衝撃の冒頭があなたを待つ!ゲームボーイ『ドラゴンスレイヤー外伝』は、王道アクションRPGに新風を吹き込んだ異色作

あなたは、RPGの冒頭で主人公の父親が
瞬殺されるゲームをプレイしたことがありますか?
1992年にエポック社から発売されたゲームボーイ用ソフト
『ドラゴンスレイヤー外伝』は、そんな誰もが予想しなかった衝撃的な始まりで、
プレイヤーの心を一瞬で掴みました。
『聖剣伝説』や『ゼルダの伝説』といった名作アクションRPGの良さを踏襲しつつも、
このゲームにしかない独自の魅力が、私たちを虜にしました。
アクションRPGの新たな夜明け
『ドラゴンスレイヤー外伝』は、
日本ファルコムの看板シリーズ「ドラゴンスレイヤー」の名を冠していますが、
そのシステムは比較的シンプルで、誰でも気軽に楽しめるアクションRPGになっています。
ゲームは、
プレイヤーが4種類の職業(ナイト、ハンターなど)から
好きなものを選ぶところから始まります。
- ナイト:接近戦が得意な戦士
- ハンター:弓矢を使いこなす遠距離攻撃のプロ
- 魔法使い:強力な魔法で敵を殲滅
- 僧侶:回復魔法で仲間をサポート
といったように、それぞれの職業に明確な役割が設定されており、
どの職業を選ぶかでゲームの攻略法が大きく変わってきます。
この「職業選択」のシステムは、
一度クリアするだけで終わらない、リプレイ性の高さをもたらしています。
父親の死から始まる、過酷な冒険
このゲームの最も語られるべき部分は、その物語の始まりです。
王様からドラゴン退治を依頼された主人公の父親は、
意気揚々と家を出発します。
しかし、扉を開けたその瞬間、
凶悪な魔物によって瞬殺されてしまうのです。
この描写は非常にショッキングであり、
従来の「勇者」が時間をかけて成長し、
最終的に魔王を倒すというお決まりのパターンを完全に破壊しました。
しかし、このリアリティこそが、このゲームを特別なものにしています。
- モンスターの視点:モンスターからすれば、最強の勇者に万全の状態で挑まれてはたまったものではありません。先手を打って、敵を潰すのは当然の戦略でしょう。
- 主人公の成長:何の力も持たない主人公が、モンスターに殺された父親の代わりに、復讐と使命を果たすために旅に出る。この動機は非常に強く、プレイヤーは自然と主人公に感情移入し、「一緒に成長していこう」という気持ちになります。
シンプルだからこそ、ボス戦が熱い!
本作は、ダンジョンに配置された謎解き要素はほとんどなく、
ひたすらモンスターを倒し、レベルを上げていくという王道的なゲーム性です。
このシンプルさがあるからこそ、
最大の魅力である「巨大ボスとのバトル」が際立ちます。
ゲームのタイトルが示す通り、このゲームには様々な種類のドラゴンが登場します。
- 巨大なドラゴンとの迫力満点のバトル
- アクションRPGならではの、自らの操作でボスを倒す快感
コマンド選択式RPGでは味わえない、この手に汗握る興奮こそが、このゲームの最大のセールスポイントです。
「経験値一律」という狂気のシステム
このゲームは、そのシンプルな見た目とは裏腹に、
非常にユニークなシステムを搭載しています。
それは、「経験値が一律」というものです。
どんなザコ敵を倒しても、どんな強力なボスを倒しても、
もらえる経験値は「1」です。
このシステムのおかげで、
プレイヤーは「最初のフィールドでレベルをマックスにできる」という、
とんでもない選択肢を持つことになります。
この誘惑に負けず、ゲームの面白さを最大限に引き出すために、
あなたはあえて経験値を稼ぎすぎずにゲームを進めるという、
もう一つの「選択」を楽しむことができるのです。
まとめ:『ドラゴンスレイヤー外伝』は、ゲームボーイ初期の傑作だ
『ドラゴンスレイヤー外伝』は、
4時間という短いプレイ時間でクリアできる手軽さでありながら、
4つの職業とやりこみ要素で、何度も繰り返し楽しめるゲームです。
- 衝撃的な物語の始まり
- 4つの職業から選べるリプレイ性の高さ
- シンプルながらも熱い、巨大ボスとのバトル
- ユニークな「経験値一律」システム
これらの要素が、
このゲームを単なるアクションRPGではなく、
物語性や独自のシステムでプレイヤーを魅了する、隠れた名作にしています。
ゼルダの伝説や聖剣伝説1が好きなら、きっとこのゲームの虜になるでしょう。
今という時代に、ゲームボーイ初期の珠玉の体験を、ぜひあなたも味わってみませんか?
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