レトロゲームとマンガとももクロと

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横山光輝版 織田信長の感想 教科書読まずにこれを読め

どうして魔王になったのか

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なんでも

歴史の勉強をするときは、

アイドルを追っかける時の様な気持ちで取り組むと、

勉強の成果が上がりやすいそうです。

 

全体で物事を見るよりも

部分的に細かく見ることで、

歴史に興味が持てるからだそうです。

 

最初は

弁慶だけに注目するとか

明智光秀だけに注目するとか

とにかく推しを決めて

そこから勉強していくという訳ですね。

 

そんな時におすすめなのが、

今回の

[横山光輝版 織田信長]です( `―´)ノ

 

 

横山光輝さんというのは

鉄人28号

バビル二世

三国志などの漫画で有名な

歴史漫画の王様でしょうかね。

 

そんな

歴史漫画の王様が、

実は

日本の歴史漫画を描いていたということを、

最近になって知りました。

 

そして

私が初めて

興味を持って全巻購入したのが

織田信長だったんです。

 

わたしは

波乱万丈な人生をおくった、

織田信長という人間のことを

全く知りませんでしたので、

そんな頃に

「横山光輝が日本の歴史漫画を描いているんだ…」と知り、

「なら織田信長から読んでみようかな」と全巻購入したのでした…。

 

 

この織田信長は

青年期から晩年までを描いた、

織田信長の人生全てが詰まっています。

 

どうしてうつけものと呼ばれていたのか?

少数の兵でどうやって大軍を蹴散らすことができたのか?

どうして豊臣秀吉とであったのか?

本能寺の変はなぜ起こったのか?

といった,

わたしの頭の中では

今まで謎に包まれていた部分が、

歴史漫画という

マイルドな教科書によって、

頭の中の霧が晴れていったのでした。

 

 

この歴史漫画シリーズの面白い点は、

立場によって正義が違うということですね。

織田信長では

武田信玄が悪人で描かれますし、

武田信玄では

織田信長が悪人として描かれます。

 

つまり

ゲームでいうところの

ザッピングシステムという訳です。

(この人はこう思っていたが、実はこう思っていたとか、こちらでは正義のためにといっているが、逆の立場ではどうなのか…そんな所がザッピングシステムの面白さですよね。)

 

とくに

悪人で語られる事の多い

織田信長の視点で見ることによって

いろいろな歴史観が楽しめるのが

横山光輝の歴史シリーズの良いところではないでしょうか。

(織田信長を読んで、豊臣秀吉を読んで、徳川家康で閉めるのが黄金パターンですね。)

 

 

教科書ではわからない部分も

漫画という娯楽のフィルターを通す事によって

自然と頭にすりこまれていきますので

教科書を読むなら

横山光輝漫画を全部読め!!となるわけですね。

 

それなら

中国の歴史を知りたければ

三国志と

水滸伝を全部読めばいい……のかな(^o^)