恐怖と成長が織りなす異色作!『Dの食卓2』が誘う、極寒の雪山ホラーアドベンチャー!

夏といえば、やっぱりホラーゲームですよね!
そして夏に観たい映画といえば、
『八甲田山』や『ホワイトアウト』などが挙げられますよね!
もし、その二つの要素が融合したゲームがあったとしたら…?
そう、それが今回ご紹介する、
真冬の雪山で本物の恐怖と、そしてちょっと変わった「成長」を体験できる、
ドリームキャスト用ソフト『Dの食卓2』です!
前作のような純粋な緊張感は薄れたかもしれませんが、
それを補って余りある魅力が、この作品には詰まっています。
極寒の雪山に不時着!謎を追う探索型アドベンチャー『Dの食卓2』の挑戦!
『Dの食卓2』は、
1999年にワープから発売された、ドリームキャスト専用のアドベンチャーゲームです。
前作『Dの食卓』は、
その心底から恐怖を味わえる斬新な表現で、
名作アドベンチャーゲームとして多くのプレイヤーを震え上がらせました。
ワープのゲームに魅了され、
後に『エネミーゼロ』にもハマり、
そして本作『Dの食卓2』でその世界観を締めくくる。
そんな熱狂的なワープファンになったプレイヤーも、
当時多かったのではないでしょうか。
本作のストーリーは、
飛行機事故によって真冬の雪山に不時着してしまった主人公が、
なぜ飛行機が事故を起こしたのか、
そしてこの雪山からどうやって脱出すればいいのか、という謎を追っていく中で、
突如として奇妙なモンスターに襲われる…という、
まさにサバイバルホラーの王道とも言える展開です。
ゲームシステムは
探索型のアドベンチャーでありながら、
プレイヤー自身の目線でゲーム画面が進んでいく
「FPS(ファーストパーソンシューティング)のような視点」へと進化していました。
この主観視点によって、
ゲーム全体の薄暗い雰囲気が、驚くほど鮮明に表現されています。
矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、
「薄暗い雰囲気が鮮明」なのです。
画面の暗さで「ここはとても危険な場所なんだ」という緊迫感を表現するあたりは、
「グラフィックこそが命」とでも言うべき、
ワープというゲームメーカーならではのこだわりと素晴らしさを感じさせます。
舞台が雪山という、
当時としては珍しい設定のアドベンチャーゲーム。
その斬新さも、本作の大きな魅力の一つでした。
ホラーゲームなのにレベルアップ!?「タケノコ」モンスターとRPG要素の意外な融合!
このゲームのメインフィールドは、ほとんどが雪山です。
プレイヤーは自分の山小屋を拠点とし、
そこから謎を解くために近隣を探索していく、という流れになります。
真っ白な雪山の世界で、
謎を解き明かし、冒険に必要なアイテムを探し出し、
この世界からどうやって脱出するのか…その過程を楽しむのが、本作の醍醐味です。
しかし、そこで重要になってくるのが、
雪山にはグロテスクなモンスターがうじゃうじゃいる、という事実です。
初めて遭遇した時は、本当に度肝を抜かれました。
これまでのアドベンチャーゲームのお約束である
「窓を突き破って現れる」とか「屋根から突然降ってくる」といった演出とは一線を画し、なんと「雪の下から突如として生えてくる」という、
今までに見たことがないようなモンスターの登場の仕方なのです!
「登場の仕方がタケノコみたい…」と、
ホラーゲームでは絶対にありえない感想を抱いてしまうほど、
その出現方法は衝撃的でした。
そして、モンスターとの戦闘は、
ガンシューティングのような画面に切り替わり、
ロックオンして撃つというシンプルなシステムへと変化していました。
モンスターをロックオンして撃ち、
横に移動したらボタンを切り替えてさらに撃つ。この流れで毎回進んでいきます。
さらに驚きは続きます。
なんと、モンスターを倒すと
「経験値がもらえる」というRPG要素が搭載されていたのです!
経験値が貯まってレベルアップすると、
銃の扱いが上手くなっていくというシステムは、
「ゲームが難しかったら、レベルを上げよう」という、
まるでRPGのようなメッセージをホラーゲームに持ち込んだ、衝撃的な発想でした。
今まで味わったことのない不思議なシステムを体験できると共に、
「ホラーゲームとRPGがこんなにも相性抜群なんだな」と気づかせてくれる、
画期的な作品だったと言えるでしょう。
難しかったらレベルを上げろ、アドベンチャーゲームだけどね!
恐怖を台無しにする「ドリームキャストのロード音」問題!
このゲームはドリームキャストで発売されたのですが、
ドリームキャストというゲーム機の「ウィークポイント」をあえて言うならば、
そのロード音がとんでもなく大きいことでした。
「ギイギイ、ギイギイ」というディスクの回転音に加え、
パワフルすぎる冷却ファンの音が、プレイ中に鳴り響くのです。
そんなゲーム機で『Dの食卓2』をプレイすると、どうなるか?
なんと、モンスターが出てくる直前に、ディスクをロードする音が鳴ってしまうという
致命的な弱点を抱えていたのです。
緊張感が重要なアドベンチャーゲームにおいて、
この弱点は最高に「残念」な結果をもたらしました。
「モンスターがいつ出てくるのか分からない」という、
あのドキドキ感を味わいたいのに。
「あ!今ロードしたってことは…モンスターが出てくるな」と、
音だけでモンスターの出現が分かってしまうのですから、
せっかくの恐怖演出も台無しです。
まるで『トルネコの大冒険』で
モンスターハウスがあるとゲームのスピードが遅くなるように、
ロード音が鳴るとモンスターが出てくる。
これでは、もうビックリすることなんてできませんよね。
興行的な失敗作?それでも遊んでほしい『Dの食卓2』の魅力!
なぜ今、このゲームを遊んでほしいのか?
『Dの食卓』で心を掴まれ、
『エネミーゼロ』で辛さを味わい、
そして『Dの食卓2』でその体験を締めくくる。
そんなワープ作品の「マラソン」を、ぜひ楽しんでください。
ワープならではの、独特な世界観とこだわりが詰まっています。
何がそんなに面白いのか?
舞台が雪山ですから、
プレイしているだけで、最高に寒くなるのが面白いんです。
雪山という極限状態とホラーゲームというジャンルが、
これほどまでに奇跡的なマッチングを見せるのは驚きです。
その組み合わせがもたらす、独特の緊張感と楽しさは、他では味わえません。
今急いで買う理由ってあるの?
このゲームは、
当時それほど話題になることなく終わってしまいました。
前作が「100万本」もの大ヒットを記録したのに対し、
今作は「13万本」ほどのセールスで、商業的には成功したとは言えません。
この頃は、グラフィックの綺麗なゲームが数多く発売されていた時代でしたから、
「別に『Dの食卓2』じゃなくても、他にも選択肢があるよね?」と
なってしまったのでしょう。
しかし、その不気味な雰囲気はなかなかのもので、
ホラーゲームが好きな人にはぜひ遊んでみてほしい作品です。
「雪山とホラーも、意外といけるな」と、新たな発見があるはずです。
ゲームのストーリーは最高。
雪の表現は当時のグラフィックでとても綺麗。
ゲームの薄暗さが、とんでもなく怖い。
ロード音の大きさは、確かに完全なるミス。
それでも、このゲームには、あなたを惹きつける確かな魅力が詰まっています。
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