レトロゲームとマンガとももクロと

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半熟英雄 ファミコン版  スクウェア発の元祖バカゲー エッグモンスターの奥深さも最高

連打をすると強くなるのも単純で良い  エッグモンスターのシステムも最高

 

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[改めてプレイして、音楽の完成度の高さに気づく]

[半熟英雄   スクウェア   ファミコン] 

1988年発売  ジャンル アクション シミュレーション 参考価格980円

 

記事のネタバレ度  普通  

攻略に必要なプレイ時間  4時間

このゲームに対する世間の評価  スクウェアが贈る コメディー満載の戦略ゲーム

どんな人におすすめ?  シミュレーションゲームをお気楽に遊びましょう

バーチャルコンソールで配信あり

 

 

最近ではあまり聞きませんが

昔流行った小説のジャンルとして

「ハードボイルド」というジャンルがありました。

 

どんな時でも冷静で

感情に全く流されない

暴力的な人や、反道徳的な人たちの事を総称して

ハードボイルドと表現するのだそうです。

(松田優作さんの作品の数多くが、ハードボイルド作品だそうです。)

 

そんな、ハードボイルドの反対の言葉を表現すると

なんという言葉になるのか?

 

それが今回の半熟英雄なのかもしれませんね。

 

 

 

半熟英雄とはどんなレトロゲーム?

 

この半熟英雄(はんじゅくヒーロー)ですが

1989年にスクウェアから発売された

ファミコン専用のシミュレーションゲームでした。

 

ゲームの目的は

主人公の王子様を操りまして

全ての地域を制圧していくのが目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなシミュレーションゲームで

似たタイプのゲームで言いますと

簡易的な「伝説のオウガバトル」といった感じでしょうかね。

 

半熟英雄の売りは

何と言ってもコミカルな展開でしょうね。

まさに、元祖バカゲーといっても良い作品でした。

 

リアルタイムで進んで行く

一見すると難しそうなシミュレーションゲームに。

 

「たまご」という、強力なモンスターが生まれてくる

ファンタジーな要素を取り入れて

子供たちでも楽しめる様になっていたのは最高でしたね。

 

コミカルな要素を

「これでもか!!」とふんだんに盛り込んでいましたので

「シミュレーションゲームって、難しくて暗そう…」なんて

当時の風潮を破壊するには、画期的な作品でした。

 

敵の城を攻めて自分の領土を拡大して

 

自国の収入を底上げして

 

お金の力で切り札を購入しまくり

 

最後は全ての領土を制圧していく…そんなゲームでしたね。

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半熟英雄の感想でもあり レビューでもあり

 

[コミカルなのに、ゲーム性はしっかりと作られていて 素晴らしい]

 

本来のコミカルなゲームというのは

ゲームのバランスが、めちゃくちゃな場合が多いと思います。

 

「コミカルだから許してね♪」みたいな感じがプンプン匂ってきます。

 

しかし、この半熟英雄に関して言いますと

そんなふざけたゲームバランスでは有りませんでした。

 

しっかりとした、シミュレーションゲームの中に

上手くバカゲーの雰囲気が盛り込まれているんです。

 

めちゃくちゃに進めてしまうと

まったくクリア出来ないというのは

当時の子供たちには衝撃的だったのではないでしょうか。

 

なので、戦略ゲームとして遊んでいても最高。

バカゲーとしても、楽しい。

こんな不思議なゲームになっていました。

 

最初の頃は、自分の国には殆ど将軍がいませんので

いかに、苦しい時代を乗り切って、そこから最高の国になっていくのか?

という展開も熱く

 

何度クリアしても

また最初から遊びたくなるのが最高な所でしたね。

 

 

 

[シナリオ本数が少ない]

 

このゲームでは

「ストーリーモード」という物は存在せず

シナリオを選んで短い時間を遊ぶタイプのゲームでした。

 

しかし、このシナリオの数が

「たったの三本」しか用意されていなかったのが少し残念でしたね。

 

確かに、一本のシナリオをクリアするのに

だいたい一時間くらいは掛かるので。

 

他のゲームのシナリオに比べたら

結構なボリューム感と言っても良いのですが。

 

いくらなんでも

せめてもう二本は、シナリオが遊びたかったですね。

 

繰り返し遊べるゲームなので

シナリオが少なかったかも知れませんね。

 

 

 

[たまごというシステムが奥深い]

 

このゲームでは、たまごというシステムがありました。

 

たまごを使用することで

「エッグモンスター」という圧倒的な強さを誇るモンスターを召喚できました。

 

このゲームでは、相手の将軍を倒していきながら

敵陣の城を奪って行くのが目的です。

 

この将軍同士のバトルなのですが

「ボタンを連打して戦う」という何ともシンプルなゲームだったのですが。

 

相手の将軍が強すぎると、どうやっても勝つことは出来ません。

 

そんな時にエッグモンスターを呼び出して

ぼこぼこにして貰う訳です。

 

「兄貴、いっちょお願いします」的な感じです。

 

しかし、そんなエッグモンスターも

呼ばれれば、呼ばれるほど、どんどん弱体化していきます。

 

さっきまでは無敵を誇っていたモンスターが

次第に貧弱になって行きまして。

 

最後の方には

全くダメージを与える事が出来なくなりまして。

 

最終的には

もはやカスみたいなモンスターしか出てきませんでした。

 

このバランスが絶妙で

「意外ともう一回くらい、呼び出せたりしてね?」なんて甘い考えで

貴重なたまごを失ってしまうというのが、このゲームの上手い所でした。

 

エッグモンスターに頼り切って進むと

ピンチの時には、一切呼び出せなくなる。

 

こんな、シンプルだけど奥深いシステムが

今でも半熟英雄シリーズが愛される理由なのかも知れません。

 

 

 

半熟英雄のまとめ

 

こちらから購入できます

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

コミカルなんだけど

いい加減に進めてしまうと、完全にクリア不可能になってしまう。

 

可愛い顔をしながらも

実は奥深いゲーム性

 

こんな素晴らしさがありました。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

この半熟英雄は

ゲームの音楽も最高で

 

ステージの季節が変わる度に

「この曲も良いなあ」

「この曲も最高だな…」と思ったのでした。

 

この当時から、スクウェアのゲーム音楽の素晴らしさは

文句無しでしたね。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

今ではバーチャルコンソールで配信されていますので

興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

きっと半熟英雄の事を見直してくれると思います。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

完全な英雄には程遠い、未熟な主人公がとっても魅力的

それこそが、今急いで980円で買う理由です