3分間の激闘を再び!ゲームボーイで蘇った、伝説の格闘ゲーム『ウルトラマン』
今回は、我々の記憶に深く刻まれた、
小さなゲームボーイというハードに隠された、
とっておきの名作について語り尽くしたいと思います。
その名は、『ウルトラマン』。
これはただの格闘ゲームではありません。
1991年にスーパーファミコンで発売され、
多くのファンの度肝を抜いたあの名作が、
わずか8カ月後にはゲームボーイという小さな筐体で見事に再現された、
まさに移植の奇跡です。
もしあなたが、
- 怪獣たちを相手に、ウルトラマンとして戦う興奮
- オリジナル版の不満点が、完璧なまでに改善されている驚き
- そして、場所を選ばず、いつでもどこでも3分間の激闘を楽しみたい
こうした欲望に飢えているなら、今すぐこの先を読み進めてください。
なぜなら、このゲームは、
あなたのウルトラマン好きとしての魂を揺さぶり、
寝る間も惜しんでプレイしたくなるような、とっておきの体験を約束してくれるからです。
さあ、平和な地球を守るため、ウルトラマンの新たな戦いが、今、ここに始まります。
スーパーファミコンの衝撃を、ゲームボーイで再現
『ウルトラマン』は、
1991年にベックから発売された、ゲームボーイ専用のアクションゲームです。
このゲームの最大の驚きは、
同年4月に発売されたスーパーファミコン版『ウルトラマン』と、
その内容がほぼ同じであるということです。
当時の携帯機であるゲームボーイに、据え置き機の名作が、
ほとんど遜色なく移植されたというのは、まさに技術的な快挙でした。
ゲームの目的はシンプル。
ウルトラマンを操作して、次々と現れる怪獣たちを倒していくことです。
ゲームシステムは、一般的な格闘ゲームとは一線を画しています。
- コマンド入力不要:パンチ、キック、チョップ、投げといったシンプルな操作で、怪獣にダメージを与えます。
- 必殺技でフィニッシュ:体力を削っただけでは怪獣は倒せません。攻撃を当てることで溜まる「必殺技ゲージ」を満タンにし、スペシウム光線などの必殺技でとどめを刺す必要があります。
この「必殺技でしかとどめを刺せない」というシステムは、
ウルトラマンというキャラクター性を完璧に再現しています。
そして、ゲームボーイへの移植にあたり、このシステムがさらに洗練されたのです。
不満点を解消し、さらに面白くなったゲームシステム
スーパーファミコン版の『ウルトラマン』は、間違いなく名作でした。
しかし、初期の作品ゆえに、いくつかの不満点も存在しました。
しかし、ゲームボーイ版は、それらの不満点を完璧に改善し、さらに完成度を高めています。
- 必殺技ゲージが溜まりやすくなった:
- スーパーファミコン版では、必殺技ゲージが非常に溜まりにくく、ゲージが溜まる前に制限時間オーバーで負けてしまうことも珍しくありませんでした。
- しかし、ゲームボーイ版では、攻撃を当てるだけでゲージがみるみる溜まっていきます。
- これにより、ウルトラマンの必殺技を連発するという、最高の快感を味わえるようになりました。
- 待望の「対戦モード」を搭載:
- スーパーファミコン版で、多くのファンが「なぜ対戦モードがないんだ?」と不満に思っていた部分が、ゲームボーイ版ではついに実現しました。
- 別途もう1本のカセットと通信ケーブルが必要にはなりますが、友達とウルトラマン対怪獣の夢の対決を楽しめるようになりました。
これらの改善点により、
ゲームボーイ版はスーパーファミコン版の面白さを引き継ぎつつ、
格闘ゲームとしての完成度をさらに高めた、まさに「完全版」と呼べる作品になっています。
3分間という短い時間の中で、
いかに効率よくダメージを与え、必殺技ゲージを溜め、とどめを刺すか。
この緊張感と戦略性は、他の格闘ゲームにはない独特の面白さです。
まとめ 時代を超えて語り継がれる、不朽の名作
このゲームをプレイして、
私は改めて「もっと早くこのゲームの存在を知りたかった」と思いました。
スーパーファミコン版は、
当時多くの家庭に普及していたため、友達の家でよくプレイしていましたが、
ゲームボーイ版を持っている人はいませんでした。
もし、あの頃このゲームの存在を知っていたら、
友達と対戦モードで遊び続けたでしょう。
現在、このゲームはソフトのみなら550円という格安価格で購入できます。
ウルトラマンのファンはもちろん、
シンプルな格闘ゲームを探している人にも、ぜひ一度プレイしてみてほしい作品です。
スーパーファミコン版の面白さを継承し、
さらに不満点を改善してくれたこのゲームは、
ゲームボーイの歴史にひっそりと名を刻む、隠れた名作なのです。
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