平均クリア時間は30時間!? 仮面ライダー倶楽部という伝説をどうぞ

ファミコンというゲーム機に、
夜空の星のように輝く『スターソルジャー』という伝説があるなら
今回紹介する『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』は、
暗闇の中で不気味に輝く、もう一つの伝説と言えるかもしれません。
1988年にバンダイから発売されたこのアクションRPGは、
エンディングを見るのがほぼ不可能に近い、狂気のゲームでした。
仮面ライダーでRPG!? 時代を先取りした革新的システム
このゲームの目的は、
仮面ライダー1号、2号、そしてV3を主人公に、彼らの物語を追体験することです。
システムは、
横スクロールアクションとRPGが融合した、
当時としては非常に斬新なものでした。
マリオのようなアクションステージを進みながら、
敵と接触するとRPG風のバトル画面に移行します。
敵を倒すことで経験値とお金を獲得し、ライダーたちをレベルアップさせていきます。
最初は弱いライダーたちも、
レベルが上がるにつれて「ライダーキック」や「ライダーチョップ」といった
必殺技で敵をどんどん倒せるようになります。
アマゾン、ストロンガー、Xといった助っ人ライダーが登場するのも面白く、
彼らが圧倒的な強さで敵をなぎ倒す姿は、まさにヒーローそのものでした。
ゲームの最後には、
3人の主人公が力を合わせるという熱い展開が待っており、
ゲームシステム自体は文句なしの面白さでした。
狂気のノーセーブ・ノーパスワード。ファミコンを壊すゲーム
このゲームの評価を伝説級に押し上げたのは、
その信じられないほどの鬼畜仕様です。
このゲームの平均クリア時間は30時間とも言われています。
そして、最も恐ろしいのは、セーブ機能もパスワード機能も一切ないことです。
つまり、エンディングを見るためには、
30時間ぶっ通しでプレイしなければなりません。
もしその途中で停電したり、バグったり、
飼い猫が本体の電源コードを抜いてしまったりしたら、
それまでの努力は全て水の泡となり、また最初からやり直すことになります。
当時の子供たちは、
このゲームをクリアするために、
「ファミコンを1週間つけっぱなしにする」という無茶苦茶な方法をとったそうです。
その結果、本体のアダプターが溶けたり、
ファミコン自体が壊れてしまったりする悲劇が後を絶たなかったと言われています。
「エンディングは見たけど、ファミコンもエンディング…」。
そんな最悪の結末を招くこのゲームは、
ファミコン屈指のトラウマゲームとして、今もなお語り継がれています。
レトロフリークで、今こそ伝説に挑め!
しかし、もしこのゲームを
「エンディングを見なくてもいい」と割り切ってプレイするなら、
非常に完成度の高いアクションRPGだと気づくでしょう。
敵の動きはコミカルでかわいらしく、
RPG要素は最高に楽しく、ライダーの技で敵をなぎ倒す爽快感はたまりません。
もしセーブ機能があれば、間違いなく伝説の名作になっていたはずです。
でも、現代にはその夢を叶える方法があります。
レトロフリークという互換機を使えば、
どこでもセーブが可能です。
当時クリアを諦めた人も、最新の技術を使って、
この伝説のゲームのエンディングを目指してみてはいかがでしょうか。
クリア不可能と言われたゲームを、自分自身の手でクリアする。
その快感を、たった440円で体験できるのですから、
今すぐ買う理由としては十分すぎるでしょう。
こちらから購入できます
