レトロゲームとマンガとももクロと

レトロゲームとマンガとももクロと

FC版まじかるタルるートくん 自分の欲望がそのままゲームの難易度に繋がる そんなアクションゲーム

自分の欲望が そのままダイレクトに難易度に繋がる

 

f:id:retogenofu:20161107155453j:plain

[欲張るとなかなかステージを攻略出来ない…でも欲張る]

[まじかるタルるートくん・ファンタスティックワールド  バンダイ  ファミコン]

1991年発売  ジャンル アクション  参考価格260円

 

記事のネタバレ度  高め  

攻略に必要なプレイ時間  3時間

このゲームに対する世間の評価  足場を食べる事ができる  不思議だね

どんな人におすすめ?  骨太なアクションゲームが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

先日たこ焼きを作っていました。

 

今の時代というのは

ハイテクな機械もあるもので

 

たこ焼きのほかにも

焼き鳥と焼肉が出来るという夢の様な機械でした。

 

しかし、そんな豪華な性能を持っているのに

結局はたこ焼きにしか使ってないのが現状です。

 

そんな、自家製たこ焼きパーティーの良いところは

たこ焼きに入れる材料を、好き勝手に無茶が出来るという事でしょうか。

 

普通のたこ焼きなら

ウインナーを入れるくらいでしょうが

もう好き勝手に入れていいのです。

 

チョコレートだろうが

ジャムだろうが

梅干しだろうがなんでもOKです。

 

そして、熱々のたこ焼きを食べている時に思いました。

 

「あれ?なんで、たこ焼き器を買ったんだっけ?」と。

 

そして、導き出した答えが

「まじかるタルるートくんのゲームをやって買ったんだ!!」と。

 

 

そんな今回の、プレイした後、直ぐにたこ焼き器を買いに走った 名作アクション

まじかるタルるートくんの感想です(*’▽’)

 

 

 

まじかるタルるートくんってどんなレトロゲーム?

 

このまじかるタルるートくんですが

1991年にバンダイから発売された

ファミコン専用のアクションゲーム作品でした。

 

大人気漫画「まじかるタルルートくん」のゲーム化作品で

一大たこ焼きブームを巻き起こすほどの、国民的な漫画でした。

 

ゲームの目的は

原作漫画の世界感を

上手く表現したステージをクリアしていきまして。

エピソードを体験していくのが目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアクションゲームで

似たタイプのゲームで言いますと

「スーパーマリオ3」の様な横スクロールアクションでした。

 

 

そのステージ事に

エピソードが決まっていまして。

 

そのエピソードを体験しながら、進んで行くアクションゲームです。

 

最大の特徴的としましては、お助けアイテムの存在でした。

 

水中で素早く動ける様になるアイテム

 

ちょっとだけ無敵になるアイテム

 

スピードとジャンプ力が上がるアイテム

 

最も凄いアイテムでいうと

「使った瞬間にゴール目前まで運んでくれる、チート級のアイテム」など

魅力的なアイテムを使いながら進んで行く作品でした。

 

 

ステージには、お金の代わりになる

たこ焼きが落ちているので

必死にたこ焼きを集めて、お店でお助けアイテムを購入するというのが

まじかるタルるートくんの最高に面白いシステムでした。

 

 

可愛いタルるートくんを操作して

原作漫画のストーリーを追っていく。

 

そんな

漫画のストーリーを知らなくても楽しめる

漫画のストーリーを知っていれば更に数倍楽しめる

バンダイの隠れた名作ゲームなのでした。

 

 

 

まじかるタルるートくんの感想でもあり レビューでもあり

 

[欲張るのか… それとも欲張らないのか…  うん!欲張る!!]

