『リング』ドリームキャスト版:ホラーゲーム史に残る、異色のバイオハザードをあなたに
伝説のホラー映画『リング』の世界観で、
本格的なサバイバルホラーを体験できるゲームがあったことをご存知でしょうか。
2000年にドリームキャストで発売された『リング』は、
映画の半年後を描いたオリジナルストーリーで、
プレイヤーを恐怖の渦に引き込みます。
多くの人が想像したのは、
テキスト主体のサウンドノベルだったかもしれません。
しかし、このゲームが選んだのは、
なんと『バイオハザード』のスタイルでした。
その予想外の組み合わせが、驚くほど高い完成度を誇っているのです。
二つの世界を行き来する、独特なゲームシステム
このゲームの主人公は、
謎の死を遂げた友人の無念を晴らすために、事件の真相に迫っていきます。
ゲームは、二つの異なる世界を行き来しながら進行します。
- 現実世界: ウイルス研究所を舞台に、事件の鍵を握る「リング」というウイルスの正体を追います。ここでの探索は、情報収集や謎解きが中心となります。
- 仮想現実の世界: 研究所のコンピューターにアクセスすると、仮想現実の世界へと転送されます。この世界では、謎の怪物が徘徊しており、銃火器を手に、敵を蹴散らしながら任務をこなさなければなりません。
現実世界で手に入れた情報が、
仮想現実での攻略のヒントになったり、仮想現実でクリアした任務が、
現実世界の謎を解く鍵になったりします。
他のアドベンチャーゲームにはない、
斬新なシステムが、プレイヤーを飽きさせません。
『バイオハザード』のシステムと『リング』の世界観が見事に融合
このゲームの最大の魅力は、
『リング』の世界観と『バイオハザード』のゲームシステムが、
意外なほどマッチしていることです。
映画『リング』は、
呪いのビデオを見た人間が、貞子の怨念によって死を迎える…という、
じわじわと忍び寄る恐怖を描いていました。
銃や爆弾で敵を倒す『バイオハザード』とは、本来相容れないはずです。
しかし、本作はそこに巧みな設定を加えています。
なぜ主人公は銃を持つのか?
なぜ敵は怪物なのか?
その全てが、物語を深く理解するにつれて明らかになっていきます。
最初は「ハチャメチャな作品かな?」と思うかもしれませんが、
プレイすればするほど、その設定の妙に引き込まれていくでしょう。
ハンドガンやショットガンといった武器を手に、
怪物と対峙するアクション要素。
そして、限られた弾薬や回復アイテムをやりくりしながら、
手探りでマップを探索していくサバイバル要素。
これらはまさに『バイオハザード』そのものです。
プレイヤーを夢中にさせる、探索の楽しさ
- アイテム管理のジレンマ:
敵を全て倒すために弾薬を使いすぎるのは危険か?
回復アイテムは温存すべきか?
常に最適な選択を迫られる、あの緊張感がたまりません。
自分で攻略パターンを考え、無駄のない動きで探索を進める面白さは、
このジャンルの醍醐味です。
- 武器を手にする喜び:
ゲーム開始時は心細いハンドガンだけですが、
探索を進めるうちにショットガンなどの強力な武器を発見できます。
新しい武器を手に入れるたびに、冒険が少し楽になる喜びを味わえるのは、
このゲームならではの体験です。
マップが広く、謎解き要素は少なめですが、
それこそがこのゲームの醍醐味。
バイオハザードシリーズをやり尽くしてしまい、
新しいサバイバルホラーゲームを求めている方に、
ぜひプレイしていただきたい一本です。
購入を迷っているあなたへの最後のプレゼン
「ドリームキャストを持っていないんです…」
このゲーム以外にも、
ドリームキャストには『バイオハザード CODE: Veronica』をはじめ、
良質なホラーゲームが多数存在します。
ホラーゲームをまとめて楽しむために、本体を購入するのも良い選択でしょう。
「1700円は高いと思います…」
ホラーゲームは、
世間に認知されると一気に価格が上がる傾向にあります。
今や、1700円で買えるのはむしろお買い得と言えるかもしれません。
「クリアできるか不安です…」
バトルよりも、イベントの進行が難しいと感じるかもしれません。
どうしても分からない場合は、攻略情報を調べるのも良いでしょう。
ラスボスはかなり強めに設定されていますが、根気よく挑めば、必ずクリアできます。
『リング』ドリームキャスト版は、
映画のファンはもちろん、
バイオハザードのような探索型ホラーが好きな人にも心からお勧めしたい作品です。
物語が非常に濃厚で、プレイすればするほど引き込まれること間違いありません。
さあ、この素晴らしい恐怖の世界に、飛び込んで行きましょう。
こちらから購入できます