レトロゲームとマンガとももクロと

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花の慶次の感想 やる気が無い時に読みたい戦国時代のヒーロー漫画!?

ぶっ飛んでいる漫画なのかと思いきや…

 

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[やる気が無い時に読みたい、元気が出る漫画] 参考価格2300円

[花の慶次  原哲夫  全18巻]

1990年発売 集英社 ジャンル  少年歴史漫画

 

 

最初の単行本をちょっとだけ読んで、

あまりの怖さにギブアップ宣言してしまう事というのは結構あります。

 

 

デビルマンも途中でギブアップしてから、読み直しましたし、

アドルフに告ぐも途中でギブアップしてから、読み直しました。

 

 

そんな今回の、あまりの怖さにギブアップしてしまいましたが、

改めて、全巻揃えてから読み返してみると、とんでもない名作漫画だった

花の慶次の感想です(*’▽’)

 

 

 

花の慶次とはどんな漫画

 

この花の慶次ですが、

1990年に集英社から発売された少年歴史漫画でした。

 

 

この漫画の作者は、北斗の拳や蒼天の拳でお馴染の原哲夫さんで、

歴史小説を元に、少年ジャンプ的なヒーロー漫画を書くという作品でした。

 

 

漫画のストーリーは、

傾奇者と呼ばれ世間に反抗している、戦国時代の暴れん坊の前田慶次が、

戦国時代という、最も魅力的で危険に満ち溢れた時代を生き抜いていく、

歴史ヒーロー漫画でした。

 

 

最初は、子供っぽいところの多かった慶次が、

色々な人間と触れていく事によって、人間的に成長していく、

読んでいて、とんでもなく元気が湧いて来る凄い作品なのでした(^◇^)

 

 

 

花の慶次の感想

[最初はヒーロー漫画、後半はヒューマンドラマ]

 

この花の慶次を読んだ時は、

とんでもなく残酷な漫画だと思っていました。

 

 

というのも、最初の展開でいうと、

強敵が現れる、慶次がその場面に乗りこんで行く、一撃で強敵を葬る…。

といった一連の流れでした。

 

 

これが、同じ作者の北斗の拳の場合でいうと、

強敵が現れる、ケンシロウが乗りこんで行く、とんでもなく苦戦する、

北斗の奥義を使用する、一撃で強敵を葬る…という流れになる物です。

 

 

しかし、今回の花の慶次に関していうと、

慶次よりも強い存在が居ないという、ビックリの展開なので、

あった瞬間に、一撃で葬ってしまうという凄さがありましたね。

 

 

なにせ、最初の頃の方では、

慶次が大きな槍を、横に薙ぎ払っただけで、

数十人の首が飛んでいくというバイオレンスさでしたからね、

最初の段階で、脱落してしまう人も多かったと思われます。

 

 

と言いますか、私も最初の印象で、読むのを止めていた派でしたね。

 

 

しかし、長い年月が経ち、

改めて、全巻揃った状態で読み始めて見るとどうでしょうか、

そんな展開は、序盤の数冊だけで、後半のストーリーの展開は、

戦国時代の人間関係を濃密に描いた、ヒューマンドラマに変わって行きましたね。

 

 

最初は暴れまくっていた、野獣の様な前田慶次が、

後半では、冷静に状況を判断する優しい人間になっていくというギャップが、

たまらなく心に響いてきまして、

「花の慶次ってこんな素晴らしい漫画だったんだ…」と衝撃を受けたのを覚えています。

 

 

ハッキリ言いますと、漫画の最初の展開でいうと、

大きな槍を持っている、戦国時代のケンシロウといっても過言では無い作品だと思います。

 

 

しかし、漫画の後半では、

本当に起こった歴史の設定に沿いながら、リアリティーのある漫画が進んで行くので、

歴史漫画としても充分に楽しめる作品でしたね。

 

 

そんな、野獣の様な前田慶次を知っているからこそ、

最後の巻の優しい前田慶次を見たときに、心から感動してしまうのでしょうね(*´Д`)

 

 

[残酷さには注意が若干の必要]

 

そんな感動的な漫画なのですが、

やはり、残酷さに関していうと、他の漫画に比べたら、

かなり激しい部類の漫画ではあると思いますね。

 

 

なにせ、漫画が始まっていきなり出てくるのが、

死体の耳を削ぐ、小さな女の子という、とんでもないキャラクターですからね。

 

 

その後も、腕が吹っ飛ぶ、首が吹っ飛ぶ、内臓が飛び出るなどの、

戦闘シーンの残酷描写が物凄いので、

「良くこの漫画が、少年ジャンプという雑誌で連載していたな」と、

集英社の懐の深さにビックリしましたね(/ω\)

 

 

 

花の慶次のまとめ

 

この漫画を全巻集めるのには相当苦労しましたね。

 

 

なにせ、最初はヒーロー漫画的なノリで進んで行くので、

わくわくしながら、単行本を購入して居た人も多かったと思われます。

 

 

しかし、後半になるに連れて、どんどんヒューマンドラマ的な展開へと進んで行くので、

単行本が、あまり売れなくなっていったと思われます。

 

 

その結果、後半の感動できる場面が読みたいのに、

前半の単行本しか売っていないという、辛い現象になってしまっていたので、

最後の数冊を集めるのには相当苦労しましたね。

 

 

後に完全版が出たので、それも集めていたのですが、

単行本には載っていない、当時のリアルな歴史観が載っているなど、

オリジナル版でも楽しめる、

完全版で大きなベージで読んでも楽しめる作品でしたね。

 

 

何故かうちには、全巻セットが二セット存在している程大好きな漫画 

花の慶次の感想でした(*^▽^*)