ちょっとした好奇心でズルズルと…
[最初はお肉を焼くだけのゲームだったのですがね]
[モンスターハンターG カプコン プレイステーション2]
2005年発売 ジャンル アクション 参考価格300円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 70時間
このゲームに対する世間の評価 この作品から 伝説が知れ渡って来たのかな?
どんな人におすすめ? モンハン好きには 少しだけスパルタかも知れませんね
ゲームアーカイブスで配信無し
あなたのもっとも好きなゲームは?と聞かれたら
「ウィザードリィ・リルガミンサーガ」と答えますが。
最も長くプレイしているゲームは?を聞かれたら
「モンスターハンターシリーズ」と答えます。
そんな今回の、モンスターハンターシリーズに、初めて触れることが出来たゲーム
モンスターハンターGの感想です。
モンスターハンターGとはどんなレトロゲーム?
このモンスターハンターGですが
2005年にカプコンから発売された
プレイステーション2用のアクションゲームでした。
モンスターハンターGとの出会いは
伊集院光さんのラジオ番組でした
「最近モンスターハンターというゲームをやっててさ~」
「ストーリーを進めないで、肉ばっかり焼いて遊んでるよ…」そんな風な紹介でした。
それを聞いた私は
もう居ても立っても居られない状態になり
次の日にはゲームショップに走っていましたね。
しかし、残念ながらモンスターハンターは全て売り切れており
結局そのタイミングではゲット出来ませんでした。
それから数ヶ月後に
モンスターハンターの、全ての要素がパワーアップして発売されたのが
今回のモンスターハンターGでした。
この時は、「絶対に逃すまい」とだいぶ前から予約をして購入しました。
そんな初めてのモンハンとの出会いでしたね。
ゲームの目的は
新米ハンターとなりまして
さまざまな沢山のクエストをこなしながら
一人前のプロハンターを目指すと共に
全ての装備を作り出すのが目的でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなアクションゲームに
これでもかとやりこみ要素を詰め込んだ作品でした。
モンスターハンターというゲームに
ストーリーという物はほとんどありません。
モンスターと人間が共存している
とても原始的な世界で
さまざまなクエストをクリアしていき
最強のハンターを目指していく…そんなゲームです。
初めてのモンハンの印象は
正直パットしないゲームでした。
この頃のモンハンという作品は
まだまだメジャーなタイトルではなく。
どちらかというと
骨太アクションが好きな人のために作られた
ディープな作品でした。
ですので、
周りにはモンハンの情報を共有できる人が居なく
「はたしてこのゲームは面白いのだろうか?」といった感想でした。
しかし、流石はモンスターハンター
徐々に楽しくなってくるんです。
最初は、アクションの動きもぎこちなかったのに
ゲームに慣れてくると
まるで自分の分身の様に操れます。
そうなると
がぜんモンスターハンターの面白さにはまっていく訳です。
ゲームの流れとしては
「肉を取ってこい」や「キノコを取ってこい」
こんな簡単なクエストを受けます。
そんなクエストを繰り返し
お金と素材を貯めて行きます。
お金と素材を使って
少しだけ性能が良い武器や防具を作ります。
その装備を使用して
今までは見かけただけで逃げ出していた
凶悪なモンスターに、挑んで行く…。
こんなゲームの流れでした。
レベルや魔法などの概念は無く
自分自身のアクションテクニックと
性能の良い武器を集めるコツコツ感で
圧倒的な強敵を退治していく
こんなシンプルさも最高でした。
今なお大人気シリーズとして君臨している
モンスターハンターの原点を体験するには
これ以上ない作品でしたね。
モンスターハンターの感想でもあり レビューでもあり
[モンスターハンターなのに、オフラインでも充分楽しめます]
この当時は
