レトロゲームとマンガとももクロと

レトロゲームとマンガとももクロと

『アイギーナの予言』は狂気と紙一重の傑作バカゲー!

『アイギーナの予言』は狂気と紙一重の傑作バカゲー!

 

お金でヒントを買い、パスワードを間違えたらキレられる。まさにファミコンを代表する「バカゲー」、それが『アイギーナの予言』です。

バカゲーでありながら、プレイ中はヒリヒリとした緊張感が最高潮に達するこのゲーム。1986年にビック東海から発売されたアクションゲームです。

  • 記事のネタバレ度:高め
  • 攻略に必要なプレイ時間:10時間
  • 世間の評価:ゲームセンターCXを見て最高に遊びたくなる
  • おすすめの人:難解なアクションゲームが好きなら文句なし!

 

 

『アイギーナの予言』とはどんなレトロゲーム?

 

『アイギーナの予言』は、

1986年にビック東海から発売されたファミコン専用のアクションゲームでした。

 

ゲームの目的は、

考古学者の主人公が隕石の衝突を防ぐため、

未知なる秘宝を探す冒険に出るというもの。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアクションゲームに

アドベンチャーゲームの要素がプラスされていました。

 

考古学者の主人公は、

武器を一切持たずに危険な冒険に挑む、

プレイヤー泣かせのキャラクターでした。

 

では、どうやって敵を撃退するのか?

 

それは、遺跡に設置されている

「シューター」という武器を使って敵を倒していくシステムでした。

 

遺跡は短いステージが連続して構成されており、

「敵を一定数倒す」

「決まった場所で3回ジャンプする」といった

「隠された条件」を満たすことで次のステージに進めまして。

 

謎解きの要素がふんだんに盛り込まれており、

当時の子供たちを奈落の底へと突き落としたゲームでもありました。

 

 

『アイギーナの予言』:攻略の楽しさと地獄のアクション

 

攻略方法を自分で見つける楽しさ

 

『アイギーナの予言』の難易度は、

アクションゲームが40%、

アドベンチャーゲームが60%といったバランスになっていまして。

 

このアドベンチャーゲームの要素が、

「こんなのどうやったら分かるんだ!」と叫びたくなる連続になっていました。

 

しかし、ノーヒントかといえばそうではなく。

 

遺跡の宝箱には

「古文書」というアイテムが入っていることがありまして。

 

これをお店に持っていくことで、

内容を解読して教えてくれるシステムになっていました。

 

なのですが、

「ラブレター」など、関係ない文書も混じっていまして。

 

命がけで取りに行った古文書の多くが、

「全く役に立たない紙屑」だった時の、

あのなんとも言えないショックは今でも覚えています。

 

「こんなゲームクリアできないだろ!」と思っていたのに、

「頑張れば意外と行けるかも…」と徐々に変わっていくのが、

このゲーム最大の魅力だったのかもしれません。

 

 

アクションとパズルゲームの危険な融合

 

謎解きは頑張れば何とかなるとして、

アクション部分はどうだったのか?

 

実は、アクションも相当難しかったです。

 

なぜなら、

このゲームの攻撃方法が「有限」だったからです。

 

序盤は、設置されているシューターの数も多く、

マイルドな難易度で進みます。

 

ですので、

「全て撃ち落とします!」なんて、

物凄く気持ちよく進めるのですが。

 

後半になるにつれて、

設置されているシューターの数が激減していきまして、

「詰め将棋」のように、

少ない手数で対処しなければならなくなるのが大変でした。

 

これが簡単なアクションゲームなら、

ゆっくり考えれば済む話なのですが。

 

『アイギーナの予言』の敵の意地悪さといったらもう、

凄かったですからね。

 

謎解きゲームとしても、

アクションゲームとしても難しいからこそ、

伝説の激ムズゲームになれたのかなと思います。

 

 

『アイギーナの予言』まとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

このゲームは

「ゲームセンターCX」でプレイされたこともあり、

最近になってより人気が出てきた作品でもありました。

 

視聴者からの「遊んでほしい」という声が多かったそうで、

熱狂的なファンも多い作品でしたからね。

 

他のアクションゲームでは体験できない、

独特な世界観をぜひ楽しんでみてください。

 

 

何がそんなに面白いのか?

 

このゲームには、

様々な要素が詰め込まれています。

 

マリオのようなアクション要素、

ゼルダの伝説の様なアドベンチャーゲームの要素、

パズルゲームの要素。

 

なんて感じで、

「全部の要素を足したら、とんでもなく面白いゲームが出来上がるのでは?」

そんな無理やりな融合が、

こんなにも最高なゲームを誕生させてしまうのでした。

 

 

今すぐ買う理由ってあるの?

 

このゲームにはバカゲー的な側面もありまして、

そこも最高でした。

 

パスワードを間違えまくると

おじさんが暴れたり。

 

最後の選択を間違えると

全てを没収されて最初からやり直しになったり…。

 

ゲームのクオリティもさることながら、

所々にちりばめられた小ネタが本当に面白かったですからね。

 

アクションゲーム好きにも

 

バカゲー好きにも遊んで欲しい

 

ハチャメチャなゲームでありながら 完成度はハイクオリティ

それこそが、今すぐこのゲームを買う理由です。

 

 

こちらから購入できます