悪魔城ドラキュラのスリルを原始人で! 『フリントストーン』

現代における「宝探し」とは、レトロゲームを発掘することなのかもしれません。
昔は安価だったゲームが、
ある日突然、価値が急騰し、レアソフトとして扱われるようになる。
そんな奇跡的な体験が、レトロゲームの世界にはあります。
今回ご紹介するのは、
10年前までは手頃な価格だったのに、
気づけばとんでもないプレミア価格になっていた、奇跡のアクションゲームです。
大人気海外アニメがファミコンでアクションゲームに!
1992年にタイトーから発売されたファミコン専用アクションゲーム
『フリントストーン』。
このゲームの原作は、1960年代に大ヒットしたアメリカのアニメです。
日本では『恐妻天国』や『ほのぼの家族』といったタイトルで何度も放送され、
多くの人々に愛されました。
そんなホームコメディを、
まさかのアクションゲームにしたのが、本作なのです。
ゲームのあらすじは、
平和に暮らしていたフリントストーン一家が、
未来から来た悪の科学者に飼っていた恐竜を連れ去られてしまうところから始まります。
主人公の原始人フレッドは、
壊れたタイムマシンのパーツを集め、悪の科学者を倒すため、
未来の世界へと向かう旅に出ます。
ゲームシステムは、『悪魔城ドラキュラ』を彷彿とさせる、
オーソドックスな横スクロールアクションです。
ジャンプとこん棒を使ったシンプルな攻撃に加え、
石斧やパチンコ、卵爆弾といった強力なサブウェポンも使用可能。
まるで、原始人版『悪魔城ドラキュラ』とでも言うべき、骨太なアクションが楽しめます。
お金が全ての原始時代
このゲームのユニークな点は、
「お金」が非常に重要な要素になっていることです。
敵を倒すとコインを落とし、
このコインでサブウェポンを購入したり、特殊な形態に変身したりできます。
- 高くジャンプするのにお金が必要。
- 大空を滑空するのにお金が必要。
- 水中を素早く泳ぐのにお金が必要。
原始時代なのに、とにかくお金がなければ何もできないという、
非常にリアルな世界観が描かれています。
『悪魔城ドラキュラ』が「ハート」という愛が必要なゲームだとすれば、
『フリントストーン』は「お金」という現実的な愛が必要なゲームだったのです。
また、本作は『ロックマン』のように、
どのステージから攻略するかを自由に選べるシステムでした。
苦手なステージは後回しにして、
変身能力をすべて手に入れてから挑むなど、
初心者でもクリアしやすい親切な設計になっています。
即死ジャンプの連続こそが、このゲームの醍醐味!
このゲームを久しぶりにプレイした際、
改めて感心させられたのが、「即死ジャンプ」の連続でした。
主人公は原始人ですが、ジャンプ力はいたって普通。
いや、普通のアクションゲームよりも少しジャンプ力が低いかもしれません。
「このくらいの距離なら届くでしょ!」と思ってジャンプしたら、
崖に届かず落下死。
しかし、わずかでも着地点に触れれば、崖につかまってよじ登ることができます。
このシビアなジャンプが、このゲームの面白さの核になっています。
エンディングを見るまでに、およそ2時間半かかりましたが、
その間に落下死した回数は、数え切れません」。
ステージが進むにつれて、
ジャンプ先に敵が待ち構えていたり、絶妙なタイミングでトラップが発動したりと、
プレイヤーを何度も奈落の底に突き落とします。
それでも、コンティニュー回数が無限だったのが救いでした。
「ジャンプの連続こそが、アクションゲームの王道なのだ」と、
フリントストーンに改めて教えられた気がします。
価格が10倍に! なぜこんなに値上がりしたのか?
私がこのゲームを購入したのは、今から15年ほど前でした。
当時の価格は1500円程度で、レアソフトというわけではありませんでした。
しかし、どんどん値上がりし、
今では1万円を超えるプレミア価格になっています。
その背景には、レトロゲームの「海外需要」の増加があります。
海外アニメを原作としたゲームソフトは、
海外のコレクターにとって非常に人気が高いのです。
『シンプソンズ』や『マーベル』シリーズのゲームも、
かつてはそれほど高価ではありませんでしたが、今では高値で取引されています。
多くの在庫が海外へと流出し、
日本国内での流通量が激減した結果、価格が高騰したのです。
もし、あなたがレトロゲームショップで海外アニメのゲームソフトを見かけたら、
ぜひ手に入れてみてください。
数年後には、第二のレアソフトになっているかもしれません。
フリントストーンは、大人気アニメを原作としながらも、
アクションゲームとして非常に高い完成度を誇る傑作です。
即死ジャンプの連続というスリルを、ぜひ一度体験していただきたい名作です。
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