レトロゲームとマンガとももクロと

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ウィザードリィ・生命の楔 DS インチキ要素一切なしの 泣けるウィザードリィ

ダンまちやゴブリンスレイヤーが好きならば 絶対に遊んでほしい作品

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[両親の仇を討つために シーフの主人公が凶悪なダンジョンに挑んでいく]

[ウィザードリィ・命の楔  Genterprise  ニンテンドーDS]

 

2009年発売  

ジャンル 3DダンジョンRPG 

参考価格  3710円

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間 本編はだいたい30時間 隠しも込みで100時間くらい?

どんな人におすすめ  ファンタジー系のアニメが好きならば 絶対に楽しめます

 

 

最近は色々なゲームの感想を書いています

 

retogenofu.hatenablog.com

retogenofu.hatenablog.com

retogenofu.hatenablog.com

retogenofu.hatenablog.com

 

 

過去の記事も読んでもらえると嬉しいです

 

 

今回感想を書きたいなと思ったのが

「ウィザードリィ・命の楔(くさび)」です。

 

少し前までは、

メガドライブミニのゲームを遊びまくっていましたが

 

「ウィザードリィも遊びたいな」と思いましたので、

一旦メガドライブミニを中断して、今回のウィザードリィ・命の楔を遊びました。

 

すぐに終わると思ったんですけどね

 

毎日遊んでも2週間以上かかりましたからね

 

ボリューム感で言えば、

数あるウィザードリィの中でもトップクラスだったかもしれません。

 

 

そんなウィザードリィ・命の楔が

 

どんな内容になっていて

 

どんな部分が面白かったのか?を書いていきたいと思いますので

 

購入する時の参考にしてみて下さい

 

 

そんな今回の インチキ要素一切なしの 手に汗握るガチウィザードリィ

ウィザードリィ・命の楔の感想です( `―´)ノ

 

 

 

 

ウィザードリィ・命の楔とはどんなレトロゲーム?

 

このウィザードリィ・命の楔ですが

2009年にGenterprise(ジェンタープライズ)から発売された

ニンテンドーDS専用の3DダンジョンRPGでした。

(ドカポンキングダムなどのメーカーだそうです)

 

 

そんなゲームの目的は

 

両親の仇を討つために

 

個性豊かな仲間たちとともに、凶悪なダンジョンに挑んでいく

 

戦士でもなく

 

侍でもなく

 

騎士でもなく

 

盗賊が主人公という

 

なかなかの珍しい作品になっていました。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックス3DダンジョンRPGで。

 

複雑な要素が一切ない、

昔ながらのウィザードリィライクになっていました。

 

 

2009年発売の作品ですからね

 

経験値をお金で買うとか

 

壊れたがらくたを集めて、装備を作成するとか

 

色々な要素が含まれるのが当たり前だった時代だと思いますが。

 

そこをあえて拒否して、

昔ながらのウィザードリィを楽しんでもらう

 

こんな意気込みを感じることができました。

 

 

そんなシンプルなウィザードリィなのですが、

このゲームならではも用意されていまして。

 

今の時代のプレイヤーにも、

ちゃんと楽しめるようになっていました。

 

 

まずビックリするのが

「リアルタイム」のシステムでしょうか。

 

ダンジョンが生きています

 

火が噴き出したり

 

大きな鎌がぶらんぶらんしていたり

 

大きな岩が転がってきたり

 

リアルタイムでトラップが発動するようになっていまして、

インディージョーンズになった気分にさせられます。

 

トラップ以外にも、

様々な要素が用意されていまして

 

ゴーレムという、守護神がいて

つかまってしまうと、そのフロアの最初に戻されてしまうとか

 

上から屋根が降りてきて、

つぶされる前に脱出経路を発見しなければならないとか

 

ウィザードリィでありながら、

アドベンチャーゲームのような体験もできるというのが、

今作の魅力の一つだったと思います。

 

 

次に面白かったのが、

呪文やスキルを、お金を出して買うというシステムでしょうか。

 

今までのウィザードリィならば、

レベルアップで呪文やスキルを勝手に覚えていきました。

 

