音楽とストーリーが魅せる!ファミコン『ひょっこりひょうたん島』の絶妙なバランス

1960年代に放送され、
今なお根強い人気を誇る人形劇『ひょっこりひょうたん島』。
その世界をゲーム化した、
1992年発売のファミコン用ソフト『ひょっこりひょうたん島・なぞのかいぞくせん』は、一見、低年齢向けのゲームに見えますが、
その実態は、音楽とストーリー、そして難易度のバランスが絶妙な、
ユニークなアクション・アドベンチャーゲームです。
ゼルダのような謎解きアクションと奥深いキャラクター性
ゲームの目的は、
謎の海賊船に迷い込んだ島のアイドル「プリンちゃん」を助け出すことです。
ゲームシステムは、
アドベンチャー要素とアクション要素、パズル要素を組み合わせたもので、
謎解きに特化した『ゼルダの伝説』に似たプレイ感覚が楽しめます。
プレイヤーは、
島のキャラクターを切り替えながら海賊船の中を探索します。
それぞれのキャラクターには得意不得意があり、
スピードが速いが飛び道具が苦手な「ライオン」、
能力が高い「テケ」、
そして主人公でありながらアクションが苦手で足も遅い「ハカセ」といった
個性的なキャラクターが登場します。
アクションパートでは、
各キャラクターの特性を理解し、状況に応じて使い分けることが重要になります。
一度使用したキャラクターは一定時間使えなくなるため、
ハカセのようなアクションが苦手なキャラクターしか残っていない状況での絶望感も、
このゲームの面白さの一つです。
魅力的な音楽と、ギャップのある難易度
『ひょっこりひょうたん島・なぞのかいぞくせん』は、
その音楽が非常に高く評価されています。
エンディングを見た後でも、
もう一度パスワードを打って後半ステージの音楽を聞きたくなるほど魅力的です。
このゲームの作曲家さんは、
後に『遊戯王・デュエルモンスターズ』の作曲を手掛けた神尾憲一氏で、
その質の高さは折り紙付きです。
しかし、このゲームには大きなギャップがあります。
絵本のような優しい雰囲気で、文字もすべてひらがなで書かれており、
低年齢向けに見えるアドベンチャーパートに対し、
アクションパートの難易度は非常に高いのです。
特に、後半ステージのアクションラッシュは、敵の動きが速く、
パズルのような謎解きと相まって、プレイヤーを何度も挫折させます。
アドベンチャーパートの優しさと、
アクションパートの厳しさというアンバランスさが、
このゲームの難易度を特徴づけています。
ストーリーと音楽が難易度を忘れさせる
アドベンチャーパートが短く、
アクションパートが中心という構成は、期待を裏切るかもしれませんが、
そのストーリーと音楽の素晴らしさが、難易度の高さを忘れさせてくれます。
倉庫番のようなパズル要素と、
キャラクターを切り替える戦略的なアクションが楽しめるこの作品は、
ファミコンの名作アドベンチャーゲームとして、今なお根強い人気を誇っています。
魅力的な音楽と共に、不思議な海賊船での冒険を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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