レトロゲームとマンガとももクロと

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THE・推理・IT探偵18の事件簿  10分でサクッと解決!名作推理漫画の感動を味わえるアドベンチャー

10分でサクッと解決!名作推理漫画の感動を味わえるアドベンチャー

名探偵コナンの連載が始まった時の衝撃を、今でも覚えています。

 

金田一少年の事件簿の連載開始時も同様です。

 

「ちょっと怖いけど、めちゃくちゃ面白い!」と、毎週ワクワクしながら読んでいました。

 

そんな有名推理漫画が持つ、

短時間で事件の真相に迫る面白さを、ゲームで体験できる作品があります。

 

それが、『THE・推理・IT探偵18の事件簿』

 

2001年にディースリーパブリッシャーから発売された、

プレイステーション用のアドベンチャーゲームです。

 

これは、当時小学生のお小遣いでもギリギリ買えた

「シンプル1500シリーズ」の59作目。

価格は手頃でも、その内容は決して安っぽくない、本格的な推理アドベンチャーです。

 

 

10分で事件を解決する、新感覚の推理ゲーム

 

本作は、叔父から探偵事務所を受け継いだ主人公が、

人工知能の美人秘書「ジニー」とペット型の検索ソフト「賢作」という

ユニークな仲間たちと共に、事件を解決していく物語です。

 

このゲームの最大の特徴は、

探偵事務所から一歩も動かずに事件を解決する「引きこもり探偵」スタイル。

 

依頼者から送られてくる現場写真、状況説明、

目撃者の証言といった限られた情報だけを頼りに、

コマンド選択形式で推理を進めていきます。

 

ゲームのシステムは非常にシンプルです。

 

面倒な移動システムをすべて排除し、

オホーツクに消ゆや山村美紗シリーズのように、

コマンドを選択しながら物語を進めます。

 

さらに、怪しい場所を写真からクリックして調べることで、

新たなヒントを発見することも可能です。

 

そして、この一連の流れがわずか10分で完結します。

 

3時間ぶっ続けで1つの事件を解き明かす超大作アドベンチャーも良いですが、

このゲームは18個の短い事件を3時間で連続して楽しめる、

新感覚のスタイルを確立しました。

 

1話完結型なので、前回のエピソードを忘れてしまっても問題なく、

時間がない人でも気軽に楽しめるのが大きな魅力です。

 

 

漫画を読むようなスピード感と中毒性

 

従来の推理アドベンチャーは、

些細なヒントをコツコツ集めていくことで、

やがて大きな真相にたどり着くという楽しみ方でした。

 

しかし、このゲームでは、

1つの事件が10分という短い時間で凝縮されています。

 

物語の始まりから終わりまでを、わずかな時間で濃厚に描くこの構成は、

まさに推理漫画を読んでいるかのようなスピード感と中毒性を生み出しています。

 

「今日は3エピソードだけプレイしよう」

 

そう思って始めたのに、

あまりの面白さに気づけば一気に全クリアしてしまう。

 

それくらい、どのエピソードも完成度が高いのです。

 

ゲームをクリアすると、

それまでの事件の「後日談」を読むことができます。

 

「あの事件の後は、こんなことになっていたのか」と、

二度楽しめるのも嬉しいポイントです。

 

まるで、名探偵コナンや金田一少年の事件簿の単行本を

何十冊もまとめて読む時のような、あの最高の幸せを、このゲームで味わうことができます。

 

1冊3時間の長編小説も良いですが、

1冊15分の推理漫画を読みまくるのも楽しい。

 

そんな幸せが、このゲームにはギュッと詰まっています。

 

 

驚異の続編とシリーズ展開

 

「シンプル1500シリーズ」だからといって、内容が薄いわけではありません。

 

この『THE・推理・IT探偵18の事件簿』は、

その完成度の高さから大きな人気を博しました。

 

その人気は、続編のリリースへと繋がります。

 

プレイステーション2で発売された続編

『新たな20の事件簿』、さらにPSPやDSでもシリーズが展開されるほどの

人気シリーズへと成長しました。

 

もし、シリーズをまとめて遊びたい場合は、

PS2で発売された『そして誰もいなくなった』という作品がおすすめです。

 

この作品には、初代『18の事件簿』も同時収録されているため、

これ一本で全ての事件を体験できます。

 

たった10分で事件を解決する、超名作アドベンチャー。

 

短い事件を18連続で楽しめる、このとてつもない幸せ。

 

それが、今急いでこのゲームを買う理由です。

 

 

こちらから購入できます