基本ルールが分かればこんなに楽しいゲームはない!

私にとって、最も大好きな漫画を聞かれれば
『釣りキチ三平』と答えるでしょう。
しかし、最も面白い漫画はと聞かれれば、
迷わず『ハンターハンター』と答えます。
今現在、新刊が発売されて即購入する漫画は『ハンターハンター』しかありません。
それくらい、私にとって大切な漫画です。
そんな『ハンターハンター』のゲームが発売されているのであれば、
是が非でも購入するのは当然のこと。
そして、大抵の場合は窓から投げ捨てたくなるほどの出来栄えです。
そんな今回の、
『ハンターハンター 幻のグリードアイランド』を15年ぶりに遊んだ感想です。
幻のグリードアイランドとは、どんなレトロゲーム?
この『幻のグリードアイランド』は、
2000年にコナミから発売されたプレイステーション専用のローグライクRPGでした。
ゲームの目的は、
名もなき青年ハンターとなり、
絶対にクリア不可能と呼ばれているグリードアイランドというゲームの謎を解くこと。
ゲームのシステムは、
オーソドックスなローグライクRPGで。
『トルネコの大冒険』や『アザーライフアザードリームス』のようなシステムでした。
- 入る度に変化するダンジョン
- 入る度にレベルを1に戻される
- 自分も動けば相手も動く、交互に移動するシステム
このようなローグライクRPGの基本を存分に楽しむことができます。
ゲームを始める時にはキャラクターメイキングがあり、
原作おなじみの念能力(強化系、操作系、具現化系、変化形、特質系)を
ランダムで決めます。
どの念能力者になるかによって、
特技を覚えるためのポイントが変わってくるなど、
この部分だけでも楽しませてくれました。
ゲームの流れは以下の通りです。
- グリードアイランドは全てが謎に包まれている。
- その謎を解くために、不思議なダンジョンをクリアしていく。
- ダンジョンをクリアすれば、新たなダンジョンやイベントが出現する。
- ダンジョンには『ハンターハンター』のキャラクターがいて、仲間になる。
- 仲間と協力して広大な世界を冒険していく。
自分一人で冒険するも良し、
ゴンやキルア、レオリオにクラピカといった主役チームと組むも良し、
ネテロ会長やヒソカなどの伝説級のキャラクターを仲間にするも良し。
自分だけのオリジナルチームを考え出すのも、このゲームの魅力なのでした。
『ハンターハンター』史上最高のエピソードとも呼ばれる
グリードアイランド編をモチーフにしているのですから、
絶対にクソゲーになんてなるはずがない…と多くのプレイヤーが期待しました。
しかし、蓋を開けてみれば、
基本ルールさえ分かれば大好きになること間違いなしの、
癖が強すぎる作品だったのです。
このゲームの基本ルールを知れば、世界が変わる!
このゲームを最大限に楽しむためには、
いくつかの基本ルールを頭に入れる必要があります。
このルールを知らないまま遊ぶと、
すぐにでもゲームを窓から投げ捨てたくなるでしょう。
基本ルールその1:装備は落ちていない
ローグライクRPGの楽しみといえば、
なんといっても装備品の収集です。
まだ見ぬ最強の装備を求めてダンジョンに潜り続ける中毒性が、
1000回遊べるゲームの正体です。
しかし、このゲームはその楽しみを真っ向から否定しています。
武器はそのキャラクター固定の武器ですし、
防具もイベントのボスを倒さない限りは、道具屋で買うしかありません。
アクセサリーはレアアイテムとして低確率で落ちていますが、
それ以外は期待してはいけません。
「なんだよ、装備が落ちてないってクソゲーじゃん」と思わないでください。
この部分は諦めるのが賢明です。
基本ルールその2:ダンジョンはサクッと終わる
これも本当に驚きました。
ダンジョンの大半が4~6階層で終わってしまいます。
長い時間をかけてじっくりと踏破していくのがローグライクRPGの醍醐味なのに、
まさかの5~10分でクリアできてしまうのです。
その分、遊べるダンジョンの数は数十種類用意されているため、
結果的には20時間以上は遊べるようになっています。
「こんなのローグライクRPGじゃない」と思ってしまいますが、
濃厚なダンジョンではなく、
違う味をたくさん味わうという感覚で楽しんでみてください。
基本ルールその3:装備を鍛えないとクリアできない
ローグライクRPGの上級者であれば、
「運に頼らないで、自分自身の知識とテクニックでダンジョンをクリアしていく」ことが
魅力だとご存知でしょう。
しかし、その魅力はすぐに頭から消してください。
このゲームには、
装備品を鍛え上げるシステムが搭載されています。
ダンジョンでお金を稼ぎ、そのお金で装備品を極限まで鍛え上げ、
その装備で新たなダンジョンに挑む。この繰り返しが攻略法なのです。
どのくらいシンプルかというと、
1階に出てくる敵が40ダメージを叩き出してきます。
つまり、40ダメージを耐える防具がなければ、
1階すら進むことはできないのです。
新しいダンジョンに行く
↓
40ダメージ食らって瞬殺される
↓
せっせと装備品を鍛え上げる
↓
そのダンジョンにリベンジする
