映画から生まれた異色のアクションアドベンチャー

迷路って、いくつになってもワクワクしますよね。
子供の頃、テレビで巨大迷路が紹介されると
「絶対に行きたい!」と目を輝かせたものです。
その名残で、今でも細い路地裏を散歩するのが好きだったりします。
もし、そんな巨大な迷路をゲームで探索できるとしたら、
どんなに素晴らしい冒険が待っているでしょうか。
今回ご紹介するのは、まさにそんな夢を叶えてくれる一本。
そして、ただの迷宮探索ゲームではありません。
なんと、伝説のロックシンガー、
デヴィッド・ボウイが登場する異色のアクションアドベンチャーです。
その名も、『ラビリンス・魔王の迷宮』!
1987年に徳間書店から発売された、
ファミコン専用のアクションアドベンチャーゲームです。
これは単なるキャラクターゲームではなく、
知る人ぞ知る、ファミコン史に埋もれた名作アクションアドベンチャーです。
映画ファンもゲームファンも必見の、その奥深い世界に迫ります。
映画『ラビリンス』の世界をゲームで体験
本作は、1986年に公開された
ジム・ヘンソン監督のファンタジー映画
『ラビリンス/魔王の迷宮』をゲーム化した作品です。
映画では、デヴィッド・ボウイが演じる魔王ジャレスと、
女優ジェニファー・コネリー演じる主人公の少女サラが繰り広げる、
幻想的な世界での冒険が描かれています。
ゲームのストーリーは、映画本編のプロットを忠実に踏襲しています。
主人公の少女、サラ(ゲーム内では名前がありませんが)が、
ラビリンスの本を読んでいる最中に、
ついに弟を「魔王ジャレス」に連れ去られてしまいます。
彼女に残された時間はたったの13時間。
この時間内に魔王の迷宮を突破し、弟を救い出さなければ、
弟は永遠に魔王のものになってしまうのです。
この「13時間」という時間制限が、ゲームに独特の緊張感をもたらしています。
実際に13時間かかるわけではなく、
時間がどんどん減っていくシステムなのですが、
この貴重な時間が、なんと主人公のライフも兼ねているのです。
敵に攻撃を受けると、貴重な時間がガッツリと減らされてしまいます。
特に強力な敵の攻撃を受けると、一気に1時間も失うことも。
「さっきまでは余裕だったのに、強敵に挟み撃ちにされて時間が…!」
こんなスリリングな展開が、プレイヤーを飽きさせません。
ゲームシステムは、
横スクロールと見下ろし視点が切り替わるアクションアドベンチャー。
主人公の攻撃方法は、石を投げるという原始的なものですが、
連射ができないため、基本的には敵から逃げ回るのがセオリーとなります。
広大な迷宮の中からバラバラになった鍵のパーツを探し出し、
最後の迷宮へと挑んでいく。
ファミコンとは思えないほどの広大なマップは、初見ではまずクリアできません。
自分で地図を描きながら、少しずつ迷宮の全貌を明らかにしていく。
そんな古き良き時代のゲームの楽しみ方が、この作品には詰まっています。
デヴィッド・ボウイがゲームに!ゲーム音楽もファミコン屈指の名曲揃い
このゲームをプレイしてまず驚かされるのは、
そのゲーム音楽のクオリティの高さです。
映画本編でデヴィッド・ボウイが手掛けた名曲の数々が、
ファミコンの音源で美しくアレンジされています。
オープニングの曲、迷宮を探索する際の曲、そしてエンディングで流れる曲…。
どの曲もファミコンとは思えないほど完成度が高く、一度聴いたら忘れられません。
特にエンディング曲は、いつまでも聴いていたくなるほどの感動的なメロディで、
ファミコン屈指の名曲と言っても過言ではないでしょう。
そして、このゲームには、ファンにはたまらない要素がもう一つあります。
ラスボスとして登場する「魔王ジャレス」は、
映画でデヴィッド・ボウイが演じた姿そのものです。
ファミコンのドット絵で再現された彼の姿は、まさに伝説の魔王。
映画の雰囲気を完璧に再現したグラフィックと音楽が、
プレイヤーを『ラビリンス』の幻想的な世界へと引き込んでくれるのです。
隠された名作、その魅力とは
映画のゲーム化作品は、時に薄っぺらなものになりがちです。
しかし、『ラビリンス・魔王の迷宮』は、
そんな先入観を覆すほど丁寧に作り込まれた、隠れた名作です。
- 13時間という時間制限がもたらす緊張感
- 広大な迷宮を探索するワクワク感
- ファミコンの限界を超えた美しいゲーム音楽
- デヴィッド・ボウイ演じる魔王との決戦
これらの要素が、このゲームを単なるキャラクターゲームではなく、ファミコン屈指のアクションアドベンチャーへと押し上げています。
ゲームのボリュームも相当なものです。
ノーヒントでクリアしようとすれば、数十時間はかかるでしょう。
石を投げるだけのシンプルな攻撃方法と、
敵の攻撃でライフ(時間)がどんどん減っていくシビアな難易度。
アクションのテクニックと、広大な迷宮を攻略する根気が必要な、
まさに古き良き時代の作品です。
『ラビリンス』は、ゲームをプレイした後に、必ず映画を観たくなる。
そして、映画を観た後には、必ずゲームをプレイしたくなる。
そんな、ゲームと映画が互いの魅力を引き立て合う、奇跡的な関係にある作品です。
伝説のロックシンガー、デヴィッド・ボウイがファミコンに降臨した、
異色のアクションアドベンチャー。
ぜひこの機会に、この素晴らしい冒険に飛び込んでみてください。
こちらから購入できます
