「仲間」かと思ったら「強盗」だった!? 予測不能なバイオレンスRPG『エルナード』のヤバい世界!

ロマンシング サ・ガに「ガラハド」という、
あまりにも悲しいキャラクターがいたことをご存知でしょうか?
アイスソードという激レアアイテムを手に入れるため、
必死でお金を貯め、毎日お店を覗いては「まだある!よかった!」と安堵し、
モンスターを倒しながらニヤニヤと「どんな切れ味だろう…」と夢想する日々。
そしてようやく、人生で最高に幸せな瞬間…念願のアイスソードを手に入れた、その直後!
凶悪な冒険者に強奪される。
通常なら「その凶悪な冒険者を懲らしめてやろう!」となるのがRPGの常識です。
しかし、ロマサガにそんなイベントは用意されていませんでした。
なぜなら…凶悪な冒険者の正体こそ、何を隠そう「主人公」だったから!
「冒険に必要だから!」とゲーム的に割り切っていたかもしれませんが、
それは念願の高級車やマイホームを強奪するのと同じこと。
ロマサガの主人公が、いかにヤバい奴だったのかと、
今改めて思うと背筋が凍りますね…。
そんな、ガラハド君の立場を追体験するようなドキドキ感を味わえるのが、
今回ご紹介するスーパーファミコンの隠れた名作、『エルナード』かもしれません!
一体どんな内容で、どんなところが面白かったのか?
購入の参考にしていただければ幸いです。
このとんでもないRPGの世界へ、いざ飛び込もう!
『エルナード』とは? 7つのアークを巡る、自由で危険な大冒険RPG!
1993年、ゲームプラン21から発売されたスーパーファミコン専用RPG
『エルナード』。
スーファミ後期の名作『ミスティックアーク』の前身のような作品で、
「ミスティックアークを遊んでから、前作があったの!?」と驚き、
遊び直した人も多いのではないでしょうか。
このゲームの目的は、
全て集めると願いが叶うという「7つのアーク」を求めて、
広大すぎる世界を大冒険すること。
人間、エルフ、ドワーフといった王道の種族から、
悪魔、鉄人、エイリアンなどハチャメチャな主人公まで、
選べるキャラクターのバリエーションは、『ロマンシング サ・ガ』というより、
まるでゲームボーイ版の『サ・ガ』のようなクレイジーさ!
そんな個性豊かな主人公の中から1人を選んで冒険するのですが、
選ぶ主人公によって仲間になるキャラクターが変化するので、
何度も繰り返しプレイできるのが『エルナード』ならではの面白さです。
『ロマンシング サ・ガ』っぽいと言ってしまえばそれまでですが、
そのロマサガ風味の中に、『エルナード』らしさがぎゅっと詰まっています。
特に、「主人公は善人」という今までの常識を根底から覆してくれた、
強烈すぎるRPGなのです。
[未来システム] 「レーダー」で敵をかわし、ダンジョンを駆け抜けろ!
このゲームを遊んでまず驚かされるのが、「レーダー」システム!
フィールドに出ると、画面左上に大きなレーダーが表示され、
「敵」や「街」「ダンジョン」などがリアルタイムで表示されるんです。
フィールドには敵シンボルが見えなくても、
レーダー上には敵がいて、それにぶつかると戦闘開始!
まさにロマサガシリーズのシンボルエンカウントなのですが、
レーダーで表示してくれるので、どこか未来のゲームを遊んでいるような感覚に陥ります。
特にダンジョンでは、
レーダー上の敵がとんでもないスピードで襲ってくるので、
ロマサガのように華麗に敵を避けて進むのは至難の業。
しかし、見事に避けられた時の快感は、ロマサガ以上!
いかに上手く敵をかわすか、という戦略もこのゲームの重要な要素でした。
「数歩歩いたらエンカウントって何だよ!」
そんなレトロゲームあるあるに対し、「これだけモンスターがいるからだよ!」と、
レーダー上に大量の敵を表示させてプレイヤーを納得させる。
レトロゲームなのに、今のゲーム以上に未来を感じさせる、そんなRPGなのです!
[シナリオ] 序盤は普通、中盤は自由、そして後半は…衝撃!
『エルナード』は、サガシリーズ以外では珍しい
「フリーシナリオ」を楽しめるRPGです。
最初は決まった物語が進んでいきますが、
物語の中盤になると、どの「アーク」から集めていってもいいように設計されています。
この部分は、何度も繰り返し遊べるフリーシナリオならではの面白さ!
残念ながら、後半は一本道になりますが、
「次はどこに行こうかな?」というワクワク感を味わえるのは、
フリーシナリオ好きにはたまらない展開でしょう。
そして、筆者が『エルナード』を最も愛する部分が、後半の怒涛の展開!
物語の面白さで言えば、
スーパーファミコンのRPGの中でもかなり上位に食い込むのではないでしょうか。
始まりはごく普通のRPG。
中盤は「どこから攻めよう?」と戦略を練る面白さ。
そして、後半は「え!?こんな展開になるの!?」という驚き!