そんなシステムとは違い、

お金を出して呪文やスキルを買っていく。

 

こんな面白いシステムに変更されていました。

 

ウィザードリィ1の小説でもありました

貧乏なエルフが、パンを買うのを我慢して呪文の大辞典を買う

 

そんな憧れのシステムが、

遂に本当のウィザードリィにも搭載されました。

(簡単に説明すれば、昔ながらのファイナルファンタジーのシステムでしょうか)

 

お金を必死に稼いで

 

憧れだった強力な呪文を覚える

 

もうたまりませんよね。

 

なので、

ウィザードリィ1の小説が好きだった方には、

ぜひとも遊んでほしいなと思います。

(覚えられる呪文やスキルはレベルによって解禁されるので、いきなり強力な呪文を覚えられるわけではありませんでした)

 

 

そして、

最も重要で、

最も印象的だった部分で言いますと、

「インチキ要素一切なしの、手に汗握るガチウィザードリィ」だったという所でしょうか。

 

ウィザードリィというゲームは、

RPGとしてはかなり珍しく、いろいろなタイミングでセーブされます。

 

キャンプを開いたとき、とか

 

街に帰った時、とか

 

どこかでセーブをするというわけではなく、

常に細かくセーブされている印象です。

 

そんなシステムですので、

ヤバかったらリセットすればいいわけです。

 

トラップ解除に失敗したら、リセット

 

敵に首を斬られたら、リセット

 

レベルを下げられたら、リセット、

 

なんて感じで、

緊張感で言えば、あまりなかったと思います。

 

 

そんなシステムが、嫌だったのかもしれません。

 

リアルタイムのシステムを導入しているのに、

リセットボタン一つで、全てなかったことにできるわけですからね。

 

そこだけは絶対に阻止したかったのだと思います。

 

 

じゃあどうすればいいのか?

 

 

街でしかセーブをできなくすればいいんです。

 

宿屋でしかセーブをできなくすることによって

全ての行動に慎重になります。

 

首を斬るモンスターを優先して倒すとか

 

ヤバいトラップだったら、あえて宝箱を開けないでスルーするとか

 

冒険の緊張感で言えば、

どのウィザードリィよりも凄かったです。

 

 

ただ、ここまでならば、

「マニアモード」という機能で、

今までのウィザードリィでも体験できました。

 

違うんです、そんなのは始まりに過ぎないんです。

 

その他の要素も、

かなり玄人向けになっているからこそ

 

インチキ要素一切なしの

手に汗握るガチのウィザードリィを楽しむことができたんです。

 

 

まずビックリしたのが、

キャラクターを生き返らせるときに、

強制的にセーブされます。

 

ウィザードリィの凄いところは、

キャラクターの蘇生に二回失敗すると、キャラクターが消滅することです。

 

一回目は灰になり

 

二回目は消失してしまう

 

そんな恐怖感を

最大限味わってもらうために、

蘇生する前に、強制的にセーブさせられるわけです。

 

今までならば、

「ヤバいロストした!!!」でも、

リセットすれば、無しにできました。

 

しかし、今作ならば、

「ヤバいロストした!!!」で、リセットしても、

もう遅いです。

 

ロストした状態から始まります。

 

このロストの恐怖があるだけで、

冒険の緊張感が跳ね上がりますからね。

 

この強制セーブを考えた人は天才だったかもしれません。

 

 

一応の抜け道としては、

蘇生呪文はセーブされませんので、

蘇生呪文を覚えたら、怖くはなくなるのですが。

 

私はミスをして、

レベル60の魔術師をロストしましたので、

油断をしないで遊んでほしいなと思います。

 

 

最後に最も困った部分を紹介したいと思います。

 

今までのウィザードリィにほぼすべて搭載されていて、

今作にだけ搭載されていないものとは?