 

このゲームですが

ゲームの難易度で言いますと、相当難しいアクションゲームです。

 

ファミコン特有の

「難しいゲームほど喜ばれる」という風潮を

そのまま難易度にした作品でした。

 

そうなって来ると

ステージをクリアする為に

お助けアイテムをバンバン使っていく展開になっていきます。

 

 

そんなお助けアイテムは

たこ焼きを使用して購入するのですが。

 

この「たこ焼き」にこそ

まじかるタルるートくんの悩ましい問題が

隠されていました。

 

 

このゲームにおいて、たこ焼きという存在は

「お金の役割」でもあり、「ステージの足場役割」でもあるんです。

 

最初のステージでは、特に気にもせず

足場の代わりであるたこ焼きを、もりもり食べていきます。

 

しかし、このたこ焼きばかりに集中していると

敵の攻撃に、あっさりとやられたり

足場が無くて遠くまでジャンプできないなど

難易度がどんどん上昇して行きました。

 

 

たこ焼きを無視すると

意外と簡単にクリア出来るステージも

 

たこ焼きを取っていこうとすると、途端に難しいステージになる。

 

このバランスが絶妙で

「この難しさなら、たこ焼きを食べても良いな」とか

「この難易度なら、たこ焼きを無視して、直ぐにクリアしたほうが良いな」など

自分のアクションテクニックで、難易度を選べるのが楽しかったですね。

 

 

お金を足場にして、安全に進んで行くのか?

 

お金を食べて、足場を減らして勝手に難易度を上げるのか?

 

こんな人間の欲望を上手く表現している

素晴らしすぎるアクションゲームなのでした。

 

 

 

[たこ焼きが無くなること…それはイコール死]

 

このゲームですが、プレイしてビックリ

セーブ機能付きです。

 

しかも、ステージセレクトの場所なら

どこでもセーブが出来るという、新設設計でした。

 

なので

難しいステージをクリアしたらセーブ

ボス戦の前にはセーブ

お母さんにご飯だって呼ばれたからセーブ

なんて感じでセーブをしながら進んで行けます。

 

 

しかし、このセーブ機能に最大の問題があります。

 

セーブ回数が決まっているんです。

 

「あと2回」みたいな感じで

これが無くなるともうセーブが出来ません。

 

しかし、救済措置がちゃんとあります。

 

それこそが、たこ焼きで購入するという事なのです。

 

このゲームにおいては

セーブ回数すらたこ焼きで購入する訳ですね。

 

つまり、変な場所でセーブしてしまうと

大変なことになるんです。

 

残機もない

たこ焼きもない

セーブ回数もない

残っているのは、とてもじゃないけどクリア出来ない

激ムズステージ。

 

なんてことが頻繁に起こる訳です。

 

なので、序盤から計画的にたこ焼きを集めないと

6時間かけて辿り着いた、ステージ7でやり直すはめになるんです。

 

 

後半のステージに行けば行くほど

残機も、お助けアイテムも、セーブ回数すらも、カツカツで進んで行くのが

ファミコン屈指の、難しいゲームの正体なのでした。

 

シンプルなアクションゲームでありながら

経営シミュレーションの様に

後半の為に考えて行動するのが意外と楽しく

 

「やっぱり難しいゲームって面白いんだな」と思えたのは

名作ゲームたる由縁なのかも知れませんね。

 

 

 

このゲームが好きな人にお勧め

 

システムが似ているのが

「スーパーマリオ3」でしょうかね。

 

まじかるタルるートくんは

スーパーマリオ3の数倍難しいゲームでしたがね。

 

 

 

まじかるタルるートくんのまとめ

 

こちらから購入できます

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

このゲームを久しぶりにプレイしてみましたが

今やっても面白く

今やってもとんでもなく難しいゲームでした。

 

バックアップも残っていて

ステージ7の途中で力尽きて止めていましたね。

 

おそらくステージ1から、ゴリ押しでたどり着いたら

地獄の様な世界だったのでしょうね。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

アクションゲームなのに

後半のステージの為に

コツコツと節約していかなければならない

 

こんな厳しさも最大の魅力でしたね。

 

6時間かけたデータが

何の役にも立たない

こんなスパルタこそが最高でした。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームを遊んだあとには

必ずたこ焼きを食べたくなります。

 

だったら、たこ焼き屋さんの目の前に

ファミコンとセットで置いておけば

売上が上がるのではないでしょうか

 

それほどの魅力があったのでした。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

アクションゲームなのに、計画性が大事な作品

それこそが、今急いで260円で買う理由です