レトロゲームとマンガとももクロと

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ウィザードリィエンパイア GB版 初めて自分の信念を曲げた 強烈なウィザードリィ

あなたのウィザードリィ愛が試される リトマス試験紙

 

[ウィザードリィ好きには絶対に遊んで欲しい 大当たりの作品]

[ウィザードリィエンパイア  スターフィッシュ  ゲームボーイカラー]

1999年発売  

ジャンル 3DダンジョンRPG

参考価格 ソフトのみ  1100円   完品状態 2000円

 

記事のネタバレ度  主要な部分は書かないけど 結構高め

攻略に必要なプレイ時間  20時間

このゲームに対する世間の評価  バグさえなければ もっと売れた

どんな人におすすめ  ウィザードリィ好きには絶対に遊んでほしいかな

 

 

最近アドバンスSPを買いました。

 

どうして買ったのか?

 

この作品を遊びたかったからです。

 

アドバンスは持っています。

 

アドバンスのアダプターも買いました。

 

しかし、画面の暗さが辛いです。

 

だったら、アドバンスSPを買ったほうがいいですよね。

 

だって、ウィザードリィですからね。

 

数十時間は遊べます。

 

その数十時間という時間を、

画面の暗さで悩むくらいならば、

アドバンスSPを買えばいいですよね。

 

なので、この機会に買いました。

 

 

天地創造を寝ながら遊びたくて、

スパボーイSを購入したように。

 

真っ暗闇でも遊べるように、アドバンスSPを購入する。

 

それくらいの魅力がこの作品にはあったのでした。

 

 

そんな今回の 自分自身のルールを 生まれて初めて捻じ曲げた

ウィザードリィエンパイアという神ゲーの感想です。

 

 

retogenofu.hatenablog.com

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ウィザードリィエンパイアとはどんなレトロゲーム?

 

このウィザードリィエンパイアですが、

1999年にスターフィッシュから発売された、

ゲームボーイカラー専用の3DダンジョンRPGでした。

 

この作品に出会うはるか前に、

ウィザードリィエンパイアのプレイステーション版を遊んでいます。

 

ですので、プレイステーション版が

エンパイアの初代だと思っていました。

 

しかし、実はゲームボーイカラー版が初代だったんですね。

 

そんな事を、発売日を調べて気づきました。

 

 

そんなゲームの目的は

 

ダンジョンの地下深くには、

魔界の皇帝が潜んでいる。

 

その魔界の皇帝を討伐したものには、

多額の報奨金と王国の継承者の資格を与える。

 

そんな噂を聞きつけた冒険者たちが、

世界中から集まってくる。

 

そんな冒険者となり、

深すぎるダンジョンに潜って行く。

 

果たして、無事に魔界の皇帝を倒すことができるのか…。

 

こんな王道の目的になっていました。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスな3DダンジョンRPGで。

 

昔ながらのウィザードリィを楽しむことができました。

 

名前を決め

 

性別を決め

 

性格を決め

 

ボーナスポイントを決め

 

職業を決め

 

6人の冒険者を作成し

 

深すぎるダンジョンへと冒険出かける。

 

モンスターを倒せば、

経験値とお金と財宝をゲットすることができ。

 

その繰り返しで、

少しずつ進める距離を伸ばしていく。

 

王道のウィザードリィライクRPGを楽しむことができました。

 

 

このゲームの特徴で言いますと

 

マップが勝手に記録される、

オートマッピングのシステム

 

普通に攻撃するか、命中率重視か、ダメージ重視かを選べる、

特殊な攻撃方法

 

宿屋に泊まればライフが全快する、

今までのウィザードリィとは違うシステム

 

アイテムとモンスターの図鑑があって、

アイテムの効果や未発見の種類を教えてくれる親切さ

 

こんな部分が、

今までのウィザードリィとの違いだったでしょうかね。

 

ちなみにですが、

エンパイアシリーズお馴染の、

「寄付をして経験値を買うシステム」は、まだ登場していませんでした。

 

 

このゲーム最大の特徴で言いますと、

「隠し職業が用意されている」という部分なのですが。

 

エンディングまで進めてから気づいたくらいですので。

 

クリア後のおまけ程度に考えてください…。

 

 

1999年の作品とは思えないほどの、

とてもシンプルなウィザードリィ

 

しかし、その熱中度はシリーズ屈指

 

この作品に出会って、もっとウィザードリィが大好きになった

 

ウィザードリィ愛が試される、

絶対に遊んでほしい作品なのでした。

 

 

 

 