 

 

転移呪文です。

 

一度でも行ったことがある場所に、瞬時に移動する

 

ウィザードリィで最も好きな呪文です。

 

最近のウィザードリィならば、

「転移呪文を覚えてからが本番」といってもいいくらいですからね。

 

転移呪文があるからこそ、

マニアモードでも頑張れるのだと思います。

 

そんな転移呪文がなくなっていまして。

 

全て自力で移動しなければならないという、

なかなかのガチさになっていました。

 

ただ、ちゃんと優しさも用意されていまして

 

各階にショートカットが用意されているので、

一度ショートカットを開放すれば、次の階にはすぐ行くことができますし

 

エレベーターが用意されているので、

エレベーターを起動すれば、各界の移動は楽になっていますし

 

5階進むごとにワープが解放されるので、

次からは、そのフロアに簡単に移動できるようになりますし

 

転移呪文がない分、

他のウィザードリィよりも、

かなり優し目に調整されていたと思います。

 

思いますが、

後半になればなるほど、どんどんフロアの難易度が上がっていきますからね。

 

ダンジョン探索の辛さで言えば、

ウィザードリィの中でもトップクラスだったと思います。

 

 

リアルタイムでトラップが発動して

 

お金を払って、呪文やスキルを覚えて

 

セーブは宿屋でしかできなくて

 

蘇生に失敗すると、問答無用でロストして

 

転移呪文がないので、ガチで探索しなければならない

 

このゲームを

大まかに説明すると、こんな感じだと思います。

 

ただ、こんな説明ですと、

「めちゃくちゃ難しいのかな?」と思いがちですが。

 

本編までは、わりと簡単です。

 

ウィザードリィの初心者でも、

わりと簡単にクリアできるレベルだと思います。

 

と言いますか、

初めてのウィザードリィはこの作品でもいいと思います。

 

そのくらい、

面白さと苦労と恐怖のバランスが完璧だったと思います。

 

「ウィザードリィをもっと好きになってほしい!!」こんなパワーが、

ゲーム全体に溢れていましたからね。

 

初めてのウィザードリィを体験するのであれば、

今作を最もお勧めしたいと思います。

 

 

インチキ要素一切なしの

 

手に汗握る泣けるウィザードリィ

 

そんな奇跡を体験してください

 

 

 

ネタバレしないで遊びたい方は お先にどうぞ

 

 

3710円

 

 

 

ウィザードリィ・命の楔の感想でもあり レビューでもあり

 

[この作品をアニメ化すればいい そんな物語の凄さ]

 

ゲームの基本的なことは書きましたので、

物語的な事と、隠しダンジョンについて書きたいと思います。

 

新鮮な気持ちで遊びたい方は、注意して進んでください。

 

 

このゲームでも最も賛否が分かれる部分で言いますと、

「キャラクターが最初から居る」でしょうか。

 

ウィザードリィの良いところで言いますと、

キャラクターへの感情移入度が半端ないところだと思います。

 

名前を決めて

 

種族を決めて

 

性格を決めて

 

職業を決めて

 

自分だけの冒険者を作成する

 

このシステムがあるからこそ、

キャラクターへの感情移入度が半端ないのだと思います。

 

そんな作品とは少し違いまして、

今作に関して言えば、

用意されたイベントキャラクターで冒険に出かけると思います。

 

キャラメイクも一応用意されていますが、

ほぼすべての人がイベントキャラを使うと思います。

 

他のウィザードリィならば、

用意されている冒険者を使うことはほぼないのですが。

 

今作は、イベントメンバーで最後まで進みましたからね。

 

ここら辺は、賛否あった部分だと思います。

 

 

どうしてイベントキャラで進むのか?

 

 

物語が良かったからです

 

両親の仇を討ちたい主人公

 

蘇生の極意を学びたい僧侶

 

行方不明の妹を探したい戦士

 

村正を求める侍

 

なんて感じで、

冒険者ごとにダンジョンに潜る目的がありまして。

 

他の作品以上に、

イベントキャラに感情移入できるようになっていました。

 

 

それに加えて、

各フロアごとに、冒険者のイベントが用意されていまして

 

アニメを見ているかのように、

ゲームを楽しむことができました。

(冒険者をパーティーに加えていなくても、イベントは発生します)

 

20階のフロアがあって

 

各フロアには何かしらのイベントが用意されていて

 

