやのび太といったキャラクターで、戦闘能力は低いものの、ユニットカードや魔法カードと巨大なチームを組むことができます。
- ユニットカード: 敵と戦うためのクリーチャーのようなカードで、それぞれが独自の攻撃力や防御力を持っています。
- 秘密道具カード: 攻撃力を高めたり、相手のライフを回復させたりと、様々な効果をもたらす魔法のようなカードです。
- 魔法カード: 自分のキャラクターをパワーアップさせるなど、多彩な効果を持つカードが加わりました。
- 圧倒的なスピード感: 前作では、1ターンに1体しか攻撃できませんでしたが、本作ではすべてのユニットで攻撃に参加できるようになりました。これにより、試合時間が大幅に短縮され、早ければ2ターンで決着がつくこともあります。
- 映画の物語を追体験: 映画のストーリーを忠実に再現しており、物語を進めながらカードを集めていきます。
物語も面白く、カードゲームとしても奥深く、
さらにカードパックを購入する楽しさもある。
カードゲームとしても、信じられないほどのクオリティを誇る作品でした。
圧倒的なスピード感が、デッキ構築を覚醒させる
本作の最大の魅力は、なんといっても「圧倒的なスピード感」です。
前作は、1ターンに1体しか攻撃できなかったため、
どうしても試合時間が長くなりがちでした。
しかし、本作ではこの制約が取り払われ、
出したユニットはすべて攻撃に参加できるようになりました。
このルール変更により、ゲームのテンポが格段に良くなりました。
- 短時間で熱いバトル: 1試合にかかる時間は、白熱しても3〜4分程度。この短さのおかげで、飽きることなく何度も繰り返しプレイできます。
- 「もう一試合だけ…」の中毒性: パッと始まってパッと終わるテンポの良さから、「もう5試合だけやって寝ようかな」とついつい夜更かししてしまうほどの中毒性があります。
- カード集めの楽しさ: 勝利すればカードとお金が手に入るため、新しいカードを手に入れるたびに「このカードをどう使おうか?」とデッキ構築の楽しさが広がります。
このスピード感のおかげで、
プレイヤーは「どうすれば相手を瞬殺できるか?」という、
カードゲームのロマンを追求する楽しさに目覚めます。
シンプルなジャイアンのカードに
パワーアップ魔法を重ねて一気に勝負を決める、といった爽快な戦略が可能です。
この「1ターンキル、2ターンキル」のロマンを追求する面白さは、
まさしく本格的なカードゲームそのものです。
究極のデッキを求めて、周回プレイへ
本作は、プレイヤーを周回プレイへと誘う、
最高のやり込み要素も用意されています。
このゲームには、
1枚で試合の流れを大きく変える強力なカードが複数存在します。
しかし、それらのカードは、
1回のプレイでは1枚しか手に入らないようになっています。
- デッキの構築: 本作では、同じカードを最大4枚までデッキに入れることができます。
- 周回プレイの魔力: 1枚しか手に入らない強力なカードを4枚集めて、究極のデッキを作りたい!という欲求が、プレイヤーを何度も周回プレイへと駆り立てます。
まるで『マジック:ザ・ギャザリング』の「パワー9」のように、
「最強のカードを4枚揃える」という明確な目標が用意されているのです。
この目標があるからこそ、
ストーリーをクリアした後も、飽きることなくプレイし続けられます。
まとめ
『ドラえもんのび太の新魔界大冒険DS』は、
「ドラえもんのカードゲームだから簡単だろう」という先入観を完全に覆す、
非常に本格的なカードゲームです。
前作が持っていた
「場をコントロールする」テクニカルな面白さから、
本作では「いかに瞬殺するか」という、詰将棋のような戦略的な面白さが加わりました。
ヒリヒリするような難易度と、圧倒的なスピード感が、
最後までプレイヤーを飽きさせません。
「マジック:ザ・ギャザリング」のような、
本格的なカードゲームが好きなら、間違いなくこの作品はハマります。
「相手をいかに瞬殺するかを考えるのが楽しすぎる」
ぜひ、この隠れた名作カードゲームをプレイして、その奥深さを体験してみてください。
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