ファンを地獄に突き落とす!驚異の中毒性を秘めた『らき☆すた ネットアイドル・マイスター』

私がアニメにハマるきっかけは、『ひぐらしのなく頃に』という、
猟奇的な萌えアニメでした。
そして、その時期に同時に見ていたのが、
女子高生の日常を描いたほのぼのアニメ『らき☆すた』です。
『ひぐらし』で吐きそうになりながらも、
『らき☆すた』を見てチョココロネを食べたくなる。
このサイクルを繰り返しているうちに、
いつの間にかアニメオタクになっていたのです。
そんな『らき☆すた』のゲームとして発売されたのが、
今回ご紹介する『らき☆すた ネットアイドル・マイスター』です。
しかし、これはファンの愛さえも試される、とんでもない難易度のゲームでした。
アイドルを目指す「らき☆すた」キャラクターたちを育成せよ!
『らき☆すた ネットアイドル・マイスター』は、
2009年に角川書店から発売された、
プレイステーション・ポータブル専用の育成シミュレーションゲームです。
原作の大人気4コマ漫画『らき☆すた』のキャラクターたちを、
ネットアイドル声優として育成し、
埼玉No.1のアイドルを目指すという、「アイマス」もビックリの斬新な設定でした。
主人公は、会社の命令でネットアイドルの育成を任された中年サラリーマン。
彼は、らき☆すたのキャラクターたちを1から育て上げていきます。
ゲームシステムは、
ミニゲームを繰り返してアイドルランクを上げていくというシンプルなものです。
- ボイストレーニング
- ダンスレッスン
- 握手会
- 御神輿の上に乗る
といったミニゲームをこなしながら、ファンを増やしていきます。
オーディションをクリアして各地を回り、
最終的な目標である最後のオーディションを目指していく、
というのが基本的なゲームの流れです。
好きなキャラクターを自分好みのコスチュームで着飾り、
アイドル生活をプロデュースできる……と聞けば、
ファンにとっては夢のようなゲームですよね。
しかし、このゲームは一筋縄ではいきませんでした。
狂気のシステム「シンクロ率」がファンを地獄に突き落とす
このゲームの難易度を異常なまでに高めているのが、
「シンクロ率」というシステムです。
アイドルには熱狂的なファンがつきものですが、
その熱狂度が「シンクロ率」という数値で表されます。
そして、このシンクロ率が高まりすぎると、ファンが暴走してしまうのです。
ファンが暴走すると、ミニゲームに突入し、
それに失敗すると即ゲームオーバー。
どんなに良いところまで進んでいても、
ファンが機嫌を損ねればすべてが水の泡になってしまうという、恐ろしいシステムでした。
シンクロ率を下げるには、「PV配信」という方法があります。
このPV配信システムがまた豪華で、
お金を払って台本を購入し、キャラクターにミニドラマを演じさせるというものです。
エヴァ風、鬼太郎風、ハガレン風、マクロス風、ドラえもん風など、
版権を無視したかのような、数百種類にも及ぶミニドラマが用意されていました。
しかし、同じ台本を何度も使うと、
シンクロ率が大幅に上がってしまうという罠が……。
「シンクロ率が280%だから、PV配信で下げよう」と思って配信したら、
「シンクロ率が400%になって暴走しちゃった!」という悲劇は、
このゲームでは日常茶飯事でした。
日数制限こそないものの、
このシンクロ率のせいで、思い通りに育成を進められない辛さがありました。
特に、持っている台本が少ないゲーム序盤は、
ほぼ確実にバッドエンドを迎えることになります。
「これはクソゲーだ!」
そう思って売ってしまったファンも多かったことでしょう。
しかし、何度も繰り返しプレイしてお金を稼ぎ、
徐々に台本が増えていくと、このゲームの真の面白さに気づくことができます。
序盤の2時間は地獄ですが、
そこからは最高の育成ライフが待っている。
ファンに厳しすぎるシステムだからこそ、今改めて見直してほしい作品なのです。
「らき☆すた」ファンでも難しい!鬼のようなクイズゲーム