私の家にインターネット環境がありませんでした。
つまり、モンスターハンターの醍醐味である
「みんなで一緒にワイワイ楽しむ事」が一切できませんでした。
しかし、モンスターハンターGというゲームは
オフラインでも最高に楽しいんです。
目標の武器を作る
目標の防具を作る
モンスターを倒してお金を稼ぐ
自分の家を大きくする…なんて感じで
オフラインだけでもやれる事が大変多く
結果的には
「オフラインなのに200時間遊んでしまう」という
とてつもない時間を、モンスターハンターGに捧げるのでした。
今でこそ
ネット環境がなくても友達とプレイできますが
初めて友達とプレイした時は
本当に面白いゲームだなと思いましたね。
[双剣の使い方に気付いた時の あの興奮は忘れられません]
前作のモンスターハンターには無くて
今作のモンスターハンターGにあったシステムが
「G級モンスター」という最強のモンスターと
「双剣」というド派手な武器の追加でした。
G級モンスターは
「もっと凶悪なモンスターを倒したいな」という要望に応えたモンスターで。
「4人で挑まないと倒せないのでは?」というほどの
圧倒的な強さのモンスターと戦う事が出来ました。
もう一つの双剣という武器ですが
他の武器は
片手剣や大剣、ハンマーなどの
とても原始的でシンプルな武器だったのですが。
そんな原始的な世界に
「両手に小さな剣を二刀流する」という
宮本武蔵のような、ド派手な武器が追加されたことによって
モンスターハンターの世界が変わりました。
今までは
ガードをしながらじりじりと攻めていたのに
双剣では
「防御なんて知りません」とばかりに猛攻を仕掛けます。
今までは、4回位切るのが最高だったのに
双剣では、10回位連続で切り付ける事が出来ます。
そして、その圧倒的なスピードで
モンスターのライフを一気に減らすことが出来ました。
しかし、双剣の扱いは本当に難しく
直ぐに、武器の切れ味が悪くなってしまう
スタミナゲージがどんどん減っていき
モンスターの攻撃をほぼ間違いなく食らう
こんなマイナスポイントが
沢山のプレイヤーが、双剣を諦める理由になっていました。
しかし、切れ味が悪くなって来たのならば
砥石で研げばいいですし
スタミナゲージが無くなるのであれば
肉を食いまくってマックスで維持すればいいだけですからね。
こんなシンプルさに気づいた瞬間に
世界が変わりましたね。
今ままでは20分かかっていたモンスターが
双剣ではたったの7分で終わる
こんな感じで、モンスターハンターの世界が
ガラリと変わりますので
双剣に慣れた瞬間から
もう100時間は
新鮮な気持ちで遊ぶ事が出来ましたね。
今のシリーズでは
どんどん双剣が弱体化していますが
あの、異常なまでの強さを忘れられないために
今でも、双剣から強化していくのかも知れません。
[自給自足がつらい]
モンスターハンターGの最大の特徴は
自給自足です
回復アイテムも売っていません
スタミナ回復アイテムも売っていません
必要なアイテムが
ビックリする位ほとんど売ってないんです。
モンスターハンターは
モンスターとハンターの命をかけた勝負ですから。
出陣するときはアイテムをフルに活用して戦います。
そんなゲームでしたので
使用頻度が高いアイテムほど入手が難しく。
「モンスターを倒すのには40分」なのに
「モンスターを倒す準備に120分かかる」なんて事が良くありました。
「オンラインに行けば、沢山の回復アイテムを買える」と教えられても
「ネット環境が無くて、オンラインに行けません」というジレンマこそが
モンスターハンターGの悲しい思い出でもあります。
ちなみに、モンスターハンターGのGという部分も
オフラインでは全く出てきませんので
「いつかG級のモンスターと戦いたいな…」と枕を濡らしましたね。
[自分の力で攻略法を発見しよう]
今ではインターネットを開けば
どうやって効率的にダメージを与えることができるのか?
このモンスターにはどんな属性が効きやすいのか?
どのポイントに行けば、レアな素材を集める事ができるのか?