この繰り返しこそが、このゲームの攻略の鍵です。
ゲームオーバーになっても装備品は失いませんので、ガンガン死んで問題ありません。
テクニックよりも、装備品の強さこそがゲームクリアへの近道なのです。
「こんなのローグライクRPGじゃなくて、RPGだ」と思うかもしれませんが、
「半分ローグライク、半分RPG」として楽しんでみてください。
この3つのポイントさえ押さえておけば、
きっとこのゲームを大好きになれるはずです。
これまでのローグライクRPGではない、少し変わった作品だと割り切るのが大切です。
武器を進化させる楽しさは、モンスターハンター並みかも
このゲームを15年ぶりに遊びました。
初めて遊んだ頃は、あまりの難しさにエンディングを見ることはできませんでした。
そして今回、改めて真剣に遊んでみた結果、どうでしょうか。
ものすごく楽しいんです。
多くのレトロゲームを遊んだおかげで、かなりの忍耐力が付きました。
このゲームは、間違いなく忍耐が必要なゲームです。
そんなゲームを忍耐力がある状態で遊んでみると、
まさかの名作ゲームに感じてしまうのです。
そんなゲームの中で、最も熱中できたシステムが、
武器を進化させていくシステムでした。
このゲームは武器を購入できません。
キャラクターメイキングで決めた武器を、最後まで使い続けなければいけません。
そんな武器を進化させていくのが、このゲームを許せる理由です。
ダンジョンには武器は落ちていませんが、
鉄鉱石や千年樹などの素材アイテムは落ちています。
この素材アイテムを使うことで、
自分の装備がどんどんランクアップしていくのです。
- 今まではお荷物だったキルアが、キルアの武器素材だけガンガン手に入って、いつの間にかスーパーエースに!
- 今までは一体にしか攻撃できなかった弓が、気づいたら五体先まで貫通!
- さっきまでは8ダメージしか与えられなかったのに、気づいたら100ダメージを叩き出す!
強化すればするほど、ゲームが楽しくなっていく。この快感は最高でした。
武器の強化には、
ランクアップと攻撃力アップの2種類があります。
攻撃力アップはお金があれば規定の数値まで上がりますが、
ランクアップには素材が必要です。
そのため、武器の素材を拾った時の興奮は、
まるで『モンスターハンター』のようでした。
素材の集め方もシンプルです。
ダンジョンの5、6階にランダムで落ちています。
つまり、1~4階には絶対に落ちていません。
なので、簡単なダンジョンに行き、序盤の階は速攻で降り、
5階にたどり着いたらフロアを隅々まで回ります。
素材があれば慎重に帰り、無かったらまた同じダンジョンに行く。
この繰り返しで、簡単に素材を集めることができました。
3時間もあれば、主人公と仲間3人分は集まりますので、
それから難しいダンジョンに行くのが攻略法でしたね。
正直に言って、このゲームの面白さはここがピークです。
そのあとはイベント的なものがほとんどなく、
エンディングまでノンストップで進めます。
しかし、あの素材を集めていた3時間は、
どんな『モンスターハンター』よりも、どんな『ディアブロ』よりも、
幸せだったのではないでしょうか。
その他にも、原作おなじみの念能力をローグライクRPGの特技として採用するなど、
細かな試みも光ります。
武器を強化するのも楽しい。念能力を覚えるのも楽しい。
ただ、それ以外は忍耐が必要なゲームなのです。
ハンターハンター 幻のグリードアイランドのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
私は『ハンターハンター』が大好きです。
そんな人が遊んだら、本当はブチ切れるクオリティだと思います。
しかし、私はエンディングまで遊びました。
「ここで諦めたら、次は20年後になるぞ」
そんな思いを抱きながら最後までプレイしました。
そんな不思議な体験を、皆さんにもしてほしいなと思います。
何がそんなに面白いのか?
- 武器を強化する楽しみは、どんなローグライクRPGにも負けません。
- 念能力を覚える楽しみは、『ファイナルファンタジー5』並の中毒性です。
- 原作を否定する衝撃のエンディング。
全てを総合して、このゲームが大好きです。
今すぐ買う理由ってあるの?
このゲームは相当売れたそうです。
当時は『少年ジャンプ』のページでも猛プッシュされていましたので、
かなりの人が購入したのではないでしょうか。
しかし、かなりの曲者だったため、
すぐにワゴンセールの常連になってしまいました。
「こんなのは、私が求めていたグリードアイランドじゃない」という感想だったのでしょう。
そんな人たちにこそ、今プレイしてほしいのです。
能力タイプは全ての技を覚えられる特質系。
武器の種類は遠くから無制限に攻撃できる弓矢。
この組み合わせで進めれば、きっとエンディングまでたどり着けるはずです。
原作とは一切関係のない、衝撃のエンディングをお楽しみください。
基本ルールを知ることで、クソゲーから名作へと進化する…かもしれない、
癖のありすぎる珠玉の名作をお楽しみください
こちらから購入できます