ウィザードリィエンパイアの感想でもあり レビューでもあり

 

[初めて自分のウィザードリィルールを破る]

 

私がウィザードリィを好きになったきっかけは、

ウィザードリィの小説を読んでからでした。

 

そのあまりの面白さに、

一気にウィザードリィの虜になりました。

 

 

そんな始まりでしたので、

キャラクターの名前を決める時は、その小説のキャラクターにしています。

 

戦士のケイン

 

女戦士のバイオレット

 

戦士のノーディック

 

エルフの魔術師シルヴィ

 

司祭のネルソン

(本当は僧侶)

 

盗賊のニトロキッド

 

なんて感じで、

この6人のキャラクターを、

全てのウィザードリィで使用しています。

 

ですので、

今回のウィザードリィエンパイアでも、

もちろんそうしました。

 

といいますか、

ウィザードリィが好きな人にとっては、

当たり前の行為だとおもいます。

 

長年の相棒と一緒に、エンディングを迎える。

 

これこそが、ウィザードリィが愛される理由だと思います。

 

 

しかし、そんな相棒たちを、

遂に裏切ってしまいました。

 

 

それはどうしてなのか?

 

 

途中で仲間になるキャラクターが、

とてつもなく強いからです。

 

 

この作品ですが、

イベントという物がほとんどありません。

 

他の作品で言いますと

 

キーアイテムをゲットして、次の階の扉が開く

 

NPCと会話して、イベントが進む

 

謎解きを解いて、先のマスに進める

 

なんて感じで、

ただ冒険するのではなく、各地にイベントがありました。

 

そんな作品とは少し違いまして、

基本的には、延々とダンジョンを潜って行きます。

 

階段を見つける事が、その階のゴール。

 

こんなシンプルさです。

 

ちょっとしたイベントもあるにはあるのですが。

 

無視して進んでもいいので、

おまけ程度と考えて貰っても構いません。

 

 

そんな作品の、最大のイベントこそが。

 

「仲間を探す」という部分になると思います。

 

シークレットドアをあけた向こうに、

ポツンと冒険者が立っている。

 

この要素があるからこそ、

マップを隅々まで埋めたくなる訳ですね。

 

 

本来ならば、

「階段を見つけたから、次の階に行こう」です。

 

しかし、

「もしかしたら、どこかに仲間が居るかも?」となりまして。

 

意味も無く、

ダンジョンの空白を塗りつぶして行きたくなるんです。

 

この要素こそが、このゲームの最大のイベントでした。

 

 

どうしてそんなに重要なイベントのか?

 

 

めちゃくちゃ強いからです。

 

 

他のウィザードリィでもありました。

 

ダンジョンに仲間がいる事が。

 

その場合は、

自分たちと同程度、もしくは少し強め

こんな感じでした。

 

ですので、

「だったら、別に入れなくてもいいかな?」となる訳です。

 

だって愛着がありますからね。

 

少しくらいのレベルの差ならば、愛情でカバーできました。

 

 

そんな作品たちとは違いまして、

まあ強いです。

 

こっちのライフが50とかの時に、

仲間になったキャラは150とかです。

 

しかも、

こっちが覚えていない魔法をガンガン覚えています。

 

仲間のキャラで、魔法のネタバレを喰らう。

 

斬新なウィザードリィになっていました。

 

 

その結果どうなるのか?

 

 

仲間を見つける

 

ノーディックを外す

 

仲間を見つける

 

バイオレットを外す

 

仲間を見つける

 

ケインを外す

 

仲間を見つける

 

ネルソンを外す

 

なんて感じで、

オリジナルメンバーがほとんどいない、

なんの愛着も無いパーティーになっていましたね。

(シルヴィとニトロで進んで、後半はネルソンも再加入させました)

 

 

正直言いまして、

この仲間たちが、ゲームバランスを破壊していると思います。

 

しかし、どうしても入れたくなってしまうんです。

 

どうしてかって?

