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ペルソナに負けない傑作RPG!『ラストバイブル3』が描く、壮絶な人間と魔物の戦争

ペルソナに負けない傑作RPG!『ラストバイブル3』が描く、壮絶な人間と魔物の戦争

アトラスの「女神転生」シリーズといえば、

悪魔と対話し、悪魔を仲間にしながら世界の終末を体験する、

唯一無二のRPGとして知られています。

 

そして、その外伝から生まれた『ペルソナ』シリーズは、

今や本家を凌ぐ人気を誇る一大人気シリーズとなりました。

 

しかし、アトラスが世に送り出した外伝は『ペルソナ』だけではありません。

 

今回ご紹介するのは、スーパーファミコンで発売されたもう一つの傑作、

『ラストバイブル3』です。

 

これはただの子供向けRPGではありません。

 

コミカルな外見とは裏腹に、

人間のエゴ、戦争の悲劇、そして友情の脆さを描いた、

深く、そして重いストーリーがあなたを待っています。

 

 

平和な日常が崩壊する、濃厚すぎる物語

 

ゲームは、人間と魔物が共存する平和な村から始まります。

 

主人公の少年シエルは、心優しい弟のルディ、発明好きの親友アロン、

そして幼なじみのモチョワといった、かけがえのない仲間たちと、

冒険に満ちた幸せな日々を過ごしています。

 

しかし、そんな日常は、一通の手紙をきっかけに一変します。

 

主人公の父親は、

15年前に起きた戦争で活躍した英雄でしたが、

その仲間たちが次々と暗殺される事件が発生。

 

村の安全を脅かされた彼らは、

飛行船に乗って村ごと移動するという、驚きの決断を下します。

 

そして、ここから物語は、

子供向けRPGの枠を大きく超えた、怒涛の展開を迎えます。

 

「人間と魔物の共存」というテーマを深く掘り下げ、

それぞれの正義と悲劇を浮き彫りにしていくのです。

 

人間が主張する言い分。魔物が主張する言い分。

どちらも正しいように聞こえる中で、

中立の立場である主人公たちは、平和のために奔走します。

 

愛する人を守るために、敵対勢力に身を投じる者。

 

信じていた人間に裏切られ、絶望する主人公。

 

そして、助けた人間に刺されるといった、明らかにトラウマ級のイベントも…。

 

まるで、永井豪先生の『デビルマン』を彷彿とさせるような、

人間の醜さと悲劇を描いたストーリーは、プレイヤーの心を激しく揺さぶります。

 

「こんな展開、子供向けゲームでやっていいのか?」

 

そう思わされるほどの濃厚な物語は、プレイする者を惹きつけて離しません。

 

一度足を踏み入れたら、もう引き返すことはできません。

 

 

女神転生とは一線を画す、独自のシステム

 

『ラストバイブル3』は、

基本システムは女神転生シリーズと同じコマンド選択式RPGですが、

このゲームでしか楽しめないユニークなシステムが満載です。

 

まず、最も驚かされるのが、

仲間にした魔物にも経験値が入り、レベルアップすること。

 

これまでのシリーズでは、

魔物はそのままの状態で進んでいくのが普通でしたが、

このゲームでは、人間キャラクターと同じように、経験値を貯めることで強化できます。

 

さらに、魔物も武器や防具を装備できるという画期的なシステムも搭載!

 

それだけでも強力な魔物が、

強力な装備を身につけることで、とんでもない能力を発揮します。

 

主人公の攻撃力が40しかないのに、魔物の攻撃力は120。

 

もはや、人間の存在意義が問われるほどのバランスですが、

その分、育成の楽しさは格別です。

 

そして、最も便利なのが、「魔物同士で会話できる」というシステム。

 

本来、面倒な会話の選択肢を繰り返さなければ仲間にできなかった魔物も、

仲間にした別の魔物に話しかけさせれば、一発で結果が出ます。

 

成功して仲間に加わるか、怒らせて戦闘になるか。

 

このスピーディーな展開は、ストレスの多いエンカウントを快適なものに変えてくれます。

 

 

最強装備「ビーストソウル」が主人公をエースへと変える!

 

このゲーム、実は人間キャラクターが異常なほど弱いです。

 

戦闘は魔物に任せ、

人間は回復アイテム専門。

 

そんなお荷物だった主人公が、

あるアイテムを手に入れることで、最強のエースへと進化を遂げます。

 

そのアイテムの名は、「ビーストソウル」

 

この剣は、仲間にした魔物を剣に憑依させることで、

その魔物の攻撃力をそのまま武器の攻撃力にするという、

ゲームバランスを破壊するほどの性能を持っています。

 

攻撃力50の最強武器を手にしても、主人公の攻撃力は70程度。

 

しかし、攻撃力200の魔物を憑依させれば、

主人公の攻撃力は一気に180に跳ね上がります。

 

この最強の剣を中盤で手に入れていれば、戦闘の難易度は激変します。

 

さらに、このビーストソウルは、

魔物の得意な魔法も剣に封じ込めることができます。

 

MPを消費することなく、全体回復魔法や強力な全体攻撃魔法を連発できるのです。

 

「MP切れで負ける…」そんな心配はもうありません。

 

6人全員が最強の魔法を無限に使える、夢のような状況が実現します。

 

「もっと早く知っておけばよかった!」

 

そう思わせてくれるほどの最強装備は、このゲームの隠れた魅力の一つです。

 

 

女神転生伝統の「ラスボスの鬼畜さ」

 

しかし、どれだけゲームバランスが壊れようとも、

アトラスの伝統は守られています。

 

それは、「ラスボスが異常に強い」ということ。

 

正直、道中はヌルゲーと言っても過言ではありません。

 

仲間にした魔物を強化し、

ストラジャという攻撃力アップの魔法を使えば、ほとんどの敵は簡単に倒せます。

 

しかし、ラスボスは違います。

 

なんと、通常攻撃が6連続で繰り出されるのです。

 

仲間のHPが600程度しかないのに、

一撃で200ダメージを受ける攻撃を6回も…、あっという間に全滅します。

 

しかし、アトラスのRPGは、

困難なボスを倒すために、プレイヤーに知恵と工夫を求めます。

  • 物理攻撃を反射する魔法「テトラカーン」を全員にかけ続ける
  • レベルが上がりやすいシステムを駆使し、徹底的にレベルアップする
  • あえて温存しておいたイベント「百魔組手」で一気にレベルを上げる

何度も全滅し、試行錯誤を繰り返し、ようやくラスボスを倒した時の達成感は、

何物にも代えられません。

 

「難しいからこそ、真剣に遊ぶ。難しいからこそ、思い出に残る。」

 

このゲームは、そんなRPGの原点を思い出させてくれます。

 

 

なぜ今、このゲームをプレイすべきなのか?

 

『ラストバイブル3』は、

プレイする前は「子供向けの女神転生」と侮られることが多い作品です。

 

しかし、その中身は、本家にも負けないほど濃厚で、

心を揺さぶるストーリーが展開されます。

 

エンカウント率の高さや、

人間キャラクターの貧弱さといった欠点も確かにあります。

 

しかし、それを補って余りあるストーリーの素晴らしさと、

音楽の壮大さがこのゲームにはあります。

 

2000円という価格で、

これほど深く心に残るRPGを体験できる機会は滅多にありません。

 

「ストーリーが良いゲーム」を探している人なら、

このゲームは絶対に外せません。

 

さあ、あなたもこのゲームで、

次の展開が気になりすぎて、夜通しプレイしてしまうという経験をしてみませんか?

 

 

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