ぜひエンディングまで遊んでほしい作品です。
[難易度] ファミコン並みに鬼畜!? 「魔王」を倒すまでに2時間迷うほど…
数々のRPGをプレイしてきましたが、
本作『エルナード』は、正直かなり難しい部類に入ります。
というのも、敵の強さがかなり強めに設定されており、
気を抜いた瞬間に全滅してしまうほどの、ヒリヒリする戦闘バランスなんです。
新しいエリアに到着して
「なんだろう、あのモンスターは?」と近づいたが最後、
瞬殺される…そんな悲しい体験が何度もありました。
それでなくてもエンカウント率が高いゲーム。
長いダンジョンをようやく突破して、
新しい街にたどり着く前に死んでしまった時の絶望感といったら…。
だから、基本はレベル上げに時間を費やすことになります。
しかし、レベルがなかなか上がらないのも、
このゲームの難しさに拍車をかけている要因!
他のRPGに比べて、かなりの確率で敵が逃げ出してしまうため、
長時間戦っているはずなのに、なぜか経験値がそれほど稼げないという、
なかなかの地獄が待っているのです。
戦闘以外の部分でも、
「どこに行けばいいの?」「どうやってボスを倒せばいいの?」
「というか、何をすればいいの?」と、昔ながらのスパルタな仕様になっていました。
そんな部分が、「エルナード、難しすぎ!」という評価に繋がったのかもしれません。
筆者も、中盤のボスである「魔王」を倒すのに2時間以上迷いましたからね。
「これが昔のRPGだったよな…」と、久々に喝を入れられたような気がします。
遊び方が分かるまでのハードルが高い。
そんな部分が、この隠れた名作が日の目を見なかった理由かもしれません。
[無法地帯] 時には「仲間」、時には「強盗」!バイオレンスすぎる人間関係!
そんな硬派なRPG『エルナード』の中で、筆者が最も衝撃を受けたシステム。
それは、なんと「他の主人公」が襲いかかってくるという、
あまりにもバイオレンスすぎるシステムでしょう!
このゲームでは、あなたが選んだ主人公以外の、
選ばれなかった主人公たちも、ちゃんとエルナードの世界を冒険しています。
ロマサガのように、宿屋や酒場に仲間が滞在している場合があるので、
話しかけて「一緒に旅をしませんか?」という流れもロマサガ的です。
パーティーは最大2人という、
『ドラゴンクエスト2』もビックリの少なさですが、
一人旅よりは圧倒的に楽になるので、
基本的には仲間になってくれる主人公は即仲間にした方がいいでしょう。
主人公によって相性があり、
仲間になりやすい者、なりにくい者がいますが、
根気よく話しかければちゃんと仲間になってくれます。
仲間になってくれた時の嬉しさは、他のRPGの何倍も大きかったですね。
しかし、ここでこのゲームのバイオレンスな一面が顔を出すのです。
彼らは仲間であると同時に、
「アークを探し求めている立派な冒険者」でもあります。
つまり、仲間でもあり、ライバルでもあるわけです。
その結果が、街で会話をしようとするだけで、
突然「持っているアークをよこせ!!」と襲いかかってくるようになるのです!
ここで、あのロマサガでの「アイスソードを奪う」という、
トラウマ級のイベントが脳裏をよぎります。
あのイベントは、こちら側に強奪するか仲間にするかという「選択権」がありました。
しかし、今度はあなたが「アイスソード(アーク)」を持っている立場なのです!
アークを奪われないためには、力でねじ伏せるしかない!
負けてしまえば問答無用で奪われてしまう!
だったら、この強盗を斬るしかない!!
そんな、力こそがすべてを支配する、
スーパーファミコンのRPGの中でも特に強烈な『エルナード』。
その衝撃的な世界観を、ぜひあなたの目で体験してください!
『エルナード』まとめ:衝撃の物語と、シビアな冒険に挑め!
何がそんなに面白いのか?
やはり一番の魅力は、その物語の面白さでしょう。
中盤まではごく普通のRPGとして進みますが、
そこから一気に奥深い物語へと突き進んでいく。
この驚きの展開があるからこそ、
「エルナードって面白いよね」と心から言えるのかもしれません。
今、急いで買う理由とは?
RPG的なシビアさで言えば、
ファミコン時代のRPG並みの厳しさがあります。
しかし、意外なことにボス自体はめちゃくちゃ弱い!
だから、ボスにたどり着くことさえできれば、
わりとサクサク進めることができるんです。
「ダンジョンは一発でクリアする」という意識を持ってプレイすれば、
かなりの部分が楽になるはずです。
雑魚敵がこんなに強いんだから、ボスもヤバいだろう…という
RPGのお約束に囚われて、
一旦街に戻ってアイテムを補充しよう…なんて考えてしまうのはもったいない!
そんなお約束を捨てることで、
スムーズにゲームを進め、あの衝撃的なエンディングまでたどり着けるでしょう。
さあ、あなたは無事、7つのアークを集め、
この危険な世界で生き残ることができるでしょうか!?
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