 

 

めちゃくちゃ強いから。

 

 

その圧倒的な魅力には勝てないから…。

 

 

 

チートキャラをガンガン仲間にして、サクサク進むのか

 

長年の愛情を取って、困難な道を進むのか

 

あなたのウィザードリィ愛が試される、

リトマス試験紙的な作品なのでした。

 

 

 

[前半と後半の難易度の違いが とんでもない]

 

この作品ですが、

前半の難易度は本当に簡単です。

 

仲間が強いというのもありますが、

マップが覚えやすかったり、嫌なトラップもほとんど配置されていません。

 

同じスターフィッシュが発売している、

「エルミナージュゴシック」なんて、地図を軽く1000回は見ました。

 

そんな作品とは違い、

マップを見なくても、目的地まで簡単に進めます。

 

このストレスのなさは、最高でしたね。

 

 

ですので、とてつもなくサクサク進みました。

 

「あれ?これって10時間位でクリアできるんじゃない?」です。

 

 

まあ、そんなわけないですね。

 

 

スターフィッシュなのだから。

 

 

後半のステージが鬼の様に難しくなっていまして。

 

軽く1000回は地図を見ました。

 

トラップに次ぐ、トラップ

 

ワープに次ぐ、ワープ

 

まあ凄かったです。

 

 

ステージも難しいのですが、

出現するモンスターもとんでもないことになっていまして。

 

気を抜いたら即全滅するシビアさになっていました。

(十数年ぶりに、救助隊を育成しました)

 

 

前半でウィザードリィの楽しさを教えてくれて

 

後半でウィザードリィの辛さを教えてくれる

 

初心者にこそ遊んでほしい、お勧めのウィザードリィでした。

 

 

 

[Aボタンを連打してはいけない]

 

この作品ですが、

めちゃくちゃメッセージのスピードが速いです。

 

ですので、サクサク進みます。

 

しかし、ここに気を付けて下さい。

 

 

地下8階でレベル上げをしていました

 

すると、急にお墓が目の前に出現しまして。

 

そのまま全滅しました。

 

「え?ライフにも余裕があったと思ったけど?」です。

 

 

ここで、十数年ぶりに

救助隊を育成しなければならなくなったわけです。

 

他の作品ならば、

お金を払うことで、仲間を探してきてくれたりするのですが。

 

この作品にはありません。

 

ですので、2時間くらい育成しまして、

救助に向かった訳です。

 

少しだけ運が良かったのが、

新しい仲間と交換していたので、残ったメンバーが2人居たことでした。

 

その他にも、

エレベーターがありましたので、

キーアイテムだけを取りに行けばよかったのは幸いでした。

(それでも、そのキーアイテムを取るためにレベル上げは必須でしたが)

 

 

どうして急に全滅したのか?

 

 

マヒです。

 

全体攻撃のマヒです。

 

そのマヒを運悪く全員食らいまして、

一瞬でお墓になっていました。

 

と言いますのも、

このゲームでは、マヒがかなり強くなっていまして。

 

1ターンで全滅する可能性がある訳です。

 

「どうせ雑魚だしな」からの

 

「Aボタン連打でいいかな」からの

 

「え?なんでお墓がでてるの?」となり

 

軽くパニックになる。

 

ここまでが、この作品の黄金パターンなのかもしれません。

 

お墓が出現した時点で、既にセーブされていますので、

初めての敵と戦う場合は、

絶対にAボタンを連打しない事を心に誓ってください。

 

 

レベルが100でも全滅する可能性がある

 

そんなウィザードリィの厳しさを、久しぶりに思い出したのでした。

 

 

 

 

ウィザードリィエンパイアのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか

 

この作品の評価が上がっていないのは、

細かいバグが多いからだと思います

(順番が入れ替わると、ステータスが交換してしまうなどなど)

 

その部分さえ我慢すれば、

かなり優秀な作品だと思います。

 

後半に進むほど、

アイテム集めとレベル上げが楽しくなっていきますので。

 

ウィザードリィとしては満点です。

 

プレイ時間もそれほど長くありませんので、

お気楽な気持ちで遊んでみて下さい。

 

 

なにがそんなに面白いのか

 

どうやってこの強敵を倒すのか?

 

この考える時間が最高でしたね。

 

ボスは倒せるのに、お供のドラゴンが全く倒せない。

 

そこから5時間レベル上げましたからね。

 

倒せないならば、レベルを上げるしかない。

 

このシビアさも、最高のご褒美です。

 

 

今急いで買う理由とは

 

私は、ウィザードリィに物語を求めていません。

 

あっても嬉しいですが、

無くてもなんの文句もありません。

 

しかし、今作のエンディングを見ることで、

「物語があってもいいかな」とあらためて思いましたね。

 

エンディングを見た後に、

もっとウィザードリィが大好きになる。

 

そんな最高のエンディングを、

今すぐにでも見てほしいなと思います。

 

 

他のウィザードリィのエンディングはほとんど覚えていないけど

 

この作品のエンディングは一生忘れない

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

ダンジョンに強すぎる仲間がいる 新感覚のウィザードリィ

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