レトロゲームとマンガとももクロと

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全てを失っても、もう一度挑みたくなる 伝説のローグライクRPG『風来のシレン』DS

全てを失っても、もう一度挑みたくなる 伝説のローグライクRPG『風来のシレン』DS

 

『風来のシレン』。その名前は、

日本のゲーム史に燦然と輝く伝説として、多くのゲームファンに語り継がれてきました。

 

しかし、初代をリアルタイムでプレイしていなかった人にとって、

そのハードルの高さは想像以上でした。

 

オリジナルのスーパーファミコン版はプレミア価格となり、

なかなか手が出せなかった人も多いのではないでしょうか。

 

そんな中、2006年にニンテンドーDSで発売された『風来のシレン』は、

多くのファンが待ち望んだ初代のリメイク移植でした。

 

本作は、1995年に発売された

『不思議のダンジョン2 風来のシレン』をベースに、

DSの特性を活かした様々な変更点が加えられています。

 

ゲームの目的はシンプル。

風来人「シレン」を操り、誰も到達したことのない頂上「太陽の大地」を目指して、

巨大なダンジョン「テーブルマウンテン」をひたすら登り続けることです。

 

一度入ると、そこはもう引き返せない世界

 

このゲームは、入るたびに地形やアイテムの配置が変化する「ローグライクRPG」です。

 

レベルは冒険のたびに1に戻り、HPや満腹度にも気を配る必要があります。

 

しかし、本作には、既存のローグライクRPGにはない、

独自のシステムがいくつか存在します。

 

その一つが、「ダンジョンから村に戻る手段がない」という、衝撃の事実です。

 

トルネコの大冒険には「リレミトの巻物」があり、

いつでもダンジョンから脱出して、強力なアイテムを持ち帰ることができました。

 

しかし、『風来のシレン』では、

一度ダンジョンに入ったら、クリアするか、力尽きるかの二択しかありません。

 

このため、

短いダンジョンをクリアするごとに訪れる村で、

アイテムを補充したり、武器を強化したりしながら、

少しずつ進んでいくスタイルになっています。

 

一見、後戻りできないシステムは厳しいように思えますが、

実はこのゲームには、ある画期的な「抜け道」が存在しました。

 

それは、ダンジョンを「逆走」して、最初の村に戻るという方法です。

 

初めてこの事実を知った時、私は衝撃を受けました。

 

ダンジョンを逆走することに何の意味があるのか?そう思っていました。

 

しかし、実際に試してみると、

持っているアイテムを失うことなく、最初の村に戻ることができ、

再びレベル1から冒険をやり直せることに気づいたのです。

 

このシステムがあるおかげで、

プレイヤーは、何度も村とダンジョンを行き来して、

お金を稼いだり、武器を鍛えたりすることができます。

 

合成の壺のような高価なアイテムも、この方法を使えば無理なく手に入れられます。

 

まさに「努力は裏切らない」。この地道な作業こそが、このゲームの中毒性の源でした。

 

どんな万全の準備も、一つの罠で無に帰す

 

地道な努力を重ね、

私は「どうたぬき+38」「重装の盾+25」という、最強の装備を作り上げました。

 

「これなら、もう死ぬことはないだろう」

 

そう思い、私は最後のダンジョンに挑みました。

 

しかし、『風来のシレン』は、そんなプレイヤーの油断を、

決して許してはくれません。

 

このゲームの恐ろしさは、

どんなに強力な装備を持っていても、

たった一つの罠で全てを台無しにされてしまうところにあります。

 

特に恐ろしいのが「おにぎりの罠」です。

 

これを踏んでしまうと、アイテムが使えなくなり、装備も無効化されます。

 

無防備になったシレンは、あとは敵に殴られるまま。

どんなに鍛え上げた武器や盾も、意味をなさなくなってしまうのです。

 

さらに、プレイヤーを混乱させる「ゲイズ」のようなモンスターも存在します。

 

彼らの特殊攻撃を受ければ、

あっという間に身動きが取れなくなり、ゲームオーバーです。

 

このゲームは、プレイヤーの努力を称える一方で、決して油断させてはくれません。

それが、このゲームの持つ、永遠の面白さであり、奥深さなのです。

 

 

DS版ならではの変更点と、その評価

 

DS版は、オリジナルのファンからは賛否両論がありました。

  • セーブデータが1つになった:スーパーファミコン版では可能だったセーブデータのコピーが不可能に。死んだら終わりという、緊張感のあるプレイを促しています。
  • 様々なバグの修正とアイテムの変更:「やまびこの盾」など、ゲームバランスを崩しかねないアイテムが変更・削除されました。
  • 追加ダンジョンの存在:本編クリア後も楽しめる、やり込み要素満載の隠しダンジョンが追加されました。

 

これらの変更は、「死ぬことが前提」という、

このゲーム本来の面白さを際立たせるためのものだったのかもしれません。

 

オリジナル版のファンにとっては残念な変更点だったかもしれませんが、

私のように初めて『風来のシレン』をプレイする者にとっては、

これらの変更がより良いゲーム体験へと繋がったと感じました。

 

シレンの冒険は、永遠に続く

 

『風来のシレン』は、

冒険の過程で得た知識や経験が、プレイヤーの財産となるゲームです。

 

「アイテムはこう使う」「この敵にはこの技が有効だ」その一つひとつの発見が、

次の冒険の成功へと繋がっていきます。

 

ぜひ、寝っ転がりながら、

じっくりとこのゲームの奥深い世界を体験してみてください。

 

本編クリアは、あくまで「チュートリアル」に過ぎません。

その先には、あなたのテクニックが試される、さらに壮大な冒険が待っています。

 

「やっぱり風来のシレンって凄い!!」。この感動を、あなたも体験してみませんか?

 

 

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