進めば進むほど

 

潜れば潜るほど

 

他人だった冒険者たちがどんどん団結していく

 

この流れが本当に素晴らしく

このままアニメにしてほしいくらい、物語が素晴らしい作品なのでした。

 

 

もしかしたら初めてかもしれない

 

泣けるウィザードリィをどうぞ

 

 

 

[隠しダンジョンの難易度が半端ないので ギブアップします]

 

本編で言いますと、

比較的簡単な作品です。

 

首を斬ってくるモンスターもいますが、

レベルを下げてくるモンスターは登場しないので、

絶望するという難易度ではありませんでした。

 

比較するのもあれですが、

前回遊んだ「ウィザードリィ・アスタリスク」の100分の1くらいだと思います。

 

 

なのですが、

そんなのは本編までです。

 

クリア後のダンジョンの難しいことと言ったらもう、

泣きたくなるくらいの難易度でしたね。

 

物語の素晴らしさに泣き

 

あまりの難易度の高さにもう一度泣く

 

二度泣けるウィザードリィでした。

 

 

たった2フロア進めるのに、

13時間かかりましたからね。

 

隠しダンジョンからは、

ウィザードリィ・アスタリスク並みに、難しかったかもしれません。

 

 

例えば、目の前に穴が五つあったとします。

 

そこに行くまでに、だいたい15分かかります。

 

当たりは一つです

 

当たりを引けば、次の部屋に進めます

 

ハズレを引いたらどうなるのか?

 

そのフロアの最初に逆戻りです。

 

これが、そのフロアで完結しているのならば、

それほど苦労はしません。

 

しかし、二つで一つのフロアになっていまして。

 

上の階と下の階を行ったり来たりしながら進んでいきます。

 

これが何を意味するのか?

 

そのたびに、エネミーポイントが復活します。

 

そのフロアだけならば、エネミーポイントは復活しないけど

 

フロアを移動してしまうと、エネミーポイントは復活してしまう。

 

まあ辛かったです。

 

 

これが、他のウィザードリィならば、それほど苦労はしません。

 

 

どうしてか?

 

 

リセットできるからです。

 

転移呪文があるからです。

 

ハズレの穴に入ろうが、リセットや転移呪文で即解決です。

 

しかし、そんなインチキを

開始一秒で封じることで

 

隠しダンジョンの難易度が、

本編の100倍ぐらいに跳ね上がったわけです。

 

リセットや転移呪文がないというだけで、

こんなにもウィザードリィが難しくなるわけですからね。

 

やっぱり製作者は天才でしたね。

 

 

ちなみにですが、

私は23階でレベル60の魔術師をロストしまして、

完全に心が折れました。

 

ウィザードリィ史上、

いや、RPG史上、ありえないくらいの酷い仕掛けが用意されていまして。

 

所見プレイでは、

まず間違いなく絶望するようになっていますので。

 

これからこのゲームを遊ぶ方は、

地獄の23階に注意して遊んでみてください。

 

 

本編までは、天使のような優しさだったけど

 

クリア後からは、悪魔のような仕掛けで精神を破壊しに来る

 

ガチのウィザードリィ好きが作った、

究極の隠しダンジョンを堪能してください。

 

 

 

 

ウィザードリィ・命の楔のまとめ

 

私は、

「ダンまち」とか「ゴブリンスレイヤー」とか、

ウィザードリィっぽいアニメが大好きなのですが。

 

あの感動が、

このゲームにはあったと思います。

 

ウィザードリィに物語がいるのか?と言われれば、

別になくても問題はないとは思います。

 

自分自身で、脳内で物語を作れるのが、

ウィザードリィの最も素晴らしい部分だと思います。

 

変な物語ならば、無いほうがましです。

 

しかし、今作は物語の素晴らしさも

魅力の一つだと思うんです。

 

物語の部分だけを見ても

「最後まで遊んでよかったな( ;∀;)」と、思えますからね。

 

物語重視のRPGが好きな方は、

ぜひとも遊んでみてください。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

 

物語で泣けて 隠しダンジョンの難易度にも泣ける

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