このゲームはミニゲームでパラメータを上げたりお金を稼いだりしますが、
実はオーディションは「クイズゲーム」で勝敗が決まります。
そして、このクイズゲームの難易度がまた、とてつもなく高いのです。
オーディションでは、以下のような様々な種類のクイズが出題されます。
- 4択クイズ
- 仲間外れクイズ
- らき☆すたカルトクイズ
- ギョーカイ用語クイズ
- 画像クイズ
- モノマネクイズ
『らき☆すた』カルトクイズやギョーカイ用語クイズは、
文字を並べ替えて答えなければならない問題も多く、
あてずっぽうでは絶対にクリアできません。
さらに、ライバルたちも異常なまでに強いのです。
特に、知的キャラクターとしてお馴染みの「みゆきさん」は、ほぼ勝利不可能でした。
他にも、名前のわからないモブキャラクターが鬼のように強く、
彼らが出てきた瞬間にリセットしたプレイヤーも少なくないはずです。
クイズは「らき☆すた」と「オタク系」の問題が99%を占めており、
「最強のロボットは?」「赤くない生物は?」「Vガンダムの印象的な次回予告といえば?」といった、熱心なファンでも知らないようなマニアックな問題が山ほど出題されます。
「知識さえあればどうにかなるのでは?」と思うかもしれませんが、
その知識量が尋常ではありません。
問題をひたすら丸暗記するしかないのです。
レベルマックス、ファン50億人、エンディングは目前。
しかし、クイズがクリアできずに2時間足止めを食らう。
そんな、まさしく「立派なクイズゲーム」でした。
250円で30時間以上遊べる驚異のボリューム!
このゲームは、ブックオフで250円という破格の値段で購入しました。
発売からわずか3ヶ月で980円になったという伝説を持つゲームだったので、
完全にクソゲーだと思っていました。
しかし、実際にプレイしてみると、その中毒性に驚かされます。
気づけば30時間も遊んでいました。
そして、さらに驚くべきは、
このゲームをすべて遊びつくすには、なんと150時間以上かかると言われていることです。
その理由は、プレイアブルキャラクターの多さにあります。
最初は主人公の「こなた」しか選べませんが、
彼女をクリアすることで「みゆきさん」と「ゆーちゃん」が、
さらに彼女たちをクリアすることで、「みなみちゃん」と「つかさ」が解禁されます。
最終的には、こなたの父やみゆきさんの母といったトリオ、
さらにはデュオアイドルまで育成できるようになるのです。
しかし、このシステムがファンの心を折りました。
「私の推しキャラはかがみんだから、かがみんで遊びたい!」と思っても、
かがみんが解禁されるまでにはかなりの時間を要します。
好きなキャラクターから自由に育成できないという硬派すぎるシステムが、
ファンの間で賛否両論を巻き起こしたのです。
私が30時間遊んでも、
メインキャラクターである「かがみん」すらまだ登場していませんでした。
ギャラリーの達成率もまだ20%ほど。
すべての要素をコンプリートするには、
とてつもない時間がかかる、やり込み要素満載の作品だったのです。
まとめ
このゲームの第一印象は、間違いなく「クソゲー」でした。
しかし、ゲームのルールに慣れていくと、
「あれ?もう3時間も経ってる!」となる、不思議な中毒性を秘めていました。
「らき☆すた」ファンでなくても、純粋なクイズゲームとして楽しめます。
- 2時間ひたすら遊べるシンプルなミニゲーム
- 30問中27問正解しても勝てない強敵たち
- 次々と解禁されていくキャラクターを育てるワクワク感
これらの要素が、私を30時間も夢中にさせた魅力だったのかもしれません。
長年の「らき☆すた」ファンを地獄に突き落とした伝説的なゲームですが、
ゲームに慣れるまでの辛さを乗り越えれば、この上ない幸せが待っています。
「全てのキャラクターで遊ぶには、最低でも100時間」
これこそが、ガチのらき☆すたファンの心に火をつけるのでした
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