嫉妬が名作マンガの原動力!?
皆さんは日常生活で嫉妬はしますか?
嫉妬という気持ちは人間にとって、
とても大切な事だそうですね。
「アイツにだけは負けらん、腕立て伏せあと千回だ!!」
そんな、スポーツマンガに有りがちな気持ちが、
自分のレベルアップをさせてくれるそうです···。
(成績が同じ人どうしでクラスを分ける理由も、おそらくライバル心を煽る為でしょうね。)
そんな嫉妬心ですが、
実はマンガの神様の手塚治虫先生ですら、嫉妬心の塊だったとか。
そんな嫉妬心が、最も爆発して生まれた作品が[どろろ]です。
この[どろろ]のストーリーですが
<父親の目的は日本全国を支配する事だった。全国を支配する目的の為に、父親は妖怪達に自分の生まれたばかりの子‘百鬼丸’を生け贄として捧げるんのであった。百鬼丸は妖怪達に体のパーツを全て奪い取られてこの世に誕生する。青年に成った百鬼丸は、本当の自分の体を取り戻す為に、パーツを奪った憎き妖怪退治の旅に出るのであった···。>
どろろというのは、
百鬼丸の刀が欲しくてたまらない子供の名前です。
百鬼丸が妖怪に殺られてしまった時に、
すかさず百鬼丸の刀を盗む為に、
常に、百鬼丸の近くをうろちょろしながらも、
徐々に百鬼丸のピンチを救う、かけがえのない相棒に成って行きます。
このどろろというマンガは、とてもゲーム的な内容です。
百鬼丸は、妖怪達に48のパーツを盗まれた状態で生まれてきます。
つまり、
目も有りません
手も有りません
足も有りません
何も無い状態なんです。
しかし、
目を奪った妖怪を退治すると、目が見える様に成ります。
手を奪った妖怪を退治すると、手が使える様に成ります。
足を奪った妖怪を退治すると、足が使える様に成ります。
つまり、妖怪を退治する度に、
百鬼丸がパワーアップして行くんですよね。
(ゲームでいうと、ロックマンシリーズを彷彿とさせてくれます。)
そんなゲーム的なストーリーですが、
どろろというマンガのキーワードは、妖怪退治です。
主人公が妖怪退治をして、全国を周っていくマンガです。
ではなぜ、手塚治虫先生は
妖怪マンガを書くように成ったのでしょうか?
実は、このどろろというマンガは、
[ゲゲゲの鬼太郎]に対する、
ライバル心から生まれたんだそうです。
「ゲゲゲの鬼太郎っていう妖怪マンガが流行っているのか···」
「世間に、一大妖怪ブームを起こすくらいの人気なのか···」
「なら、負けない位の妖怪マンガを書いてやろうじゃないか!!」
そんな、マンガに対する強いライバル心のおかげで、
名作マンガ[どろろ]が生まれたという訳なんですね···。
(水木しげる先生も、手塚治虫先生に強いライバル心を持っていたそうです。)
マンガの神様だって嫉妬するんですから、
日常生活でライバルを作るのも、
自分のレベルアップの為に良いのかも知れませんね。
そんなどろろに隠された、
スポーツマンガ的なストーリーでした(^O^)
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