記念すべき初代『悪魔城ドラキュラ』をまさかのリメイク移植!

先日、久しぶりに『悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲』をプレイしました。
巷では最新ゲームが話題でも、
やはりレトロゲームは格別ですね。
10時間ほどプレイしてエンディングを見た時、
ふと、あるゲームを思い出しました。「そうだ、『悪魔城年代記』をプレイしなきゃ!」と。
2001年にコナミからプレイステーション向けに発売された『悪魔城年代記』は、
記念すべき初代『悪魔城ドラキュラ』のリメイク移植作品です。
オリジナルは1993年に発売されたX68000版。
ファミコン版をリメイクしたのがX68000版で、
さらにそのX68000版をリメイクしたのが、この『悪魔城年代記』なのです。
狂気に満ちた世界を冒険する、ゴシックホラーアクションの原点
ゲームの目的は、
100年に一度復活するドラキュラ伯爵を倒すため、
ヴァンパイアキラーのシモンが悪魔城へ乗り込むという、
悪魔城シリーズの原点となるストーリーです。
システムは、オーソドックスなアクションゲーム。
しかし、その世界観は、
ゾンビ、スケルトン、狼男、死神といった、
他のゲームでは味わえない個性的な敵キャラクターで満ち溢れており、
まさに「狂気に満ちたスーパーマリオ」とでも言うべき、魅力的な世界が広がっています。
短いステージとボス戦を繰り返しながら、
全8ステージを攻略していきます。
基本攻撃は、シリーズおなじみのムチですが、
さらに冒険を楽しくしてくれるのが「サブウェポン」の存在です。
十字架、斧、短剣、時計、そして聖水。
それぞれの武器は、敵の動きを止めたり、一撃で大ダメージを与えたりと、
様々な効果を持っています。
特に、X68000版から追加された「薬草」は、
ハートがあれば無限にライフを回復できるという、まさにチート級のアイテムでした。
気持ち悪いけれど魅力的。それが、初代『悪魔城ドラキュラ』なのです。
ゴリラのようなシモンか、女性のようなシモンか、どちらがお好み?
この『悪魔城年代記』には、2つのモードが用意されています。
- オリジナルモード
X68000版の雰囲気をほぼそのまま楽しめるモードです。
- アレンジモード
X68000版を大幅にアレンジし、遊びやすく調整されたモードです。
アレンジモードでは、
ゲームの難易度(イージー、ノーマル、ハード)、残機数、
時間制限の有無などを自由に設定できます。
アクションゲームが苦手ならイージーモードで残機5、時間無制限。
腕に自信があるならハードで残機1、時間制限ありなど、
自分のプレイスタイルに合わせて楽しめます。
そして、この2つのモードで大きく異なるのが、
主人公シモンの見た目と、「ノックバック」のシステムです。
オリジナルモードのシモンは、ムキムキのマッチョで、
まるでゴリラのような力強さを感じさせます。
一方、アレンジモードのシモンは、
線が細く中性的なイケメンに描かれています。
海外ではマッチョなシモンが人気だそうですが、
国内ではアレンジ版のシモンの方が好まれたのかもしれません。
そして、もう一つの大きな違いがノックバック。
オリジナルモードでは、
敵の攻撃を受けると大きく後方に吹き飛ばされ、
そのまま奈落の底へ…という理不尽な死に方をすることも珍しくありませんでした。
しかし、アレンジモードでは、
敵の攻撃を受けても後ろに吹き飛ばされず、垂直にのけぞるだけになりました。
この変更のおかげで、アクションが苦手な人でも、
ストレスなくゲームを楽しめるようになったのです。
アレンジモードの難易度を「1」とすると、オリジナルモードの難易度は「3」。
この二つの異なる世界を、ぜひ体験してみてください。
クリアするほど難しくなる!地獄の周回プレイに挑め
このゲームは、
エンディングを見るとさらに難しい2周目に進むことができます。
敵の数が増えたり、ボスの攻撃パターンが激しくなったりと、
何度でも楽しめるように工夫されています。
初代『悪魔城ドラキュラ』はボリュームが少ないですが、
この周回プレイシステムが、そのボリューム不足を補ってくれています。
このシステムは、あの名作『グーニーズ1』にもありましたよね。
最初は弱かった敵が、周回プレイをすると凶悪な強さになる、あの感じです。
『悪魔城年代記』も同様で、地獄の6周目まで存在します。
この地獄の6周目こそが、
本作がアクションゲームファンに今でも愛されている理由です。
とんでもない数の敵、そしてボスたちの異次元の強さ。
「こんなのどうやって倒すの?」と叫びたくなるほどの難易度に、
あなたはきっと熱中するでしょう。
5分でクリアできたステージに15分もかかり、
ようやくたどり着いたボスに瞬殺される。
そんな理不尽な難易度こそが、悪魔城の真骨頂です。
特に究極のボス、死神との戦いは、
まさに「皆が愛した悪魔城ドラキュラ」という言葉がぴったりです。
同じ世界なのに、全く違う難易度。
そんなガチのアクションゲーム好きにこそ、心からおすすめしたい作品なのです。
今すぐ『悪魔城年代記』をプレイすべき理由
- シリーズの原点を体験できる
『月下の夜想曲』など、後の作品から『悪魔城』シリーズに入った人にとって、
このゲームはシリーズの原点を知る貴重な機会です。
- 究極のサウンドを堪能できる
オリジナルモードでは当時のパソコンの音源、
アレンジモードではプレイステーションのド派手な音源で、
名曲の数々を聴き比べることができます。
『悪魔城ドラキュラ』のメインテーマや『悪魔城ドラキュラ2』のメインテーマなど、
心に残る名曲ばかりです。
- アーカイブス配信で手軽に遊べる
現在、ゲームアーカイブスでも配信されているため、PSPやPS3、PS Vitaをお持ちの方なら、手軽にダウンロードして遊ぶことができます。
- 5500円でも惜しくない、唯一無二の体験
このゲームは、音楽、グラフィック、そしてゲームシステム、
すべてにおいて「悪魔城ドラキュラ」の魅力を凝縮しています。
値段が高めですが、その価値は十分にあります。
これこそが、皆が愛した悪魔城ドラキュラなのです。
さあ、あなたも伝説のヴァンパイアキラー、シモン・ベルモンドとなって、
ドラキュラ城へ足を踏み入れてみませんか?
こちらから購入できます
