今週のお題「好きな小説」
私の人生に影響を与えた本でいいますと
ウィザードリィというゲームを題材にした小説、
ウィザードリィ１・狂王の試練場・大出光貴
学園に転校してきた不思議な美少女の謎に迫っていく
六番目の小夜子・恩田陸
星新一さんの中で最も感動する作品が載っている
未来いそっぷ・星新一
この三作品が、
私の人生を大きく変えてくれました。
そうなると、どうなるのか？
自然と、それに似た作品ばかりを好きになってしまうんですね。
ダンジョンに出かける冒険小説を片っ端から買いまくりましたし
不気味な学園ミステリーを買いまくりましたし
面白い短編集を買いまくりました。
そんな中で、
今作がどのジャンルに属するのかと言いますと、
完全に六番目の小夜子です。
三月以外の転入生は学園に破滅をもたらす
こんなうわさが流れている全寮制の学園に、
なぜか二月に転入してきてしまった主人公が
個性豊かな仲間たちと共に
学園で巻き起こる様々な事件に迫っていく。
六番目の小夜子を、１０倍くらいどんよりさせた作品になっていました。
とにかく嫌な目に遭わされ続けますからね。
ハードな世界名作劇場として最高に楽しかったです。
六番目の小夜子の場合は、
不気味な雰囲気を漂わせながらも、
高校生の爽やかな青春も同時に味わうことができまして。
ミステリー小説でありながら、後味すっきりだったのですが。
今作の破壊力たるや、とんでもないですからね。
漫画のホムンクルスを読んだ時の様な
朝ドラの月曜から木曜くらいまでの様な
こちらのやる気と体力をガチで奪いにくる、
そんな物語の奥深さに、完全に心奪われていくのでした…。
六番目の小夜子を
よりハードに
よりディープに
よりミステリーにしたらこうなる
恩田陸さんの小説の中でも、
ベスト３に入るくらい大好きな一冊です( ｀―´)ノ
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