なぜかタクシーの助手席に座りたかったあの頃…

漫画を読んでいると、その職業が急に身近に感じられることがあります。
- 『ブラックジャック』を読めば、医者が身近に。
- 『GTO』を読めば、教師が身近に。
- 『こち亀』を読めば、警察官が身近に。
そして、今回ご紹介する漫画『ミッドナイト』を読めば、
タクシードライバーがぐっと身近に感じられるでしょう。
これは、漫画の神様・手塚治虫が描く、
タクシーという日常の中の非日常を舞台にしたヒューマンドラマです。
『ミッドナイト』とはどんな漫画?
『ミッドナイト』は、1985年に『週刊少年チャンピオン』で連載されていた、
手塚治虫原作のヒューマンドラマです。
物語の主人公は、
名前も住所も謎に包まれた男「ミッドナイト」。
彼は深夜のタクシードライバーとして、次々と現れる個性豊かな乗客を乗せていきます。
この漫画の面白いところは、
主人公のミッドナイトが自ら事件や問題に首を突っ込むわけではないという点です。
真面目にタクシーを運転しているだけなのに、
乗客たちが持ち込んでくる事件や問題を解決することになります。
例えるなら、ミッドナイトは「ドラえもん」。
そして、彼のタクシーに乗り込んでくる乗客は、まるで「のび太くん」のような存在です。
ほっこりする心温まるエピソードから、血生臭い事件まで、
バラエティに富んだ人間模様が描かれています。
運転手と乗客という、不思議な関係から生まれるドラマは、
まさにタクシー版『ブラックジャック』。
そのリアリティと深みに引き込まれること間違いなしです。
普通の主人公、それがミッドナイト
『ミッドナイト』の主人公は、
他の手塚治虫作品のヒーローたちとは一線を画しています。
- 『ブラックジャック』のような天才外科医ではない。
- 『リボンの騎士』のような剣の達人でもない。
- 『七色いんこ』のような変幻自在の役者でもない。
彼は、どこにでもいそうなごく普通の青年です。
だからこそ、タクシードライバーという謎めいた職業が、
読者にとって身近なものとして感じられるのです。
もしミッドナイトが天才的な運転技術の持ち主だったら、
物語は現実離れしたハチャメチャな展開になったかもしれません。
しかし、普通の青年だからこそ、読者は感情移入しやすく、
タクシーの助手席に座ってミッドナイトの隣にいるような感覚で物語を楽しめます。
『空手バカ一代』を読んで格闘家を志す人がいたように、
この『ミッドナイト』を読んで
タクシードライバーを目指した人も多いのではないでしょうか。
それほどまでに、読者に大きな影響を与える力を持った作品です。
ちなみに、手塚治虫自身も、
この漫画を執筆している間はタクシードライバーの気持ちになっていたそうです。
実際にタクシーの中で漫画を描くこともあったという逸話は、
この作品のリアリティをさらに高めています。
まとめ
- なぜ読んでほしいのか?
漫画の神様・手塚治虫が描く、日常の中の非日常、タクシードライバーの世界をぜひ体験してみてください。
- 何がそんなに面白いのか?
『ブラックジャック』がタクシードライバーだったらどうなるか?そんな想像を掻き立てる、サクッと読めるヒューマンドラマが最高に面白いです。
- 今すぐ買うべき理由とは?
私は子供の頃、タクシーに乗るのが楽しみで、決まって助手席に座っていました。今思えば、騒がしい子供が助手席にいるのは迷惑だっただろうなと、この漫画を読んで急に恥ずかしい思い出が蘇ったのです。
タクシードライバーという日常の中の非日常。
それを描いたこの作品は、あなたの人生にも新たな視点を与えてくれるかもしれません。
ぜひ手塚治虫が描いたタクシーの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?
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