レトロゲームとマンガとももクロと

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世界はあたしでまわってる・PSP  クエストが面倒だって?だったら、無しにすればいいじゃん!

クエストが面倒だって?だったら、無しにすればいいじゃん!

ここ数年でプレイしたRPGの中でも、

特に面白かったのがこの作品でした。

 

プレイしている間は常に幸せで、まさに奇跡のようなゲーム体験でした。

 

全てのRPGにこのシステムを搭載すべきだ、と心から思えるほどの傑作。

それが、『世界はあたしでまわってる』です。

 

 

最弱のお姫様が、世界をわがままに動かすRPG

 

『世界はあたしでまわってる』は、

2009年にPSPで発売されたRPGです。

 

DS版のパワーアップバージョンとして登場し、

DSでしか遊べなかったこの名作が、ついにPSPでも楽しめるようになったのは、

多くのファンにとって朗報でした。

 

ゲームの主人公は、

地位、名誉、財産、すべてを兼ね備えたお金持ちのお姫様アンジェラ

 

彼女は舞踏会で出会ったレベル99の冒険者に冷たくあしらわれ、

彼に認めてもらうため、ドタバタ大冒険を繰り広げます。

 

ストーリーはコメディ要素満載ですが、

アンジェラが成長していく姿は、王道RPGとしても純粋に楽しめます。

 

 

RPGの常識を覆す「わがまま」システム

 

このゲームを傑作たらしめているのは、

今までのRPGではありえなかった「わがまま」システムです。

 

冒険経験ゼロの最弱のお姫様アンジェラは、

その辺にいるモンスターにも勝てません。

 

しかし、彼女はこんな状況を、わがままで解決します。

  • 「敵のレベルを下げなさい!」
  • 「敵を強制的に追い払いなさい!」
  • 「勝てないなら、勝てるようにすればいいじゃない!」

 

「世界はあたしでまわってる」と本気で思い込んでいるアンジェラの、

このとんでもないわがままが、奇跡の力となって彼女を助けてくれます。

 

わがままシステムはこれだけではありません。

  • 「経験値を2倍にしなさい!」
  • 「お金を2倍にしなさい!」
  • 「アイテムを100%落としなさい!」

といった、誰もが一度は夢見た「わがまま」が、このゲームでは現実になります。

 

経験値が2倍になればガンガンレベルが上がり、

お金が2倍になれば常に最新装備でいられます。

そして、レアアイテムも100%ドロップするので、コレクションも捗ります。

 

これまでのRPGのお約束をすべてぶち壊し、

「自分の好きなように冒険できる」という、これまでにない楽しさがありました。

 

 

ステータスアップは食事でOK!無限に強くなれる快感

 

PSP版では、

「光のプリンセス」「闇のプリンセス」という

2つの属性を切り替えるシステムが追加されました。

 

光のプリンセスはレベルアップ時のステータス上昇が高く、

闇のプリンセスはステータスは低いものの、強力なわがままを使えます。

 

一見すると、闇のプリンセスは不利に思えますが、

このゲームにはそれを補って余りある「お食事システム」があります。

  • 冒険から帰ってきたら、お腹を空かせたアンジェラを食堂へ。
  • 好きな料理を食べさせて、ステータスを上げる!

このシステムが本当に最高でした。

 

宿屋に泊まるだけでお腹が空くので、

お金がなくなるまで延々と食事をして、ステータスを上げることが可能なのです。

 

例えるなら、『ドラクエ』の「力の種」がお店で無限に買えるようなものです。

  • モンスターを倒して、経験値、お金、アイテムを稼ぐ。
  • 経験値でレベルを上げ、お金で食事をしてステータスを上げ、アイテムを売って食費を稼ぐ。

この繰り返しが、異常なほど楽しく、時間を忘れて熱中してしまいます。

 

「あと5レベル上げたら寝よう」と言いながら、

気づけば15レベルも上げてしまう。

 

プレイしても、プレイしても、全く苦にならない。そんな奇跡のRPGでした。

 

 

魔法が最強!敵を瞬殺する快感

 

このゲームを最後までプレイして感じたのは、

魔法が圧倒的に強いということです。

 

序盤は攻撃力ばかり上げていましたが、

物語が進むにつれて「あれ?魔法強すぎじゃない?」と思うようになりました。

 

敵は4体で襲ってくることが多いのに対し、

こちらのパーティーはアンジェラとスライムの2人。

 

この圧倒的な数の暴力を打破するために用意されていたのが、「全体魔法」でした。

 

ドラゴンクエストのイオナズンのように

、広範囲に大ダメージを与える全体魔法。

 

これを、わがままを使って100%先制攻撃で放てば、

敵はものの3秒で消し炭になります。

 

もし敵が残ってしまっても、

賢さが上がる料理を食べまくれば、簡単に火力を上げることができます。

 

「あとHPが5残ってるな…賢さを5上げて、次のターンで瞬殺しよう!」

 

こんなシンプルな思考で、どんどん強くなれる。

この快感が、このゲームの最大の魅力の一つでした。

 

 

究極のわがまま、それは…

 

このゲーム最大の売りは、やはり「わがまま」システムです。

  • 経験値が少ないなら、敵のレベルを上げて稼ぐ。
  • 強すぎるボスには、相手のレベルを下げて挑む。

まるでゲームクリエイターになったかのような、型破りな遊び方ができます。

 

しかし、究極のわがままはこれだけではありません。

 

それは、「クエストを完全無視する」という荒業です。

 

「リンゴを5個取ってきて」「モンスターを30匹倒してきて」といった

お使いクエストを、「面倒だからなかったことにしちゃおう」と、

ゲームのイベントを無視して先に進むことができるのです。

 

誰もが一度は思ったであろう「クエストなんていらない」という疑問を、

ゲーム制作者自身が解決してくれている、そんな潔さがこのゲームにはありました。

 

 

完璧なゲーム、ただ一つの欠点

 

『世界はあたしでまわってる』は、

ここ数年でプレイしたゲームの中でもトップクラスに面白い、最高のゲームです。

 

しかし、たった一つだけ欠点がありました。

 

それは、クリア後のやりこみ要素がほとんどないことです。

 

モンスター図鑑を完璧に埋めたい…そう思っていましたが、

ラスボスを倒してしまうと、二度と冒険ができなくなる可能性があります。

 

私はラスボスの手前でセーブデータを2つ残していたので事なきを得ましたが、

何も知らないままラスボスを倒してしまうと、

その後何もできなくなってしまうので、注意が必要です。

 

最高に中毒性のあるゲームシステムを提供しておきながら、

クリア後のやりこみ要素がないのは、本当に惜しい点でした。

 

しかし、逆に言えば、

やりこみ要素がなくても延々とレベル上げやお金稼ぎを楽しめるほど、

このゲームのシステムは秀逸なのです。

 

 

なぜ遊んでほしいのか?

絶対に損はさせません。RPG好きなら、今すぐにでもプレイすべきです。

 

なにがそんなに面白いのか?

たった15時間のプレイ時間で、最初から最後までずっと幸せな気分にさせてくれます。

 

今急いで買う理由ってあるの?

このゲームは1500円という手頃な価格で手に入ります。

 

「安すぎるからつまらないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、

心配いりません。

 

序盤の地味さを乗り越えれば、このゲームの面白さは爆発します。

 

「全てのRPGは、このゲームシステムを参考にしてほしい」と心から思えるほど、

画期的なシステムです。

 

この最高のRPGが話題にならないのは、本当に悲しいことです。

 

この機会に、ぜひプレイしてその素晴らしさを体験してみてください。

 

 

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