なんて沢山の情報を手に入れることができます。
しかし、遊んでいた当時は
自力で発見するしかありませんでした。
このコツコツ感が本当に楽しかったです。
モンスターを倒すことで素材が手に入ります
モンハン初心者の私は
特に注意深く観察する事は有りませんでした。
しかし、この素材にこそ
モンスターを倒すための情報が詰まっているんです。
素材を入手しますよね
そうすると、そのモンスターに関連する装備がお店に並びます。
ここで、そのまま購入出来るのであれば
普通のゲームでしかありません。
お店に並んでいるけど
決まった素材を集めないと購入できない
このシステムこそがモンハンの醍醐味でした。
初心者の私としては
防御力の数値だけを見て満足していた訳です。
「あの装備の方が強いから、はやく素材を集めよう」みたいな感じで。
しかし、属性という存在に気づいた瞬間に
モンハンの世界がガラリと変わりました。
装備ごとに
その属性には強い
その属性には弱い
こんな数値が決められていました。
そして、この属性こそが
そのモンスターの弱点がまるわかりになるシステムだったわけです。
ゲリョスというモンスターが本当に嫌いでした。
倒すのに20分は掛かっていたでしょうか。
しかし、防具の属性値を見てみると
とんでもなく火に弱いことが分かります。
そこで、火属性の武器で挑んでみました。
「ちょっとでも短縮できるかな?」こんな感じで。
まさかの10分で討伐という
今までの苦労は何だったの?という凄さでした。
(ここに双剣のチート性能が加われば、さらに短縮できました)
そこから、モンスターの弱点に着目して
効率的に遊ぶようになったわけですね。
今までは、属性なんて無視して
ただ原始的に斬りつけていただけなのに。
この瞬間から、モンスターの弱点を攻めるために
考えながら遊んでいくのでした。
ゲリョスの弱点である火属性の武器を作るために
火を吐くモンスターのリオレウスを狩りに行きたい。
そのリオレウスの弱点が水属性なので
ガノトトスという水に住んでいるモンスターを狩りに行きたい。
そのガノトトスの弱点が雷属性なので
雷を吐き出すフルフルというモンスターを狩りたい。
そのフルフルの弱点が火属性なので
リオレウスを狩らなければいけない。
こんなじゃんけんの様な矛盾を
効率的に組み立てていく事こそが
自分で攻略法を考えるという楽しさなのでした。
苦手なモンスターの弱点の武器を作るために
その元となるモンスターに有効な武器を作る。
そりゃあ200時間も余裕で遊べるよね。
[やりこみゲームが好きな人におすすめ]
ウィザードリィの様に
最強装備を集めたりするのが好きだったり
アトリエシリーズの様に
大自然でアイテムを拾うのが好きな人にお勧めです。
アクションゲームなのにやりこみ要素が豊富
こんな要素が伝説のゲームになった理由なのかも知れませんね。
モンスターハンターGのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
ちなみに、モンスターハンターGを購入してから
初代のモンスターハンターを購入しましたが。
結局、ほとんどやりませんでした。
いちおう肉は沢山焼きました。
ですので、モンスターハンターGこそが
私にとっての記念すべきモンハンスタートなのでした。
初めてのモンハンで200時間遊んでしまう
そんな伝説を体験して欲しいと思います。
なにがそんなに面白いのか?
今のモンハンには無い
圧倒的な難しさこそが、最大の魅力でしょうね。
中ボス程度のモンスターを倒せただけで
その日は興奮しっぱなし。
こんなゲーム他に無いよね。
今急いで買う理由ってあるの?
最も好きなゲームは
ウィザードリィ・リルガミンサーガ
最も遊んだゲームは、
モンスターハンターシリーズ
そんな原点の作品なのでした。
今では、かなり遊びやすくなった
Wii版のモンスターハンターGを遊ぶことができますので。
(アイテムの持てる所持数がアップしたり、新たな追加要素など)
最近のモンハンは歯ごたえが無いな
こんなモンハンの天才にこそ遊んでほしいです!!
今日も
レトロゲームとマンガとももクロと
をお読みくださりありがとうございました
オフラインでも200時間は余裕です
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