人間が持ってる不思議な力
古美術商の人が言っていた不思議なお話。
古美術商の人が、最近全然美術品が売れないと悩んでいたそうです。そこで考えだしたある作戦が。
二つの、同じようなツボを並べておきます。色も同じ。形も同じ。指で弾いたら音まで同じ。そんなそっくりなツボを二つ。
違うのは値段だけ。しかもそんなに差はなかったそうです。
それをどうするかと言うと、そのツボを使ったちょっとしたクイズ大会です。
ルールは簡単。高い方を当てたらそのツボをあげます。
結果はどうなったか?
参加した五組中、高いツボを当てたのがなんと四組!!
今まで美術品に全く興味が無かった人達が、ズバリ当てたそうです。何でも、真剣に見てるとだんだん違いがわかってくるとか。全く知識が無くても、人間の不思議な力で良い方を選ぶんだそうです。その感覚をつかむと急に美術品が楽しくなるんだそうです。みんなが真剣に取り組んだ結果なんでしょうね。
え?古美術商は只でツボをあげて損してるんじゃないかって?
全然そんな事は無かったそうです。むしろ高いツボ当てた人達が、新たなお客さんになってくれたそうです。美術品コレクター魂に火がついたとか。ついさっきまで美術品に何て全然興味が無かったのに。
なので人は、真剣に何かにチャレンジしてみると、今までに無い力が溢れてくるそうです。自分にプラスになると思えば更に効果的ですね。
例えば?お店でどっちの料理を頼もうかなぁとなったら、真剣に悩んで下さい。
必ず良い方を選べると思いますよ。
本当に真剣ならね(^○^)