レトロゲームとマンガとももクロと

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隠された必殺技が、ゲームの面白さを劇的に変える。スーパーファミコン『超悟空伝・覚醒編』は、挑戦者への最終試練だ。

隠された必殺技が、ゲームの面白さを劇的に変える。スーパーファミコン『超悟空伝・覚醒編』は、挑戦者への最終試練だ。

「このゲーム、なんて難しいんだ…!」

 

スーパーファミコンの黄金期に発売された

『ドラゴンボールZ・超悟空伝・覚醒編』は、多くのプレイヤーにそう思わせました。

 

前作『突撃編』から大幅に進化したバトルシステムと、

原作を忠実に再現した濃厚なストーリーは、ファンを熱狂させました。

 

しかし、その裏には、開発者が仕掛けた、ある「謎」が隠されていました。

 

今回は、このゲームがなぜ、

多くのプレイヤーに「強烈な思い出」として刻まれているのか、

そして、その謎を解き明かした先に待つ、究極のゲーム体験について、

徹底的に解説していきます。

 

 

冒険とバトルの完璧な融合、史上最も原作に忠実なRPG

 

『超悟空伝・覚醒編』の最大の魅力は、その「濃厚なストーリー」です。

 

これまでのドラゴンボールゲームでは、簡略化されがちだった

「マジュニア編」から物語がスタート。

 

天下一武道会での激闘から、サイヤ人襲来、

そしてナメック星でのフリーザとの最終決戦まで、

原作の物語を隅々まで丁寧に追体験できます。

 

まるで、アニメを観ているかのような臨場感。

 

キャラクターたちの心境の変化や、知られざるエピソードも描かれており、

「ドラゴンボールを読み込むための教科書」としても楽しめる、至高の一本です。

 

そして、物語を彩るのが、独特のバトルシステムです。

 

敵と遭遇すると、リアルタイムでコマンドを選択する、

アクション要素の強いバトルに突入。

 

プレイヤーは、「エネルギー」「パワー」「スピード」「カウンター」という

4つの攻撃方法を駆使し、

相手の行動に合わせて瞬時に判断を下す、

「後出しじゃんけん」のような戦略的なバトルを繰り広げます。

 

このシステムのおかげで、バトルは常にスリルと緊張感に満ちています。

 

「相手がカウンターを狙っている…!ここはスピードで攻めよう!」

 

「ナッパのパワー攻撃は強力だ…!カウンターで迎え撃つしかない!」

 

この手に汗握る駆け引きこそが、このゲームの真骨頂でした。

 

 

究極の3択、プレイヤーの決断が未来を変える

 

このゲームのもう一つの大きな特徴は、「セーブ回数の有限性」です。

 

物語の節目節目で、神龍が現れ、プレイヤーに究極の3択を迫ります。

  1. セーブをして、安全な冒険を続けるか?
  2. セーブを諦め、代わりに戦闘能力を上げるか?
  3. セーブを諦め、代わりに体力を上げるか?

 

これは、プレイヤーの「強さ」「リスク」に対する価値観を問う、

非常にユニークなシステムです。

  • 初心者:こまめにセーブをして、安全に物語を進める。
  • 上級者:セーブを我慢し、戦闘能力を上げて最強の戦士を目指す。

 

このシステムのおかげで、プレイヤーは自分のプレイスタイルに合わせて、

ゲームの難易度をカスタマイズできます。

 

しかし、その先に、多くのプレイヤーを苦しめた、ある「壁」が待ち受けていました。

 

 

絶望的な強敵「ナッパ」、そして隠された真実

 

物語の中盤、プレイヤーは「ナッパ」と対峙することになります。

 

彼は、これまでの敵とは比べ物にならないほど強力で、

多くのプレイヤーが、ナッパとの戦闘で敗北を喫しました。

 

なぜなら、ナッパは、プレイヤーのどんな攻撃にも対処できる上、

「必殺技」という、対処不可能な攻撃を放ってくるからです。

  • 他の攻撃は、後出しじゃんけんで対処できる。
  • しかし、必殺技だけは、どんなに頑張っても防ぐことができない。

 

「このゲーム、なんて理不尽なんだ…」

多くのプレイヤーがそう思い、何度も何度も敗北を繰り返しました。

 

しかし、このナッパとの死闘を繰り返す中で、

偶然にも、ある「操作方法」を発見します。

 

「特定のボタンを2つ同時に押すことで、自分も必殺技を出せる…!」

 

この事実を知った瞬間、ナッパの圧倒的な強さも、まるで紙切れのように崩れ去ります。

  • これまで、何十回攻撃しても倒せなかったナッパを、必殺技たった数発で撃破。
  • 必殺技は、他の通常攻撃に対しても、絶大な威力を発揮する。

この発見は、ゲームの難易度を劇的に変えました。

  • 必殺技の存在を知らないプレイヤーは、セーブを犠牲にして、必死にレベル上げをする。
  • 必殺技の存在を知っているプレイヤーは、圧倒的な力で敵をねじ伏せる。

このゲームは、「説明書を読まずにプレイする者」に、

意地悪な難易度を突きつけていました。

 

しかし、この「謎」と「発見」の体験こそが、

このゲームを単なる「キャラクターゲーム」ではなく、

「ゲーマー魂を試す、究極の試練」へと押し上げたのです。

 

もし、あなたが「ドラゴンボール」のファンならば。

 

もし、あなたが「挑戦」を求める真のゲーマーならば。

 

『超悟空伝・覚醒編』は、

あなたの期待を遥かに超える体験を与えてくれるでしょう。

 

さあ、あなたもコントローラーを握り、

あの日の熱い戦いを、そして隠された真実を、その目で確かめてみませんか?

 

 

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